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【将来性皆無!?】主人公じゃない! 3巻【転生系漫画】

ネタバレ注意


「主人公じゃない!」の3巻レビューです。

ラッド達は格上のダンジョン「七色の溶岩洞」へ挑戦します。

ラッド達のレベル4に対して、レベル15のビッグブルースライムなどが出現しますが、レクスから聞いていた情報や、集めた装備によって、第1戦は何とか勝利でき、その後は順調に狩り尽くしたのでした。

初戦はレベル差が10もあるだけあってかなり苦戦しましたね。その後どうやら後のほうを見るとレベル11くらいになっていたようなので、7レベル辺りからは順調に枯れるようになったという感じですかね?普通のRPGからすると強すぎますね!

ダンジョンボス「ヒュージレインボースライム」は自己再生能力を持っており、さらに7つの属性を次々に変化させるという相手です。

属性には無、(←火)、の7種類があります。矢印の先が有効属性。

ラッド達が全力で戦えるのは5分が限界でしたが、色んなことを教えてくれたレクスを馬鹿にされないように諦めずに奮闘し、勝利するのでした。

運も味方につけるラッド達、これで主人公じゃないというので驚きですよね。限られた時間の中でしか戦えないというのもまた、英雄っぽいのですが笑。それにしてもゲームのボスを5分って結構短時間で倒してますよね。

ラッド達がダンジョンから戻って安心していたところに、壱の魔王ブリング」が現れます。

ブレブレには中ボス的な存在の魔王が6体存在しており、ブリングは主人公でさえ「光輝の剣」をもっていたから、なんとか退けたというキャラでした。

主人公の前に現れず、レクス達の前に現れたのは「イベント発生条件の緩和」が起きているからと予想します。

つまり、本来主人公にしか発生しないイベントが、NPC達が条件を満たしても発生するという事です。

逆に主人公たちはこのイベントが起きなくなるということですから、心配ですよね。レクス達がイベントを起こすたびに、主人公が本来経験するべきイベントが起きないと、主人公たちは世界を救えないのでは…?

魔王の実力はゲーム中最強クラスであり、序盤の現状では太刀打ちできない相手なので、逃げようとしますが失敗し、全員倒されてしまいます。

レクスが殺されそうになった時、主人公しか扱えない光輝の剣が現れ、ブリングが怯みました。

光輝の剣を使えば、魔王を倒すことができますが、「俺は『主人公じゃない!』と光輝の剣を取りませんでした。

ここは流石タイトル通りブレなくて良かったシーンです!ちょっとだけ剣の力を借りるのかな?と思いましたが、まさか払いのけるとは…。

ミミックを倒し、レベルアップによる回復をしたレクスは、「ゴブリンスローター」をブリングに10本投擲しました。

ゴブリンスローター」はゴブリンであるブリングの能力を1本につき1割下げる能力を持っており、100パーセント能力を下げられたブリングレクスに撃破されるのでした。

ゴブリンの魔王なんているんですね。なんか上位種族が居たような気がするのですが気のせいでしょうか。にしてもゴブリンスローターを全部オリハルコンの塊に変えなくて良かったですね。能力10割下げられたらHP0になるから即死なのでは…?と思いましたが1は残る仕様なのですかね。

レクスレシリアに能力の振り直しができる「魂の試練」について話します。

魂の試練」は、レクス以外一人しか連れていけず、かつ、かなりの弱体化を受けた状態でレベル50のボスを倒さなければならないと言います。

しかも、この試練はレクスの能力値をあげる代わりに、連れて行った仲間の能力値を致命的に減少するというものでした。

まさかの鬼仕様。「主力にするつもりのないキャラ」を選ぶとありましたが、どう考えても、騙しでもしない限り誰も同行してくれませんよね。今一番同行してくれそうなのはやはりレシリアでしょうか。

レクス達は「フリーレアの闘技場」へ来ました。

この闘技場は様々なルールの中で命の危険を冒すことなく人間同士の決闘ができるという施設です。

闘技場で開かれている「世界一決定戦」で闘技場の覇者にならないと覚えられないスキルがあり、また技の組み立て、キャラビルドに有用な施設でした。

「世界一決定戦」に優勝したら、前大会の覇者である伝説の投資の子孫「無敗の剣聖ニルヴァ」と戦わなければならなのですが、ゲームの時でさえ瞬殺されたので、現状ではまず勝てない相手でした。

オフラインゲームにはちょっと珍しい要素かも知れませんね。でもこういう要素って結構好きです。ところで剣聖ニルヴァですが、このキャラもかなりおいしい立ち位置に居ますよね。レクスと並んでニルヴァが主人公のストーリーを読んで見たいです。外伝求む!

