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勇者、辞めます 6巻 感想

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「勇者、辞めます」の6巻の感想です。

次に登場したのはDH‐12[アクエリアス]という個体だそうですが、ヴァルゴと違いそんなに好戦的ではなさそうですね。

これならなにか決定的なすれ違いが起きなければ戦闘を回避できそうですが…。

アクエリアスが魔界にいた理由が知りたいですね。アクエリアスのセリフから満身創痍だったことが窺えますが…。

魔素による汚染は魔術の仕様によって起きたものなのですね。それなら確かに魔界でしか汚染が起きていない理由も納得です。

まず食糧問題について取り掛かることにしましたが、エキドナが解決しなければいけない問題が多すぎますね…。先代魔王は何をしていたのでしょうか。

対汚染のための品種改良、収穫までかかる時間を短縮するための時間操作呪文と、最早何でもありなDHシリーズにとっては、魔界の問題すら大したことなさそうに思えますね…。

解決が難しいのは意思がある存在をどうにかしなければいけない時ですかね…?物質的な問題ならほとんど解決できそうに思えますよね。

魔物たちがレオ達が作った野菜を食べない理由が”見た目”だったとのことでしたが、たしかに見た目は大事ですね。

昔に青色のカレーの画像を見たことがありますが、食べられるとしてもたくさんは食べたくないと思いました。いくら味が美味しくても体に影響なくても、昆虫食や食欲のそそられない形状をしている物は受け付けないですよね…。

カナンレオと仲直りできるほど、柔軟な考え方ができる子だったんですね。もちろんレオヴァルゴのことを完全にカナンに任せた(信頼した)というのもあると思いますが、基本的には良い子ですね。

エキドナは民を不安にさせないように、常に偉大な王であろうとしているのですが、弱気になることだってありますよね。

エキドナも十分完璧と言えるほどの実力を持っていますが、チート級の力を持ったレオという存在が味方にいれば、自分の悩みも効いてほしいという気持ちはとても共感できます。

エキドナは最初レオオニキスに変装して魔王城に来たように、変装してレオに悩みを聞いてもらおうとしていますが、相談内容でバレてしまうのでは…?エキドナが抱えている悩みは組織のトップが抱える悩みだと思うので、レオがそれに気づかないはずがなさそうですが…。

ウンディーネの正体がリヴァイアサンだとレオが気づいていて、リヴァイアサンを倒さないと水質汚染を治せないということになったら、ウンディーネの騎士となったアクエリアスと戦わなければならないでしょうね。というかおそらく戦うでしょう。

次巻では、アミア湖にいる最強の敵”魔王スレイヤー”と戦うみたいですが、やっぱりアクエリアスでしょうね…。

5巻の感想について

7巻の感想について

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勇者、辞めます 5巻 感想

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「勇者、辞めます」の5巻の感想です。

今回の大部分はヴァルゴとの戦いでしたね。

カナンに過去を聞かれてヴァルゴは答えていましたが、やはりヴァルゴレオと一緒に行動していたのですね。

ヴァルゴが敵の攻撃を超再生で受け、その敵の攻撃をレオが学習することで、レオを成長させていたのですね。

ヴァルゴが居なくなった後もレオは成長し続けていたのでしょうが、ヴァルゴがいた時の成長速度には劣ってしまいそうなくらい強力なコンビですね。

過去の話から、もともとヴァルゴレオと戦いたがっていたようですが、ヴァルゴにはやはり絶対命令が下されていなかったのでしょうか?

ヴァルゴが偶然とはいえ街を襲撃すると見せかけた為、それを四天王が阻止することで魔王軍へのイメージを良くさせることが出来ましたね。

ヴァルゴレオに「勇者を辞めたい自分のために生きたいと思ったことはなかったのか!?」と言っていましたが、3千年前の時点でヴァルゴは、少し前のレオが抱えていた悩みを同じように感じていたのかもしれませんね。

レオはDHシリーズを復活させてから、自分ですべて倒すつもりでいたんですね。

しかし現状ヴァルゴ一人にここまで苦戦しているのなら、他のDHシリーズが複数固まって襲ってくれば流石のレオもやられそうですが…。やられたらやられたで良いと思っていたのでしょうか。

