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勇者、辞めます 3巻 感想

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「勇者、辞めます」の3巻の感想です。

レオの協力を受け入れたエキドナは、レオの案内で賢者の石がある場所に着きました。

レオが道中でエキドナに3千年前のことやDHシリーズのことを話していたので、もしかしてとは思いましたが、やはりレオを倒さなければならないという話だったのですね。

エイブラッドはおとぎ話の登場人物になっていたようですが、やはり3千年前のこととなると魔族と言えども寿命で死んでしまったのでしょうか。

元勇者が世界を滅ぼそうとする…というところまでは、ありがちな設定かもしれませんが、それを魔王たちが止めなければならないとなるとかなり面白い展開になっていましたね。

四天王全員と魔王が協力しても、レオにはほんの少しのダメージしか与えられていませんでしたね…。

結局レオが死のうと思わなければ、現時点ですでに誰も殺せない怪物になっていたので、エキドナたちがいなければ本当に世界が滅んでいたのでしょうね。

エキドナが人間界に侵略に来たことで、レオは自分の凶行に気づけたわけですからね。それにしても他のDHシリーズを作ってしまっていたらどうなっていたのでしょうか。最終的にDHシリーズ同士で殺し合って、またレオだけが残りそうですが…。

レオに搭載されていた”絶対命令”と《思考マスキング》は、シュティーナの助言のおかげであっさり解除されたわけですが、この展開は少しがっかりでした。

3千年も生きていると言いながら、簡単な手段で解決してしまうというのは、今回の熱い戦闘の価値を薄いものにしてしまう終わり方だなと感じてしまいました。

しかし、2巻からの展開からは想像できない戦闘が始まり、その内容も迫力があってシチュエーションも熱かったので、全体的には満足できる内容でした。

2巻の感想について

4巻の感想について

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勇者、辞めます 2巻 感想

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「勇者、辞めます」の2巻の感想です。

エキドナは自分が侵略行為をしている悪だと認識していたようです。

それでも魔界を良くするために侵略戦争を起こしたが、人間にも故郷や家族がいると考えてしまい、冷徹になりきれずに戦争に負けたということですね。

もし、人間の事情を一切考えなければ魔王軍は「賢者の石」を手に入れることが出来たのでしょうか。

そもそも人間側は魔王軍の狙いは人間を滅ぼすことではなく、賢者の石を奪うことだと知っていたのでしょうか。

メルネスは口下手なのが要因で無口なのかと思いましたが、物事の本質を見る目が鋭く、レオ相手であればそれを言うことが出来るくらいにはコミュニケーションスキルがあったようですね。

メルネスは私と同じような疑問をレオに抱いていたようですね。人間に裏切られたのに悲しそうじゃないと。

レオは、私たちが住んでいる未来の世界で生まれた人口の生体兵器だったのですね。

レオのような生体兵器は「デモン・ハート・シリーズ」と言われていたようですが、12体もいたようですね。しかし、レオ以外は戦いの中で散っていったと言っていましたね。

キャラクタービジュアルだけで言うと、レオ以外は人間味のある性格をしていそうですが…。(レオは最初は機械のような性格だった)。

メルネスの件はひとまず解決し、次はエドヴァルトの問題の解決に向かうことになりましたが、これはかなり共感できる問題でしたね。

エドヴァルトは自分は努力によって強くなれたから、他の人にも同じように強くあることを強制する、できなかったら努力不足という考えのようです。

レオの言う通り、努力不足という言葉を使うのはほとんど成功者だけなのですよね。他の人たちは努力しているけど報われなかった人たちもいるわけで、私も努力不足という言葉はあまり好きな言葉ではありません。そもそも自分に向けて言う言葉で合って他人に言う言葉ではない気がしますが…。

結果エドヴァルトにSランク合成獣を遥かに凌ぐ禁忌の兵器「ファントムⅨ」をぶつけて、自分が他人に無茶を要求していることを身をもって実感させたことで問題が解決しましたね。