街を歩いていると「メイジー」という冒険者にラッドからの話を聞いて、自分にも才能を教えてほしいと頼んできます。

メイジーのパーティメンバーの素質も全員見てあげて、代わりに素質判定の評判を広めてくれないかと頼みました。

その理由は世界中の冒険者がステータスを見せに来ることで。強い仲間を引き入れたりすることができる可能性を作るためでした。

ヴェルテランは冒険者をやめてギルドマスターになっており、大繁盛になった素質判定の管理をしてもらうことになりました。

仲間を探すためとはいえ、随分思い切ったことをしましたね。私だったらわざわざ自分が持っているアドバンテージを知り合い以外に使うことはしないと思います…。

次にラッド達に指導するのはスキル訓練でした。スキルはそのクラスになった基本技能を繰り返し使用することで熟練度が上がり、上位の技や魔法を覚えるという仕様でした。

そして、次は「ギルド未発見のダンジョン」へ挑むことにしました。

次回、どんな敵が出てくるのか、レクスは今度こそ強くなれるのか期待です!

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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【将来性皆無!?】主人公じゃない! 2巻【転生系漫画】

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「主人公じゃない!」の2巻レビューです。

ブレブレの世界の一般冒険者の素質がランダムで素質が決まるため、「ステ振り事故」を起こしているキャラが多いことに気が付きます。

ヴェルテランを見るとレクスの弱さがかなり分かりますね。しかもおそらくレクスが知らないという事はゲームの中で、ネームドキャラですらないということですよね。不憫すぎる。

今後の方針としてはレクスの育成をゼロからやり直すことにしました。

実は難易度は極悪ですが、ステータスのふり直しが行えるイベントに心当たりがありました。

そのイベントをクリアするために、最強の軍団を作ることにしました。

MMORPGにはたまにあるステ振り直しのアイテムとかありますよね!しかしレクスは成長率が低いことから、ステ振りを変えたとしてもあんまり強くなりそうにないのですが、どうする気なのでしょうか。

ラッド達にレクスが指導することになりました。

普通の冒険者の認識では、強くなるには「諦めない心」が一番大事で、各種類の能力値は種族の影響があり、能力は等しく上げるべきで一つだけ自分の長所を作る、おすすめは「敏捷」、好きな武器で勝てるようになるべきという話です。

しかし、レクスの認識ではすべてが真逆で、強くなるには「効率」が一番、能力値は一般冒険者なら種族は関係ない、能力は必要のない能力を切り捨てる、最も切り捨てるべきなのは「敏捷」、身の丈に合わない武器でも妥協しないことだと言います。

RPGをそこまでプレイしない私は、レベルアップのステ振りはだいたい自動で振り分けられるものをやってきたので、あまり知識がないですが、昔やっていたMMOでステ振りがめちゃくちゃ大切なゲームをやったことがあります。でもあれって事前知識がないと的確に能力をあげられないような気がするので、初心者お断り感が出ていてあまりやらなかったんですよね。

その理由はブレブレのシステムが「能力値の合計が高ければ次のレベルまでの必要経験値が多く」なり「レベルが敵よりも高ければ敵を倒したときの取得経験値が大きく減る」という仕様のためでした。

つまり、早熟型は大器晩成型と違い、能力のインフレについていけなくなる、と言うわけです。

物事の通りとして、大器晩成型が強いというのは間違いないですが、ゲームによっては早熟型が強いゲームもありますよね。成長する時期が限られているゲームなどは早熟型が強かった気がします。

