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【たくましすぎる主人公】ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ 1巻 レビュー【逆転系漫画】


今回紹介するのは「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」です。

雛宮と呼ばれる場所で選ばれた5家から尭明皇太子との相手、つまり次期妃を決める物語です。

主人公となるのは容姿、佇まいが優雅であると言われ、一番に皇太子からも他家からの女官からも寵愛を受けている「殿下の胡蝶」と呼ばれる「黄家」の雛女「黄 玲琳(こう れいりん)」です。

玲琳は、「雛宮のどぶねずみ」と呼ばれる「朱家」の雛女「朱 慧月(しゅ けいげつ)」から大きな嫉妬を買い、乞巧楼から突き落とされてしまいます。

その際、慧月は道術を使い、玲琳と体を入れ替われます。

玲琳は自分を殺害しようとした「大悪女」慧月として、愛される立場から一転、周りから侮られ冷遇される立場になってしまいました。

しかし、玲琳は絶望せず、むしろ玲琳の虚弱であった時の体ではなく、慧月の健康な体で過ごせることを喜ぶ「鋼の精神」で生きていきます。

事実上の処刑である「獣尋の儀」を乗り切り、廃棄された食糧庫に追放されても、玲琳慧月の自由に元気な体に喜びながら困難に立ち向かっていくというお話です。

良かった点

①慈愛の心を持ちながら無敵の精神を持つ魅力的な主人公

過ぎた欲を持たず、困難に臆せず立ち向かい、それでいて他人の心を想い測ることができるという、能力やスキルではない単純な性格のみでここまで強く凛とした人物を描けるところに感嘆しました。

仕草や言動も可愛らしく、心から応援できるキャラクターだった点も大いに評価できる点でした。

②慧月の人間らしい感情、純粋な悪ではないという点

慧月はもとから悪女だったわけではなく、両親や環境から周りから蔑まれたことにより、恵まれた立場の玲琳を嫉妬し恨んだという理由がありました。体が弱い玲琳とはつらく厳しい環境を生き抜いてきた慧月は行き過ぎた行為をしてしまいましたが、こうなってしまったということに十分理解できる状態でしたので、違和感なく読み進めることができました。

気になる点

①皇太子が玲琳に夢中すぎた

本来、皇太子が平等に接していればこのような事態にはならなかったのに、慧月を裁く権利があったのかと思いました。いくら怜琳が魅力的であっても他家の雛女にも好意的までとは言いませんが、丁重に接するべきだったのではないかと思いました。

2巻レビューについて

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【歳の差恋愛】先生、今月どうですか 3巻【日常系漫画】

ネタバレ注意


「先生、今月どうですか」の3巻レビューです。

が13歳の時、万里が初めて入居した時のお話ですね。

今と違って大分雰囲気が沈んでいる万里でしたね。一方で昔から大家として住人から頼られるよう頑張るは変わらないですね。

13歳にとっては難解な万里の小説を、他の本で少しづつ読書に慣れつつ、国語辞典を片手に読むでしたが、彼女の中の大家としてのあるべき姿と言うのでしょうか、普通ではない何かを感じました。

万里の小説を読破して、感想を言いに行ったのもすごいですね。しかも簡潔に作者が納得するような内容で。万里の表情が少しだけ今の頃と近しくなっていったのはやはりのおかげのようですね。

未来視を使う流れも完璧でしたね。握手によって触れることで未来を見ましたが、結婚する未来を見て、それを受け入れたでしたが、万里の笑顔に一目惚れだったからと言う感じでしょうか。

初恋といった反応のの様子が可愛くて良かったです!

101号室の優しいお爺ちゃんの不破(ふわ)について。

なかなか貫禄なある人物だと思っていましたが、まさか元ヤクザで組長だったとは…。

息子の現組長である大樹も物凄い迫力でしたが、それを上回る不破もすごかったです。

一番度胸があったのは、そのヤクザ相手に立ちはだかった13歳の少女であるですがね!親が見ていなかったから良かったものの不破が居なかったら大変なことになっていましたよね…。

万里の面倒くささを覚悟しておくべきだと忠告していましたが、ヤクザの前で「不破が住んで居ても迷惑にならない」と言ったも相当な度胸ですよね~。

の将来について。

昔から大家になると決めていたですが、人と馴染めたのが大家の娘として活動し始めたからということでしょうか。

父親には最初は反対されましたがと住人の交流を見て、少し認めてくれた感じですね。

は昔、未来視で見たくないものを見てパニックになったと言っていましたが、それも後々出てきそうですね。それでも時々未来視を使うようになった理由も知りたいです。

元担当編集者の桜庭(さくらば)について。

どうやら万里は複雑な家庭関係のせいで、最初の暗い雰囲気を纏ったようですね。学生の頃から覇気も元気もない感じでしたが、小説を書く時の情熱は、様子を見ていた桜庭にとって本気だと思われるくらいすごかったようですね。