ヴァルゴは絆や心を否定していましたが、仲間のことを第一に考えるところがあることを考えると、実は一番情に厚く無意識に絆や心を感じているのではないでしょうか。

イーリス王国と正式な外交関係になった魔王軍、ここからどんどん人間領と和平を結んでいけたらよいですね。

カナンヴァルゴに体を乗っ取られてしまったわけですが、それでもヴァルゴのことを親友だと言っていましたね。この二人は今後何かが起きた時の良いコンビになりそうですね。

やはりレオは他のDHシリーズを探す旅に出るのですね。しかし、ヴァルゴの場合は再生能力によってコアが生きていたと考えると、他のDHシリーズは他の何らかの干渉によって生きのびたという可能性が考えられるので、自我を失っている可能性があるかもしれませんね。

次巻は魔界の環境を立て直すようですが、ヴァルゴの再生能力が生きる時でしょうか!?

4巻の感想について

6巻の感想について

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勇者、辞めます 4巻 感想

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「勇者、辞めます」の4巻の感想です。

手加減したとはいえ、自分たちを殺そうとしたレオを許したのは、魔王軍の優しさですね。組織の上層部が優しければ、全体も優しい組織になっていきますよね。

シュティーナの弟子の呪術師「カナン」は、DHシリーズ「ヴァルゴ」のコアを手に入れましたが、コアということは賢者の石と同じものですよね?

説明書も何もない状態でカナンに使いこなせるのでしょうか。それともヴァルゴが勝手に再生能力を与えるだけなのでしょうか?

カナンシュティーナのことを慕っているようなので、魔王軍全体の脅威にはなら無そうで安心ですね。

コアを拾ったのが魔王軍に全く関係がない、感情がない魔物とかだったら面倒なことになっていたと思います。とりあえず大変なのはレオだけで…笑。

ヴァルゴは自分の再生能力によって生き永らえたに違いないと言っていましたが、となると今後は他のDHシリーズが出てくることはないということですかね。

気になったのは、ヴァルゴにはDHシリーズに植え付けられている”人類を守れ”という絶対命令と、反逆防止の思考マスキングが効いていないということになりますが、これはなぜなんでしょうか?

人類を守るDHシリーズと戦おうとするのはあきらかに人類の敵だし、ヴァルゴのポリシーは人類に反逆する可能性があるものでしたが、普通に稼働していた頃はどうだったのでしょうか。

ヴァルゴはどうやらレオの兄貴分のように思えますね。なのでレオと戦いこそすれど破壊したりはしないでしょうね。カナンの意思にもよるのかもしれませんが…。

シュティーナはサキュバスなのにものすごく純粋な乙女ですよね。ポンコツなところも可愛いですし、この漫画の癒しキャラですね~。リリも癒しキャラだし女性キャラクターが魅力的なのは良いことですね。

カナンシュティーナのことが好きすぎて、いきすぎた行為もしてしまうようなある意味で危ない人物ですが、サキュバスというとこちらの方がイメージに沿っているような気がしますね…。

当面は豆しか得ることが出来ず、豆料理に飽きてしまったリリが可愛かったです。涙目になりながらもしっかりと豆料理を食べるところが偉いですね。

エドヴァルドの提案で、イーリス王国に出現した黒化したドラゴンを討伐しに行きました。

黒化とはドラゴンの生命力を暴走させた結果起こる現象だそうですが、多くのドラゴンを黒化させられるということは、驚異的な存在がいることの証明でもあるので、レオシュティーナ以外の四天王やエキドナはそのことに気づいているのでしょうか。

ヨハンレオが魔王側に付いたとしても、レオ達のことを良い人だと言っていたように、聖都を追い出されただけで、まだ各地にレオに感謝している人たちが大勢いるはずですよね。

今回のように人間を脅威から守ることで和平に近づけるかもしれませんね。

3巻の感想について

5巻の感想について

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勇者、辞めます 3巻 感想

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「勇者、辞めます」の3巻の感想です。

レオの協力を受け入れたエキドナは、レオの案内で賢者の石がある場所に着きました。

レオが道中でエキドナに3千年前のことやDHシリーズのことを話していたので、もしかしてとは思いましたが、やはりレオを倒さなければならないという話だったのですね。

エイブラッドはおとぎ話の登場人物になっていたようですが、やはり3千年前のこととなると魔族と言えども寿命で死んでしまったのでしょうか。

元勇者が世界を滅ぼそうとする…というところまでは、ありがちな設定かもしれませんが、それを魔王たちが止めなければならないとなるとかなり面白い展開になっていましたね。