ラッド達の素質は4人とも一流以上英雄未満といったところでした。しかしレクスは「お前たちを世界一のパーティにしてやる」と言いました。

ラッド達はレクスの指導を受けることにしましたが、1か月間戦闘禁止と言い渡されるのでした。

安易にレベルアップをさせないようにするためですね。でも正直ここらへんの細かい仕様の話はあんまり分かんないので雰囲気で読んでいます笑。

ラッド達を訓練させていると、A級冒険者の「不死身のヴェルテラン」から、有望な新人冒険者に無駄な訓練をさせてる無能と言われていることと、若い芽をつぶすなら許さないと言われます。

ラッド達は少し訓練を不安に思う時もありましたが、最終的にはレクスを信じて訓練を頑張る事にしました。

周りから白い目で見られている中で、訓練を支持しているレクス、訓練をしているラッド達はどちらも良い信頼関係で成り立っていて良かったです。周りに流されると一般人になると言いますが、まさにその通り。

レクスは冒険者ギルドの施設「錬金釜」を使い、カジノの戦利品「ゴブリンスローター」を「オリハルコンの塊」に変え、それを売り、売ったことによる得た大金を「有用装備の収集」の依頼に使いました。

レクスはさらに装備を調達するため、超難関ダンジョン「真闇の古代迷宮」へ行きます。

黒猫の祝福コインを使い、ダンジョン内でカジノで入手したスティールソードをミミックに変え、倒すことで強力なエンチャント装備を手に入れます。

まさに「効率厨」ですね!ゲームを楽しんでやりたいって人からすると反感を買うかもしれませんが、自分の命がかかっていると考えたら、そりゃ効率一択ですよね!

1か月間の訓練を終えたラッド達は冒険が解禁されましたが、その前に転職をすることにしました。

ニュークマシシャンバトルメイジ
マナプリーストビショップ
プラナスカウトスナイパー
ラッドファイターブレイブレオ(4次職業) に転職しました。

早速、ラッド達を中級ダンジョン「七色の溶岩同」のクエストを受けさせます。

ラッド達のレベルは4だった気がするのですが、どうなるのでしょうか…。

しかし道中で、新人に無茶をさせる気だと思ったヴェルテラン達から襲撃を受けます。

レクスヴェルテラン達三人を全て無力化した後、ヴェルテランから認められ、レクスほどの男がついていくのなら安心だと言われますが、レクスはダンジョンに行くのはラッド達だけだと言いました。

やはりステ差もありますが、ゲームの使用を知り尽くしているレクスはそれ以上の強さがありますね!

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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【将来性皆無!?】主人公じゃない! 1巻【転生系漫画】


今回紹介するのは「主人公じゃない!」です。

とあるサラリーマンがトラックに轢かれそうな女の子を、自分の命と引き換えに救いました。

最後に学生時代にやりこんでいたゲーム「ブレイブ&ブレイド」のをやりたかったと願うと、願い通りブレブレ(ブレイブ&ブレイド)の世界に、主人公ではなくゲーム序盤の救済キャラ「レクス・トーレン」として生まれ変わりました。

レクスが序盤救済キャラと言われているのは、初期レベルが破格の50レベルで万能型ステータス、さらにスキルを多数をもっていたからでした。

しかし、他のレベル50のキャラと比べると圧倒的に弱く、レクス自体の成長値も低いという弱点を持っていました。

レクスはとりあえず身の安全を確保しようと考えますが、ブレブレの主人公の生死が関わるイベントがもうすぐ発生することに気が付きます。

主人公が死んでしまえば世界が滅びかねないので、イベントを阻止することにしました。

ブレブレの主人公は出自を7種類+αから選ぶことができ、この世界の主人公は状況的に「冒険者に憧れる都会の少年」だと推測します。

その出自の場合は、物語が主人公が「試しの洞窟」を踏破するが、主人公が「資格を持つ者」であったために封印されていた悪魔が復活してしまうというものでした。

そこをレクスのおかげで助かるも、故郷「アース」が魔物たちに占領されてしまいます。

このまま、主人公を見捨てて逃げれば、自分は助かるが主人公は殺されてしまうので、「試しの洞窟」へと主人公を止めに行きました。

幸い、入り口で止められたのですが、主人公は「冒険者に憧れる都会の少年」ではありませんでした。さらに、実は主人公がどの出自を選んでもアースは魔物に襲撃され滅んでしまうという事を忘れていました。