桜庭万里の様子を見に来ていた理由は何だったのでしょうか?そこはまだ書かれていなかったのですごく気になりました。

様子が変わり始めた万里について。

桜庭にもう小説は書くなと言われて、それが悪い方向に効いてしまい小説と執筆から離れてしまった万里でしたが、髪を切ったのは驚きですね。以降、短髪でいる万里なのですが、にとっては好印象だったようで良かったですね。

…まあ好きな人だったらなんでも受け入れるという懐の深い女性は割といますからそんな感じかも知れませんが。

深夜の交通整理は始めた万里ですが、またこんな変わった時間に働こうと思った理由はなんだったのでしょうか。、なんとなく夜勤の仕事にするとは思えないんですよね。

万里のために出来ることはないかと弁当を作ることにしたでしたが、によってではありますが、万里の後をつけてまで様子を見に行った行動力はすごかったですね。

万里が小説に戻ってくると、未来視を使わずに信じたのがエモポイントでした。

桜庭に「万里を外に連れ出して刺激を与えてくれ」と頼まれた

万里の部屋にある植物を見て、万里を植物の温室に連れていきましたが、どうやら最後のコマを見る限りいい刺激になったようでしたね。

万里を想っているのを気付いて、桜庭はこのことをに頼んだと思うのですが、やはり客観的に見るとに恋はバレバレのようですね。

そして何気に前回は、一緒に外出するように誘えなかったのに、今回はあっさり誘えてましたよね。自分の為より他人の為なら動けると言った感じなのでしょうか。

もちろん万里を想っているからでしょうけども、おそらく他の住人にも同じ対応をするだろうなあと思いました。

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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【歳の差恋愛】先生、今月どうですか 2巻【日常系漫画】

ネタバレ注意


「先生、今月どうですか」の2巻レビューです。

今回は万里の2人のほかに、数名の登場人物が話の中心になっていました。

203号室の英(はなぶさ)は、学生?のようで自身のブランドを作ることが目標のようで、紫が冬休みの宿題で妹の千草(ちぐさ)のために熊のマフラーを作れるように教えてもらう代わりに、の自作の服のモデルをします。

万里の関係を面倒そうに思っていて、あまり親しくしようとしない少しドライな雰囲気の人物ですが、のモデルとしての素質はなんとなく認めているようで、おせっかいを焼いてくるを面倒くさがりつつも、なんだかんだでと紫の素質を引き出す万里と関わるという感じです。

無意識なのかを心配する万里に少し驚きました。個人の見解としては、気持ちの方向が紫→万里の一方通行だと思っていたので、様子を確かめにくるほど気になっていたという事は、やはり予知能力通りにいくのかなと思いました。

201号室の速水(はやみ)は、どうやら酒好きの恋多き女性といった感じですね。

万里に対する恋心を改めて認識させた良い人でしたね。「他人の男に興味ないから」といって、自分の気になる人を諦めるというかさっぱり切り替えるところが素敵だなと思いました。

重い女だと言われたと言っていましたが、全然そんな感じの人には見えませんでしたね。これからの速水に期待です。

父の雅臣(まさふみ)と母の凛子(りんこ)が経営する「喫茶すみれ」の二人の話でしたが、こちらも7歳歳の差の夫婦で、珍しく父親のほうが年下という事でしたが、お似合いの二人でしたね。

不器用だけど誠実な父親とそんなところを可愛いと思う母親、とても素敵だと思います。夫婦仲が良いって憧れます。私の周りでそういう話は聞かないもので、世の中には現実でもこういう仲の良い夫婦がきっといるんだろうなと思いました。

その後、その両親の話を万里にした後で、「私、17歳です」と攻める紫に思わず笑ってしまいました。そんな結構直接的な告白に気づかない万里じゃないけどこれはややこしいことになりそうな二人というか、もうなっていますね(笑)。

万里を映画に誘おうとしていたでしたが、あんなに告白みたいなことを言っているのに、誘えないということに意外さを感じました。

そんな悩みに気づく友人の芹(せり)となぜかそんなところにだけ気づく万里。この二人に紫は大切に想われているんだなと分かる話でしたね。

喫茶すみれの常連、中島さんの飼っている犬「幸子」ですが、にだけ懐かないことから最初、万里を恋愛的に懐いているのかと思いました。

深読みしすぎでしたね。そんな現実離れした原因ではなかったですね。単純に表情に力のあるが苦手だっただけのようでしたね。そういえばが笑っているところが記憶にないのですが、そんな場面がありましたかね?この話で初めて気が付きました。

新しい出版社から声がかかり、恋愛小説に取り掛かる万里でしたが、の未来視通りに上手くいかなくて企画がなくなるという結果だったのでしたが、が自分の力でほんの少し未来を変えることができたということは、やはり万里が小説家として大成し、と結婚するという未来になるのでしょうか。

