今回紹介するのは「追放された聖女ですが、どうやら私が本物です! 前世薬師は”癒し”の薬で救いたい!」です。
~あらすじ~
イルリア王国には、国が危機に瀕した際に「聖女」という、「大神フェアリージュ」に愛され国を救う奇跡の力を与えられた存在がいました。
「エミリア・シーマ」は、生まれたときに聖女としての託宣を受けましたが、19年間何の力も発現しませんでした。
突如現れた「シエナ・キシル」という女性が、「瘴気」にかかった人を治療したので、シエナこそが癒しの力を持つ聖女だと言われるようになりました。
エミリアは聖女ではないと判断され、イルリア王国の第二王子である「メイソン」に婚約破棄と追放を言い渡されました。
良かった点
①ローガンという頼れる存在がいること
本物の聖女だとしても、常識的に考えたら一人で生きていくことは不可能だと思ったので、ローガンが付いてくることでその辺りの事情に整合性が取れていて良かったです。
②偽物(シエナ)のキャラクターが悪役っぽくない点
1巻時点では、シエナが性格が悪かったり何かを企んでいるような描写がなく、ビジュアルも悪役という感じが一切なくて、主人公のライバルキャラとして斬新さがあって面白いと思いました。(まだライバルキャラかどうかはわかりませんが)
③キャラデザインがとても良い
エミリア、ローガン、シエナ、その他のキャラクターなど、どれも個性が出ていてかつ魅力的に描かれていて良かったです。
気になる点
①騎士団長という立場で、第二王子に強気すぎる態度をとっていた点
ローガンがメイソンに対して敬語を使わなかったり、「一発殴るなら押さえつけておくが」と言ったり、普通なら不敬罪で殺されますよね…?
②エミリアの性格に癖がある
聖女ではなかったことで「誰かの望む何かにならなくていい」と思ったり、追放されて解放感を得たりしている点や、無計画・無鉄砲すぎる点が気になりました。
~おすすめ度~
★★★★☆(4/5)
この漫画は「聖女」「追放」「頼れる男性キャラクター有り」という設定が好きな方におススメできる作品です。
社会や人生につかれた方々は、エミリアに共感できると思うので、読みやすいかと思います。
最近流行りの田舎でスローライフが、しばらくお話の中心になってくると思うので、ライバルキャラと争うのはまだ先になるのではないでしょうか。
スローライフとは言えども、やはり治療を求めてくる人々はいるので、完全に平和というわけではないですが、村人をしっかり救っていくことで、エミリア自身の自己肯定感を上げていく…という感じなのかな?と思っています。
前述したエミリアの性格に癖がある点以外は読みやすく、面白かったのでお勧めしたい作品です。