最初この二人が抜けたのはレオが魔王軍に来たからだと思いましたが、全然関係なかったですね。

もしこのタイミングでレオが来なかったら、魔王軍は再編不可能まで追い詰められたのではないでしょうか。

漫画の最初に出てきたインプは「エイブラッド」という名前だったのですね。人類と悪魔の共存を解いているというだけあって、考え方や性格が社交的で世話焼きそうな感じでしたね。

エイブラッドがいなければ、レオは自分の存在意義がなくなった今、魔王軍の味方に付くという発想はなかったでしょうし、絶望していたかもしれません。

エイブラッドはまだ生きているのでしょうか。回収部隊によって連れられて行ったようですが死んでいない良いですね…。

大霊穴》(人間界と魔界が通じる穴)が閉じかかっているということで、エキドナは魔界への撤退を選んだわけですが、レオは賢者の石は二つ存在すると言い、ついに変装を解きました。

エキドナレオの協力を受け入れるのか、賢者の石は古代機械文明のもののようですがどんな力があるのでしょうか、次巻に期待です!

1巻レビューについて

3巻の感想について

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勇者、辞めます 1巻 レビュー


今回紹介するのは「勇者、辞めます」です。

この漫画は「元勇者」「最強主人公」「人間の敵側になる」という設定が好きな方にオススメできる作品です。

勇者レオ・デモンハート」は、1年前に選ばれし勇者として、魔界から人間界に攻め込んできた魔王エキドナ」を倒し、世に平和をもたらしました。

レオは王国騎士の称号を持ち、魔術師としても錬金術師としても野伏(レンジャー)としても超一流で何でもできてしまうので、仲間を必要とせず一人だけで魔王を倒しました。

レオは魔王を倒し聖都レナイェに戻ると、民衆や王はレオのことを魔王より強い怪物だと恐れ、翌日からレオを殺すために暗殺者を送り込んでくるようになりました。

しかし、魔王を一人で倒したレオに勝てる暗殺者などいるはずもなく、全員倒されてしまいます。

とうとうレオは聖都の聖王から国外追放を命じられ、帰る場所も無くなってしまいました。

あてもなく彷徨っていた時、酒場で魔王軍が人材を募っているという噂を聞き、魔王軍なら自分を受け入れてくれるかもしれないと思ったレオは、新生魔王軍の採用面接に潜り込みました。

魔王エキドナと四天王の前で自己アピールしますが、一度魔王軍を半壊させた勇者が魔王に受け入れられるはずもなく、不採用だと言い渡されてしまいました。

レオは諦めず副面接官の四天王を説得し、何とか魔王軍に仮採用されました。

レオは、エキドナや魔物たちに正体をバレないように変装しながら、勇者(自分)によってボロボロになった魔王軍を立て直すことに協力するのでした。

良かった点

①ストーリーが面白い

世界を救った後の物語というのが斬新で、最強の主人公が魔王側に付くという発想が面白いなと思いました。

主人公が魔王の手下として人間を滅ぼしにかかるという単純な内容でなく、まずは魔王軍の再編という地道なところから始まる点も良い点だと思います。

個人的に正体を隠しながら活動する最強の存在が大好きなので、そこも良いポイントでした。

②キャラクターが魅力的

最強の勇者というと作品によっては、結構癖のある人物が多く、性格のせいで主人公に寄り添って考えられないということがあったのですが、レオに関しては魔王軍に付こうとする理由も納得できて、それでいて強く人間を恨んでいないというさばさばした性格が良かったです。

四天王も全員特徴的で、自分を倒した勇者を恨んでおらず、むしろ魔王軍に入れるように協力してあげるところが優しくて面白いと思いました。

また四天王がただ戦うだけの存在ではなく、魔王軍を指揮して管理しているところも面白く、魔物のカウンセリングや福利厚生といった人間チックな管理をしているところも良かったです。

気になる点

①1巻時点では理解できない点が多かった

これは良かった点の②の裏返しですが、いくら勇者でも人々のために戦ったのに裏切られるというのは耐えがたいことだと思うのですが、レオはそこまで真剣に思い詰めていなかったのが不思議でした。何か隠された秘密があるのかもしれませんね。