個人的にこの話で良かったのは、万里が前回教えてくれた悩んだ時にくる場所で早速二人が出会うところですね。まだ内容こそ違いますが、二人が同時期に悩むという展開に、二人三脚的なつながりを感じました。

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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【歳の差恋愛】先生、今月どうですか 1巻 レビュー【日常系漫画】


今回紹介するのは「先生、今月どうですか」です。

アパート「コーポさくま」に住む33歳小説家の四十万万里(しじまばんり)のもとに、17歳で大家である佐久間紫(さくまむらさき)が家賃を毎月取り立ててきます。

には制御は出来ないが人に直接触れるとその人との近い未来が見ることができる予知能力があります。

はその予知能力で将来、万里と結婚する未来を見ます。

は能力のことは伏せていますが、万里に対して好意を持っており、食事を買ってきたり、風邪の看病をしたり、万里の小説を広めるために色んな人に紹介したりしています。

しかし、万里はそんなの好意に気づいていないという、もどかしい恋愛内容のお話です。

良かった点

①紫の表情がとても豊かで面白い

照れや恥ずかしい時、万里を思っている時の表情がどれも絶妙に違っていて、こんなに書き分けれるのはすごいと思いました。紫の表情を見ているだけでも楽しいです。中でも気に入っているのは凛とした表情で、真摯な時、照れを隠している時で微妙に違うところが紫の可愛らしさを出しているところだと私は思いました。

②純粋で健気な想いを感じられる暖かい内容

まだ子供な紫は、余計なことを考えず、真っ直ぐに万里の好意を抱いており、その為にしていることも姑息なことはなく、子供を愛する母のような純粋な愛からの奉仕に近い行動を受けている万里が羨ましく感じられました。もちろんそれは異性としての愛なのですが、紫は明らかに尽くすタイプなので、優しい母のようなイメージを受けました。年下で包容力のある女性は男性にとって人気が高いこともあり、私自身も紫に惹かれました。

気になる点

①現実的に考えられない恋愛か

16歳も年が離れているせいか、それとも小説が売れないことで男としての自信も無くしているのか、距離が近い通い妻のような紫の分かりやすすぎる好意に対して、一切理解を示していないというのが気になりました。万里があえて気づかないようにしているのか、これからの二人の関係の発展が非常に気になります。

しかし、漫画だからこそ現実には存在しないような恋愛を成就させてほしいなと思うので、作者の術中にはまっているのかもしれません(笑)。

2巻レビューについて

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【ヒロインのお姉様化!?】グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです 1巻 レビュー【転生系漫画】


今回紹介するのは「グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです」です。

24歳日野茉莉、職業経営コンサルタント。彼女は「グランドール恋革命」という乙女ゲームにラスボスである、悪の王女「ヴィオレッタ」として転生します。

グランドール恋革命は、「光の乙女」という癒しの力をもった聖女が存在し、教会が「光の乙女候補」を集め、選ばれた一人が王冠を授けられます。ヒロインも候補の一人だったのですが、弱者救済に消極的な教会を飛び出して、下町で薬局を開きます。

そこへお忍びで攻略対象達がやってきて、様々なイベントに巻き込まれていくという内容です。

このまま何もしなければ、光の乙女として覚醒したヒロインに倒され、その後に処刑や惨殺される未来が待っています。それを避けるために、ヴィオレッタが前世の知識などを活かして、生き延びようとしていきます。

ある日ヴィオレッタは町に外出していたら、ナンパされている少女を助けるのですが、実はその少女はこのゲームのヒロイン「アナリー」でした。

助けた際、自分も怪我をしてしまい、護衛の騎士「ラルス」とアナリーに治療してもらいました。

アナリーにはいい子だから幸せになってほしいと思う反面、ゲームの知識で攻略対象の内の誰かのルートに入ったら、疫病が発生したり、暴動が起きるという未来を知っているので、それをどう防ごうか考えます。

前世で社会的に良い人を救いたかった茉莉は、2度目の人生でヴィオレッタとして、自己犠牲で人を助け疲弊していくアナリーを助けること、そして、自分の死の運命を回避するために、奮闘していくというお話です。

良かった点

①ヴィオレッタに好感が持てる

前世を思い出してからの反省と猛勉強や、女性なのに一人で困っている少女を助けようとするかっこよさ。前世からいい人を救いたいと思い、仕事をしていたという、悪役とはかけ離れた善人なのが好感が持てました。

②正体を隠して助ける

実際中身は別人なんですが、極悪非道な王女と呼ばれているヴィオレッタですが、ヴィオラと正体をごまかして、ヒロインを助けていくというのが、個人的に好きな展開でいた。

残念な点

①アナリーに会うまでの過程が早すぎたかも

あまりにもヒロインとすぐ遭遇してしまったので、アナリーからの信頼度が1巻にして既にかなり高いのは賛否両論な点だと思います。

2巻レビューについて