レクスはゲームの知識を使い、駆け出し冒険者のラッドニュークマナプラナを連れ、洞窟を抜けて新しい街へ着きますが、そこへなぜかゲームでレクスを殺すドゥームデーモンが追ってきました。

圧倒的なステータス不利を背負うレクスでしたが、ゲームのテクニックにより順調にダメージを与えていきます。

いよいよ倒したかと思われた瞬間、ゲームのイベントと同じ構図で殺されてしまいました。

しかし、アイテムで復活し、ドゥームデーモンを倒すことに成功しました。

その後、「救済の女神」による神託で、世界中の人々へ悪神「ラースルフィ」の復活を阻止してほしいと言われます。

レクスは自身の弱さ、今後の敵の強さから、今後のことは主人公に任せてのんびり隠居することにしました。

レクスは元の世界に戻ることより、ブレブレの世界で生きていくことに決めました。

最終的な目標はゲーム期間の3年を生き残ることで、
1.ゲームの主人公を見つける
2.この世界について探る
3.各種イベントをこなす
4.戦力を充実させる
この4つをとりあえずのやるべきこととしました。

命を救った妹のレシリアに、ブラフをかけられ転生したことがばれてしまい、いきさつを話しました。

レシリアレクスについていくと言いました。しかし、ついてくるにはある程度の強さが欲しかったので、レシリアのステータスを見ますが、なんとレベル1で剣士系の上位職「インペリアルソード」の転職条件値と同じでした。

さらにレシリアレクスの成長値「4」と違い、最高「8」も成長する最強キャラでした。

この調子で本来助けられなかった(レシリアも)キャラを助け、仲間にしていくことで最強の軍団を作ることにしました。

良かった点

①序盤の救済キャラという立ち位置

私がプレイしたゲームの中でも、大きな影響はないが、特定の戦闘のみ助力してくれるものすごい強いキャラが居ました。それを見るたびに、このキャラが主人公のストーリーないのかな?と思っていたので、まさに私の中で需要がありましたよ。

この立ち位置の何がいいというと、まず大体2枚目キャラ、名声が高い、ゲームによっては主人公にとっての好敵手になる等、おいしいところがこれでもかと詰め込まれているんですよね。

レクスもぜひ王道とは違う物語の進め方をしてほしいですね!

②ゲームの穴を突いた攻略法

戦い方のテクニックやアイテムの使い方、さらには救えるはずのなかったキャラを仲間キャラにするなど、知識と経験が豊富にあるので、チート最強とかではなく、策を弄して成り上がっていく感じがとても好みでした。

気になる点

①あっさり秘密をばらしてしまったところ

妹のレシリアにブラフをかけられ、あっさり転生のこととかを話してしまったところが少し気になりました。やっぱり秘密の一つや二つは持っておくべきだと思います。

2巻レビューについて

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【狂気のシスコン!?】死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお兄様に溺愛されてます 5巻【やり直し系漫画】

ネタバレ注意


「死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお兄様に溺愛されてます」の5巻レビューです。

ジェラールヴィクトルオルタンシアのことで緊迫した空気になりましたが、そこへは父が来てくれて、その場は何とかなったのでした。

ジェラールヴィクトルといつ会ったのかと聞かれ、精霊界から帰ってくる途中で会ったと答えます。それだけにしては随分怯えていたなと聞かれますが、オルタンシアは、(関わると前世と同じ末路をたどってしまいそうで)王家の人間は怖いから関わりたくないと言いました。ジェラールは「わかった。」とだけ言って守ってくれるようになりました。

深くは聞かず、肯定して対処してくれる…こんなにできる男はいませんよ!寡黙な男性ってもてると聞きますが、正しくは寡黙で優秀な男性の間違いだと思います笑

父にも、王子に対して「粗相をしてお父様やお兄様に迷惑をかけてしまうに決まってます…!」と言います。

しかし、オルタンシアは父は自分のことを迎え入れたのは、有力者に嫁がせる駒としての意味合いがあり、ヴィクトルに差し出されてしまうのでは…と心配しましたが、父は「愛しい娘が苦しむような姿は見たくないんだ」と言ってくれて、公爵領に静養させることで、物理的にヴィクトルから距離を取らせてくれたのでした。

