ネタバレ注意
「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint」の2巻の感想です。
フィーアは魔物の生命力を数値化できるうえに、特定の場所でしか出現しない魔物の特性も分かるみたいですね。
兄王子たちが魔王を封印したと言っていましたが、実際はほとんどフィーアのおかげだったりするんでしょうかね…。
戦闘終了後、シリルに「ちょっといらっしゃい」と言われて、笑顔で素直に従うフィーアの構図が微笑ましかったですね。母親と小さな子どもみたいでお似合いです笑。
苦い果実が甘くなったということで、やはりフィーアは精霊に愛されていることが分かりましたが、今回は精霊と契約をしないと決めているので、精霊との関係はどうなるのでしょうか。
騎士団長に尋問?され、フィーアはどうしてフラワーボーンディアの特徴が分かるのかということと魔物の生命力を図れるのかについて説明しましたが、どちらもかなり異質な答えでしたね。
特に生命力を量れる根拠については、前世を基準にしてしまったため、今の時代ではとんでもない技術をやってのけたということになりますね。この先大丈夫なのでしょうか…。
サヴィスに聖女のことを聞かれ、フィーアは聖女を歪めてしまった誰かのことを「くそったれ」と言いました。
どうやら聖女を現状の扱いにしているのは、騎士総長や団長のようで、間接的にですが上司(最上位)の目の前でくそったれと言ってしまっていますね。
サヴィスたちは何故聖女をこのような扱いにしたのでしょうか?過去にフィーアが裏切られ殺されてしまったことが原因だったりするのでしょうか?
団長たちはフィーアのことを子どものように扱っているので、不敬罪にはされませんでしたが、フィーアの性格だと酔っぱらったら、うっかり口を滑らせそうで怖かったです。
ザビリアに小さくなってもらい、その上から最弱の魔物であるブルーダブの毛皮を着せて、擬態してもらうことで一緒に居られるようになりましたね。
伝説級の魔物が最弱の魔物の振りをする、と考えると、ザビリアもまた最強だけど力を隠しているという主人公要素を獲得しましたね!
新しい聖女「シャーロット」に出会いましたね。シャーロットは魔物の痛みに寄り添える、フィーアから見て聖女の素質がある人物のようですね。
フィーアはシャーロットの魔力の流れを改善し、泉そのものを回復薬の泉に変えましたが、これでシャーロットは聖女としての力を使えるようになるのでしょうか。
今後シャーロットはフィーアとどう関わっていくのでしょうか?最後黒竜を探していた人物は一体…?
次巻が気になって仕方ないです!