四天王は勇者を受け入れてくれましたが、自分を倒した人物にそこまで恨みを持っていないのも不思議でした。

2巻の感想について

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ヘテロギニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ 6巻 感想

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「ヘテロギニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~」の6巻の感想です。

今回も魔界の過酷さが良く表れていましたね。

ケクーとドラゴン(氷の人)は子供を作ることにしたみたいですが、ケクーは確か弟だったはずだからオスですよね。

というかドラゴンがメスだったとしても、種族が違うのに交尾できるのでしょうか…?リザードマンは比較的ドラゴンに近いですから可能そうではありますが。

ドラゴンは水の底から流氷を見るために一緒に来ましたが、水の底へ沈むと死んでしまいます。

ケクーはそれを止めようとしましたが説得に失敗してしまい、代わりにドラゴンと子どもを作ることにしたようですが、子どもは子どもで、ドラゴン(氷の人)ではないということは分かっているみたいでしたね。

ケクーは哲学者に向いているかもしれませんね。魔物の哲学者なんて存在が出来れば、また一段と深いテーマが生まれそうですよね。

ススキハカバが水中に引き込まれた時、水に飛び込んだようですね。結果溺れてしまいカシューが助けたようですが、過酷な道を進んできたのもあって限界だったのでしょう。

ぐてーっとなってへにょへにょになってしまったススキを見るのがとても辛かったです。熱ではないことを考えると過労の可能性が考えられますね。

良くなり方を多く知っている人」は「悪くなってるのを見るのが好きな人」だとモウは言っていました。

カシューの話を聞くと単に過保護すぎる人?だと捉えられなくもないですが…?

モウ悪くなってるのを見るのが好きな人は、私とセンセイと話が合うと言っていましたから、意思疎通は可能だということになりますよね。それなら希望はありそうですが。

新しくサテュロス(ヤギ)が同行することになりましたが、彼は一体最後まで何を伝えたかったのかが分かりませんでしたね。

一見すると迷惑な人でしかないのですが、ハカバの名前を呼んで何か伝えたりしようとしていたことを考えると、言語さえ通じれば何か役立つ情報をくれていたのかもしれませんね。

魔物が死んだ魔物を食べるのは、イナゴのような害虫が死体を食べに来て、どんどん増えるというのも原因の一つのようですね。

この巻では、たびたびススキを食べるというのが現実味を帯びてきていて、悲しい気持ちになってました。ススキにとっては自分を食べてほしいのかもしれないけど、こんなに一生懸命で優しい子の死体を食べられるわけないですよね…。

カシューに追いついたとき、カシューが「センセイとススキと居るのが良い」と言ってくれたのは嬉しいですね。ハカバのことだけじゃなく、ちゃんとススキのことも考えていてくれているところにうるっときました(泣)。

サテュロスが最初に渡してきた葉は、害虫対策用のものだったのですね。足跡を残してくれたことも考えるとやはり協力的ですよね。

探していた人は死んでいて会えませんでしたが、ススキが回復していたようで本当に良かったです。

ススキは運んでもらうのとチーズを貰うのが好きだったので、自分で歩かなかったようですね。そんなのいつでも運んでくれると思うから、ススキは普段からもっと甘えていいのにと思いました。

なぜ回復したと言わなかったのか、と言いたくなる気持ちもありますが、それよりもとにかくススキが死ななくて良かったです~~泣。

最後出てきたおじさんは一体何者なのでしょうか。「おれがだれだかわかるよな」と言っていたので、少なくとも教授の知り合いではありそうですよね。

次巻、このおじさんは魔界で一体何をしていたのか気になるところです!

5巻の感想について

7巻の感想について

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ヘテロギニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ 5巻 感想

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「ヘテロギニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~」の5巻の感想です。

冬が終わり、春が来る間に積極的に集落メンバーと関わったことで、集落メンバーについてのまとめ書きを作ることが出来ました。

それによるとハカバは集落メンバーとは比較的良い関係を築けているようですね。せっかく良い関係を築けたので、集落を出る時は寂しくなりますね。

結局仲が良かったハーピーともお別れになってしまいました。ハカバ達が集落を出ていく時は、ハーピーはハカバ達をずっと見ていましたね。心なしか寂しそうな表情に見えたのは気のせいでしょうか。またどこかで会えるとよいですね。

カシューケクーを呼んでも反応が薄かったということは、二人はハカバ達のことを忘れてしまったということでしょうか。後にハカバのことを「センセイ」と呼んでいるので、完全に忘れたわけではないのでしょうか?

