ネタバレ注意
「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint」の6巻の感想です。
シリルは王族の血をひいていたのですね。今は公爵ということになっているみたいですが、27歳で公爵家当主というだけでなく王位継承権持ちで、第一騎士団長と若さと身分が釣り合ってなさ過ぎて、めちゃくちゃ苦労してそうですね。今はフィーアに苦労させられてますが笑。
シリルが自分のことを紹介するときに、独身と言ったまでは良かったのですが、なぜ身長まで公表したのでしょうか。身長高くて羨ましいです…。
シリルの母はその当時で最も強力な力を持った聖女だったのですね。年齢のせいで妃になれず、周りに当たり散らかしていたみたいですが、聖女というにはプライドが高すぎるのではないですかね…?
シリルの母が溺れたのも自業自得ですし(なぜ薬草を探していたのかは分かりませんが)、私に触れるなと言われれば住民も助けるに助けられないですよね。
それで助けられなかった結果、シリルの父は激怒して住民と戦争を起こし戦死したとありましたが、シリルの母が聖女のような赤い髪色をしていなかったら、戦争の前にとっくに殺されていてもおかしくないですよね。
フィーアが言っていた通り、サザランドの住民は優しすぎと言っていいほど寛大ですよね。普通は公爵家に石を投げる住民が大勢いても不思議じゃないですよ。
シリルが前巻でフィーアと友人になろうとしたのは、やはりフィーアのためだったのですね。
友人になることでフィーアが今回の助力を断れるようにした、という配慮だったようですが、フィーアはその配慮に気づいてあげられる優しさを持っているので、逆にそれが良い結果になりましたね。
青騎士であるカノープスの遺体はサザランドには眠ってないようですが、一体どこへ行ったのでしょう。それとフリフリ草を子どもたちは誰に使うつもりだったのでしょうか?
フィーアは口を開くたびに自分が大聖女だとバラしていますよね笑。今回は大聖女信仰の地ということもあり、迂闊な発言を繰り返してしまったため、ついにフィーアが大聖女の生まれ変わりであることを言い当てられてしまいましたね。
これからフィーアは大聖女の生まれ変わりを演じることになりますが、はたしてサザランドの住民は大聖女に対してどんなイメージを抱いているのでしょうか。
至尊で美しいという一般的なイメージを持っているようだったら問題ないですが、意外とおてんばだったというイメージを持っていたらフィーアはますます大聖女の生まれ変わりだと認定されるのではないでしょうか!?