四天王全員と魔王が協力しても、レオにはほんの少しのダメージしか与えられていませんでしたね…。

結局レオが死のうと思わなければ、現時点ですでに誰も殺せない怪物になっていたので、エキドナたちがいなければ本当に世界が滅んでいたのでしょうね。

エキドナが人間界に侵略に来たことで、レオは自分の凶行に気づけたわけですからね。それにしても他のDHシリーズを作ってしまっていたらどうなっていたのでしょうか。最終的にDHシリーズ同士で殺し合って、またレオだけが残りそうですが…。

レオに搭載されていた”絶対命令”と《思考マスキング》は、シュティーナの助言のおかげであっさり解除されたわけですが、この展開は少しがっかりでした。

3千年も生きていると言いながら、簡単な手段で解決してしまうというのは、今回の熱い戦闘の価値を薄いものにしてしまう終わり方だなと感じてしまいました。

しかし、2巻からの展開からは想像できない戦闘が始まり、その内容も迫力があってシチュエーションも熱かったので、全体的には満足できる内容でした。

2巻の感想について

4巻の感想について

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勇者、辞めます 2巻 感想

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「勇者、辞めます」の2巻の感想です。

エキドナは自分が侵略行為をしている悪だと認識していたようです。

それでも魔界を良くするために侵略戦争を起こしたが、人間にも故郷や家族がいると考えてしまい、冷徹になりきれずに戦争に負けたということですね。

もし、人間の事情を一切考えなければ魔王軍は「賢者の石」を手に入れることが出来たのでしょうか。

そもそも人間側は魔王軍の狙いは人間を滅ぼすことではなく、賢者の石を奪うことだと知っていたのでしょうか。

メルネスは口下手なのが要因で無口なのかと思いましたが、物事の本質を見る目が鋭く、レオ相手であればそれを言うことが出来るくらいにはコミュニケーションスキルがあったようですね。

メルネスは私と同じような疑問をレオに抱いていたようですね。人間に裏切られたのに悲しそうじゃないと。

レオは、私たちが住んでいる未来の世界で生まれた人口の生体兵器だったのですね。

レオのような生体兵器は「デモン・ハート・シリーズ」と言われていたようですが、12体もいたようですね。しかし、レオ以外は戦いの中で散っていったと言っていましたね。

キャラクタービジュアルだけで言うと、レオ以外は人間味のある性格をしていそうですが…。(レオは最初は機械のような性格だった)。

メルネスの件はひとまず解決し、次はエドヴァルトの問題の解決に向かうことになりましたが、これはかなり共感できる問題でしたね。

エドヴァルトは自分は努力によって強くなれたから、他の人にも同じように強くあることを強制する、できなかったら努力不足という考えのようです。

レオの言う通り、努力不足という言葉を使うのはほとんど成功者だけなのですよね。他の人たちは努力しているけど報われなかった人たちもいるわけで、私も努力不足という言葉はあまり好きな言葉ではありません。そもそも自分に向けて言う言葉で合って他人に言う言葉ではない気がしますが…。

結果エドヴァルトにSランク合成獣を遥かに凌ぐ禁忌の兵器「ファントムⅨ」をぶつけて、自分が他人に無茶を要求していることを身をもって実感させたことで問題が解決しましたね。

最初この二人が抜けたのはレオが魔王軍に来たからだと思いましたが、全然関係なかったですね。

もしこのタイミングでレオが来なかったら、魔王軍は再編不可能まで追い詰められたのではないでしょうか。

漫画の最初に出てきたインプは「エイブラッド」という名前だったのですね。人類と悪魔の共存を解いているというだけあって、考え方や性格が社交的で世話焼きそうな感じでしたね。

エイブラッドがいなければ、レオは自分の存在意義がなくなった今、魔王軍の味方に付くという発想はなかったでしょうし、絶望していたかもしれません。

エイブラッドはまだ生きているのでしょうか。回収部隊によって連れられて行ったようですが死んでいない良いですね…。

大霊穴》(人間界と魔界が通じる穴)が閉じかかっているということで、エキドナは魔界への撤退を選んだわけですが、レオは賢者の石は二つ存在すると言い、ついに変装を解きました。

エキドナレオの協力を受け入れるのか、賢者の石は古代機械文明のもののようですがどんな力があるのでしょうか、次巻に期待です!

1巻レビューについて

3巻の感想について