道中で、飲める水を確保するのに苦労していましたね。

冬は雪を煮沸させることでどこでも水分が手に入ると言っていましたが、奇遇にも最近視聴しているゲーム「The Long Dark」(雪山サバイバルゲーム)も雪を煮沸させて水分を確保するという仕様だったのでタイムリーな話題だと思いました。

都会の雪では煮沸させたところで絶対に体に悪そうですよね…。やはり自然豊かな田舎の雪でしかできないことだと思うのですが、魔界の雪って人間が摂取しても大丈夫なのでしょうか…。

ハカバが早く目的地に着きたいと言ったため、一番過酷な最短ルートをいくことになりましたが、ハカバはどうしてそんなに急いでいるのでしょう。

本格的な夏になるまでは、まだ2か月ほどあるのでそんなに急がなくても良いと思うのですが、一刻も早く心のモヤモヤを晴らしたかったということですかね?

傾斜でラミアが落ちてしまった時、ハカバが自分のせいだと強く落ち込んでいましたね。読者である私も落ち込んでしまいました。服の中に入っているラミアは自分を信頼してくれているとも取れますから、それを裏切ってしまったのはつらいですね。

ハーピーの捜索のおかげでラミアはみんなのところへ戻ることが出来ました。かなりの高所から落ちたはずなのに怪我をしていなかったところを見ると、やはり魔物たちは強く丈夫であることが分かりますよね。

ラミアは再びハカバのフードの中に入っていきましたが、自分が落下したのはハカバのせいと捉えているわけではないようですね。魔物たちは「~のせいで」という概念が薄いのでしょうか。

人間のように責任を取らなくてもよいというところだけを見れば良い点かもしれませんが、原因を明確にしないと改善する余地もないのが問題ですね。

過酷なルートを進んでいるだけあって、みんな疲労困憊ですね…。完全な魔物たちは頑丈そうだし食べられるものも多いので大丈夫そうですが、人間と魔物のハーフであるススキエンコバナは辛そうでしたね。

移動の間、ずっとススキの元気がないのが可哀そうでした。まだ幼いのに満足に食事もできず、過酷な道を移動するのはとても辛いだろうに、弱音を吐いたり怒ったりするわけでもないので余計に心配になりました。

ケクーハカバがガラスを出した時に、ハカバのことを指さして「長」と言っていましたが、これは何故だったのでしょうか。

長は長の証として綺麗なガラスを持っているということなのか、ハカバケクーの探していた石を見せたからなのか…。ここは何気に気になるポイントでした。

クラーケンが置いていった物の中に「靴」がありましたが、どう見ても人間用の靴でしたよね。ここまで来た人間がいたということか、漂流していた靴を拾っただけか、どっちなんでしょうか。

エンコバナも先に着いていたようでしたが、川に落ちていたところをクラーケンに助けてもらったと言っていましたよね。やはり一人で行かせたのは失敗でしたね…。結果的には無事でしたが、このルートは通るべきではなかったですね。

ハカバを水中に引き込んだのは、かなりでかい魔物でしたね。ヘビのように見えましたが一体何という魔物だったのでしょうか?結局水中の住民は魚のことではなかったということで合っているでしょうか?

ハカバがクラーケンに引き上げられ、みんなの元へ着いたとき、ススキハカバの周りをまわっていたのが可愛かったです。

ススキハカバがいない間どうしていたのでしょうか。ワーウルフの村から随分離れてしまったので、もしハカバが死んでしまったら一人で帰るのはすごく大変そうですよね。

次巻では教授の手記を探すのでしょうか?果たして手記はどこにあるのか、誰が持っているのか気になるところです!

4巻の感想について

6巻の感想について