ネタバレ注意
「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint」の8巻の感想です。
変異した黄紋病を治すのに必要な「黄風花の花びら」を、カーティスに集めてもらうことにしました。
サザランドの民たちは大聖女への感謝の気持ちが積もりに積もって、ここまでの信仰になったのですね。それほどまで過去にひどい迫害を受けていたのでしょうか。
カーティスは短時間で大量の花びらを採ってきて、さらには魔石も取り出してきましたが、前世の腕前は完全に取り戻すことが出来たのでしょうか。
フィーアが素材の分量も量らず、魔法を流して適正な効果を出すようにするという、人の手では不可能な大聖女のみができる作成方法をサリエラに教えても、案の定サリエラは真似することはできなかったので、結局フィーアが特効薬を作ったのですが、今後黄紋病が発症した時はどうするのでしょうか。
シリルに誘拐騒動のことを根掘り葉掘り聞かれるのかと思っていましたが、シリルはフィーアが自分を守ろうとしている気持ちを汲み取り、無理やり聞き出したりせず、話せる範囲だけでいいから報告してほしいと言ったところは流石だなと思いました。
頂点に近い身分に居るのに、一介の騎士?の気持ちを理解できる優秀な上司ですよね。
カーティスには自分は魔王と相打ちになって死んだと伝えたフィーアでしたが、カーティスの様子からすると真実を知っているんじゃないですかね?
となるとカーティスはフィーアに嘘をつかれたことに対して、自分に非があるから本当のことを話してくれなかったと自分を責めそうな感じがしましたが大丈夫なんでしょうか。
慰霊式ではダンが崖から落ち、フィーアもそれを助けようとして落ちてしまいましたが、泳ぎが得意でないのに助けに行こうとするところを見ると、本当に人のために動くということを優先に動いているのですね。
フィーアは300年前と同じ伝説の光景を住民に見せ、崇められているところをサヴィスに見られてしまいました。
報告がすでにいっているとはいえ、ここまでの光景を見せられれば、サヴィスもフィーアが大聖女の生まれ変わりだと判断するのではないでしょうか。今後フィーアはサヴィスにどう扱われるのでしょうか…。
無事騎士団と住民は和解することが出来ましたね。シリルに忠誠を誓われ、サザランドの民には信仰されているという、もうどうやっても言い逃れできないほど重要人物になってしまいましたね。
今後もフィーアが一体何をしでかすのか楽しみです!
9巻の感想について