オルタンシアもそう思っていましたが、私もヴェリデ公爵オルタンシアをそんな風に思っていたのは驚きでしたね。最初登場した時は、オルタンシアの心情も相まって「少し怪しい人物」という認識でした。それとも数年一緒に過ごしたことで愛が芽生えたのでしょうか。

ジェラールが学院へ行ってしまい、自分(オルタンシア)の存在を忘れずにいてくれるように手紙を書くことを伝えました。ジェラールも手紙を送っても「構わない」と言ってくれました。

ジェラールが発った後、すぐに手紙を書いて送りました。すると予想外の早さで返事が返ってくるのでした。

お互い早く手紙を送りたくてしょうがなかったのかなと思いました。オルタンシアから手紙を送らなかった場合、ジェラールから何も言わずに手紙を送ってくるとは考えにくいですが、何らかの手段を使ってオルタンシアと接しようとするんだろうなあと思ってしまいます。それくらいジェラールジェラールオルタンシアのことが気になって仕方ないのではと感じます。

ヴィクトル自分(オルタンシア)の存在を知られてしまった以上、妃候補として名前が上がる可能性が高くなってしまったかもしれないので、できる限り妃候補の打診を断り、仮に候補になってもうまく立ち回れるようにしなければならないと考えました。

妃候補にはまず間違いなく上がりますよね…。ヴィクトルはあの場面でオルタンシアと離れてしまったのは絶対納得いってないだろうし、なによりヴィクトルは急にオルタンシアに避けられた理由が分からないわけですからね。

公爵領にはアナベルをはじめ、色々な分野に秀でた教師を手配してくれたのですが、それとは他にコンスタンから領地の運営管理について学びたいと頼むのでした。

父は、他のレッスンをおろそかにしないという条件で領地運営管理についての学習の許可をもらったのでした。

静養とは言いますが、実はスケジュールぎっちぎちで勉強してたりするんでしょうか。それに加えてさらに領地の運営管理について学ぶとなると、休んではいないですよね笑。

コンスタンから領地運営のコツは民の声に耳を傾けることと聞き、さっそく聞きに行くのですが、名産品も観光資源もないという現状でした。

オルタンシアは王都でも珍しい野薔薇を見つけ、「花祭り」をしました。結果、成功し花が観光資源になったのでした。

さっそくオルタンシアは領地運営に関する手柄を一つ上げたことになりますね。この調子で順調にいけば、いつかは一人前に運営を任されるようになるでしょうね。

ジェラールの手紙から宮廷騎士団の一つ「黒鷲団」に所属するとの知らせが来ました。黒鷲団とは超々エリート部隊であり幻の騎士団と言われているところでした。

黒鷲団…何ともまあ得体の知れなそうなところに所属が決まりましたね。活動内容は謎に包まれているとパメラが言っていましたが、それが吉と出るか凶と出るか…。

オルタンシアは再び女神と会い、女神は「家族に危険が迫っていること」、「魔神がまだジェラールを狙っている」ことを教えてくれました。

確かに女神の加護を全然使っていませんよね。これから出番がたくさんあるのでしょうか。魔人崇拝教団を始末したはずなのに、まだ狙われているという事は、残党が居るのでしょうか。それとも完全な別勢力がいるのでしょうか。父の体調も心配ですし、一番気をつけなきゃいけないことかもしれませんね。

それを聞いたオルタンシアは、ジェラールと父を救うため、一人前の貴族になるために、来年の「デビュタント舞踏会」に参加することにしました。

ジェラールや父には止められますが、オルタンシアはこの家の一員として認められたい、「家族のつもりですから」と言います。

ジェラールから「家族のつもりではない、家族だ」と言われ、参加を認められるのでした。

改めてジェラールからの愛情を感じられるいいシーンでした。そういえばジェラールは自分達は家族だと何度もオルタンシアに言っていましたね。オルタンシアもその度に救われているので、これからも言ってあげてほしいですね。

デビュタント舞踏会の当日、オルタンシアコンスタンから学んだ知識を活かし、無事に顔合わせは終わりました。

次は社交界デビューを飾るファーストダンスをするのですが、事前に「エスコート」役は父だと聞いていたのですが、その場に来たのはジェラールでした。

一度目の人生で死んでしまった舞台へ近づいてきましたが、今はジェラールが居るから大丈夫だと思うオルタンシアでした。

さて、今後の展開はどうなるのでしょうか。話が一区切りして、次の章へと言った感じの終わり方だったので、先が予想できません!楽しみです!

