ネタバレ注意
「宝石商のメイド」の2巻の感想です。
~今回の内容~
ラヴェンデルの母が来店したり、エリヤが学び舎という施設で先生をやることになります。
~感想~
今回も大活躍でしたね。
エリヤはあまり表情が変わらないように意識しているはずなのに、何故か喜怒哀楽が素直に伝わってきますよね。
この作者様は描き分けの技術がとても素晴らしいのだと思います。私も少し前に絵を描いてみた時がありましたが、そもそも頭の中にある細かいイメージを実際に紙に出すことが難しく、さらにこのような繊細な違いを出すとなると、何度も何度も試行錯誤する必要があると思います。
エリヤやアルフレッドは宝石に関しては嘘をつけない性格のようですが、そもそもこの二人は普通の嘘をつくのも苦手そうですね。
今回は珍しく学び舎の件でエリヤにバレることなく、先生をやってもらえましたが、特に普段から一緒に過ごしてきた二人の間には嘘は通用しなさそうですよね。
エリヤは人と人を繋ぐのがとても上手だなとも思いました。陰の功労者というか、そもそも目立つことを避けているから人から信頼されやすいのかも、というのも考えられますね。
そういうところもメイドらしいというか、落ち着いた雰囲気が感じられて良いですよね。なのでその中で感情を揺らしている場面がより魅力的に思えます。
エリヤは第一王子や大貴族を相手にしても堂々としていたのに、子供に鉱物のことを教えることについて緊張していたのが面白かったですね。
エリヤの中の基準がどうなっているのか知りたいですね。流石にお店の評判に関わることに関しては重く受け止めていましたが…。
今回の功績でローシュタインはどうなってしまうのでしょうか。内密に恋を成就させたと言えども王子のこととなれば完全に隠すことは不可能でしょう。
~推しポイント・好きな場面~
いっぱいありすぎて迷うのですが、ラヴェンデルの母とのお話ですかね。
幼少期からすれ違ってしまった親子の絆を取り戻すことができたのは、エリヤしかできなかったのではないかと思います。
「娘の幸せを願わない母親なんていない」と言った母からは、ずっとラヴェンデルのことを想ってきたということが伝わってきました。
最後のシーンを見るととても感動的な気持ちになれたので、推しポイントとさせていただきます。
~気になる伏線~
エリヤが子供のころ大変な苦労をしていたとアルフレッドが言っていましたが、二人の過去に何があったのでしょうか。
~この巻の見どころ~
描き下ろしのお話が良かったですね。エリヤの日常のお話はなかなか珍しいので、そんな中でもコメディ寄りというか明るい話だと、まずはずれはないのでぜひ見てほしいお話ですね。