Categories
漫画

ポンコツ魔王の田舎暮らし 1巻 レビュー


今回紹介するのは「ポンコツ魔王の田舎暮らし」です。

この漫画は「平和的」「田舎」「コミュ障系主人公」という設定が好きな方におススメできる作品です。

魔界の頂点にして最強の魔王「ミミドラ」は、戦いに疲れて田舎の一軒家に逃避して、スローライフを満喫していました。

ミミドラはコミュ障で陰キャだったので、魔王ではありましたが、積極的に勇者たちを倒すというスタイルではなく、勇者側が勝手に攻めてくるという感じでした。

田舎にてミミドラはコミュ障なりに、無人販売所や自動販売機などを利用したり、野生の動物と遭遇したりします。

恰好を怪しまれて田舎の女子高校生に近辺を探られたり、部下に魔王城に連れ戻すために使いを出されたりもします。

そんな、ゆるーい内容の漫画でした。

家の戸棚から出てきた日本のお金の袋には、魔王のマークがあったことから、この一軒家は魔王軍の誰かの所有しているものだったのかも?という予想ができたりもして面白かったです!

良かった点

①田舎暮らしというタイトルに恥じないゆるい雰囲気

このタイトルを見た時、きっと平和的で穏やかに読める漫画だろうなと思っていたのですが、希望通りゆったりとしたペースで、あまり頭を使わなくても読めたので、そういった雰囲気の漫画を探している方にはとてもおすすめです!

②田舎の雰囲気がしっかりと描かれている

畳の部屋だったり、みかんの無人販売所やハンバーガーの自販機など、田舎に出てくるものや景色がしっかり描かれており、素敵な漫画だと思いました。

特にハンバーガーやトーストの自販機などは、レトロ自販機の聖地(中古タイヤ市場相模店)が好きな私にとっては刺さりました笑。

③キャラクターデザイン

魔王やドラゴンというと容貌に仰々しさが出がちですが、女子高校生たちとゆるさが変わらないくらいコミカルに描かれていて、漫画の雰囲気にマッチしていて癒されました。

気になる点

①いい意味でも悪い意味でも魔王に威厳がない

完全に好みの問題ですが、魔王と聞いてカッコよくてカリスマ性があるキャラを求めている人には刺さらないと思います。あくまで「ポンコツ」魔王なので、実力はありますが残念なところがあるキャラということを念頭に置いておく必要があります。

2巻の感想について