4巻レビューについて

6巻レビューについて

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【過労死フラグクラッシュ】悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします 最終巻【転生系漫画】

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「悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします」の最終巻レビューです。

アレクセイエカテリーナを泣かせてしまったことを後悔しており、授業でも上の空になってしまいます。

そこへ見かねた「ニコライ・クルイモフ」という、アレクセイを「公爵」とあだ名のように呼ぶ唯一の人間が声をかけてきます。

ニコライからエカテリーナにとってフローラは初めてできた友達になるのではと言われ、さらに身分違いを排斥するのは祖母の考えに染まっていたことに気づきます。

ニコライは心配なら明日にでも少し話してみたらどうだとアレクセイに言うのでした。

ニコライも妹が居るからこその良いアドバイスをしてくれましたね。ちゃんと同じようにエカテリーナのことを考えようとしてくれるのが分かりますね。

アレクセイフローラエカテリーナにとっての初めての友達だということに気づかせてくれたり、たびたびアレクセイにも気にかけていますから、ニコライは重要キャラになりそうですね!

エカテリーナは身分についての前世とのギャップとフローラに自分と付き合わないほうが良いと言われ、さらにアレクセイにも言われたことでショックを受けました。

ゲームの正解ルートでヒロインであるフローラは、相手を思うがゆえに身を引くことがあり、今回もエカテリーナのことを思って身を引いたと考え、ゲームでの皇子がフローラを追いかけたように、エカテリーナフローラを追うことにしました。

アレクセイに対しては、母をいびり倒した嫌悪の対象である祖母と同じと言ってしまったことで、アレクセイを傷つけてしまい、そのせいで嫌われてないかが怖いから、エカテリーナは、今くよくよしていることに気づきました。

エカテリーナは無事アレクセイに謝ることができ、アレクセイエカテリーナにとってフローラは初めてできた友達だということに気づいたから、学園で過ごす間くらいは付き合っても良かったと考慮すべきだったと言ってくれました。

エカテリーナは自覚のあるブラコン故に、すぐにアレクセイにくっつく癖がありますね。それを喜んでいる?アレクセイのことを考えると、この二人は何があっても、ちゃんと話し合いができる良い関係だなあと思いました。

こうして無事に兄妹の仲を戻すことができたので、次はフローラの元へ向かいます。

エカテリーナフローラアレクセイの判断が変わった事、フローラと純粋に喋っていて楽しい、気が合うから友達になりたいと思っていることを伝えます。

泣きながら受け入れてくれたフローラを部屋に誘い、夕食を食べた後、エカテリーナは自分の事情を全部話し、貴族との付き合いがないから、下手に付き合って公爵令嬢としての品格を疑われるのが怖いとも付け加えることで、フローラが引け目を感じて離れると言い出さないでくれると思いました。

エカテリーナが元アラサーで良かった点が出てきましたね。フローラを精神的に支えてあげられますからね。責任感と言うか余裕が見られますね。私はまだ全然余裕ないので、すげー!と思いました。

今まで読んできた作品の中で、一番ヒロインと悪役令嬢の仲が良い作品かも知れませんね。この先の展開が楽しみです!

