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戦場の聖女 ~妹の代わりに公爵騎士に嫁ぐことになりましたが、今は幸せです~ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「戦場の聖女 ~妹の代わりに公爵騎士に嫁ぐことになりましたが、今は幸せです~」です。

ヘルトリング伯爵家の「フィーネ」は、父親と侍女の間にできた不貞の子であったため、親子と妹の「コリンナ」から迫害されていました。

18歳になったある日、フィーネは父親から「明日から戦場で軍医として働いてもらう」と言われ、強制的に軍医にされました。

常に死の危険が付きまとう恐怖がありましたが、騎士や兵士の人に優しくされ、軍医と言う職業に誇りを持っていました。

一方、コリンナは父親と母親の間に生まれた子であり、両親の愛を一身に受けて育てられました。

容姿が美しいだけでなく、”百年に一人”と称される天才治癒士で「聖女」と呼ばれていました。しかし、性格は両親と一緒にフィーネを迫害するくらい最悪でした。

戦場にてアレクと言う騎士が、公爵騎士「レオン・ランセル」が負傷したので、レオンを救ってくれと、聖女であるコリンナに頼み込みます。

コリンナは治療に向かうのですが、レオンの酷い容態を見て、逃げ出してしまったようで、アレクは代わりに、軍医であるフィーネに治してくれと頼みに来ました。

フィーネは無事、レオンを治療することに成功しました。

そして後日、レオンからフィーネに婚姻の申し込みが来たのでした。

良かった点

①悪役の初期評価が主役より上

最初はコリンナが聖女と呼ばれるくらい世間の評価が高く、また容姿も良いことで、後々フィーネがこの評価をどうやって覆していくのか、コリンナとヘルトリング家はどう破滅していくのかをより楽しみにさせる設定だと思いました。

②主人公(フィーネ)の設定が良い

家族に虐げられながらも、軍医として逞しく生き、性格も礼儀正しくて優しく、治癒魔法が使えるという、可愛そうな境遇だけれどもそれに負けないでいる、というところがフィーネの魅力になっていると思います。

主人公の設定や性格は、漫画を快適に読む際に非常に重要になってきますので、この点はバッチリです!

気になる点

①レオンのキャラについて

あまり感情を表に出さず、クールなキャラと言う認識でいたのですが、読んでいると結構感情を出しているところもあり、表情も豊富なので、少しキャラがぶれているかな?と思いました。

2巻の感想について