植林についてアレクセイフォルリが話しているのを聞くと、「森の民」という少数民族がいることを知り、さらにはその部族の長がフォルリの奥方だと言われました。

エカテリーナたちが作っていたパイをフォルリが食べると、懐かしい味がすると言い、フローラがそれはナターシャ・チェルニー男爵夫人のレシピだと言います。

実はナターシャの夫であるヨシフ・チェルニーとクラスが同じで、ヨシフとナターシャの駆け落ちのお膳立てをしたのはエカテリーナ達の祖父セルゲイだったと言います。

アレクセイフォルリに何故先日、祖父とチェルニー男爵の件を言わなかったのかと問いましたが、セルゲイとの関わりがあったからフローラを特別扱いするのはどうかと思い黙っていたと言いました。

悪役令嬢の祖父とチェルニー家の関係はゲームではどんな風に影響していったのでしょうか。完全に隠された要素だったのでしょうかね。

初めての魔力制御の実技授業の日が来ました。この日はゲーム通りにいけば魔獣が出現し、クリアしなければ皇国滅亡フラグが立つというものでした。

ゲーム通りに魔獣が出現し、同級生を逃がす為、土属性の魔法を使い、エカテリーナは一人、魔物と戦います。そこへアレクセイミハイルが駆けつけます。

魔獣の体内にある「魔核」を破壊して倒すのが一般的ですが、この魔獣は心臓に魔核がない個体だったので、地中に閉じ込めて動きを封じることにしました。

いきなり魔核が破壊できない魔獣が来るのか…と思いました。ゲームで言うならチュートリアル戦闘ぐらいだと思うのですが、違うのでしょうか。本来エカテリーナは来なかったとして、戦えるのはフローラアレクセイミハイルの3人になることになりますよね。かなり厳しい戦いになったのではと思いますが…。

無事に封じたように思ったのですが、魔獣は不意を突いてアレクセイミハイルを狙っていきました。

それをエカテリーナは2人の周りに土壁を作り、2人を守りましたが、今度は打つ手なしのエカテリーナへ魔獣が向かってきました。どうにもならないと思ったところに間一髪フローラが助けてくれました。

フローラエカテリーナを守ったことにより、ユールノヴァが正式にフローラの後ろ盾についたことで、フローラの学園生活は安泰になるだろうとミハイルに言われます。

ミハイルエカテリーナが一人踏みとどまったことで犠牲者を出さずに済んだと褒められ、さらにこれからは殿下じゃなくミハイルと呼んでくれないかと言われます。

これは本来ゲームでヒロインに言うセリフで受けかねているとアレクセイが止めにきます。フローラにも友達としてミハイルと呼んでほしいと言い、エカテリーナは自分とフローラにも「嬢」と付けず、名前で呼んでくれれば嬉しいと返しました。

ミハイルエカテリーナのことをちゃんと褒めたのは良かったと思いました。素直にうれしかっただろうしグッジョブですね。

最後、アレクセイだけでなく、フローラでさえもエカテリーナ好き好きでミハイル警戒みたいになっているのは笑いました。ミハイル可愛そう笑

その後アレクセイに「立派だったが同時に無謀だった」と言われ、「お前に何かあれば私も生きていられない。お前が私の生命だ」「お前は私の命を握っていることを忘れないでくれ」と泣きながら言われます。

泣かせたことに焦り、必死に謝るエカテリーナでしたが、そんな様子を見て、アレクセイに笑顔が戻るのでした。

前回はアレクセイに謝ったとき、しおらしく謝っていましたが、今回は勢いで必死に謝りましたね。どっちにしても二人の距離はめちゃくちゃ近いので見ていて微笑ましいです。

クラスメイトとの関係も変わり、魔獣から助けた「マリーナ・クルイモフ」「オリガ・フルールス」にお礼を言われ、エカテリーナたちはこれからは親しくしようというと周りからも声がかかるのでした。

マリーナ・クルイモフ」とはニコライの妹なんでしょうか。ニコライにめちゃめちゃ言われてましたが、どんな性格なのか楽しみです!

前世でありえなかったものが普通にあって、シナリオ通りのイベントも必ず起きるけど、前世と同じく人は生きてて、人と人の関係は接して話して変わり得るもので、破滅フラグは怖いけれど生まれ変わった新しい人生、ゲームの世界らしいのに、生きてる実感をすごく感じてるとエカテリーナは思いました。

この文から生きている実感がある。充実している。というように取りましたが、これからも何があっても対処できそうですね!玄竜等の問題点などは描かれませんでしたが、この短い中でいい感じにお話をまとめられたと思います。願わくばまた続編が出ると嬉しいです。

2巻レビューについて