ネタバレ注意
「悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します! 」の2巻レビューです。
前回、違法カジノに大打撃を与えたエルディアとアルバートでしたが、カジノの支配人がやってきて、さらに無法地帯のファイトクラブがあること教えられます。
掛け金を払うか観戦料金を払わらなければならなかったのですが、そこで推しキャラの「兎月千草」を見つけ、推しが理不尽な状況に置かれているままにはしておけず、千草にアルバートが勝てば、千草を貰えるように賭けました。
万全の状態でなかったので容易く千草を追い詰め、詰め寄る支配人にも影を使い、闘技場から去り、千草を救うことができたのでした。
単純な力の強さでは千草には勝てないとあった通り、剣が木刀でなければ、暗器では止められなかったでしょう。クラスはかなり重要な要素ですね。
今後は、騙されて奪われた千草の魂の片割りの名刀「萩月」を取り戻すために動くことになりました。
本来ストーリーにはこの場面に出るキャラクターではないらしく、ストーリーには必ず起こるものとエルディアたちが整えないと発生しないものがあるらしいです。
ここで千草に妬いたアルバートがエルディアに強引な告白をするのですが、女性読者の方はぜひ見てほしいですね。
萩月を取り戻すために知り合いのマフィアに会いに行きます。
その名はエルフの「コルトヴィア・オルディ」といい、この世界でも裏社会を牛耳っているオルディファミリーの長です。
エルディアはコルトヴィアに街(リソデアグア)を紹介する時に、家族を守るための利益を生むことを許す代わりに、必要以上の悪が来た場合は秩序を守り抜くよう契約していました。
どうやらカジノは新興勢力によるもので、その中心にはイストワ国の貴族「テべリス伯爵」が関わっており、近々カジノを通じて大きな催しをするので、そこへ潜入することにしました。
コルトにも転生事情を話しているのですね。なんとかうまく仲間?になってくれて良かったですね。もちろん仲間にする要素は準備していたみたいですが。
エルフは随分チート能力持ってますね。2,3人で組織を掃討できるとは…。主人公の仲間にはコルトがなるのでしょうか。どのみち1人はエルフを仲間にしておかないとまずいですよね!
アルバートのカジノ潜入は成功し、カジノからも遊びに来てほしいという手紙が届きました。
アルバートの変装により、カジノ内で3人だけになれ、最終目標が変わらないことを確認したうえで、勇者と聖女を呼び込むことにしました。
その二人が揃えば、全てが明るみに出るし、その出来事は「コネクトストーリー」の1つであるから、巻き込まないと最悪な結果になるからだそうです。
コネクトストーリーとは?
「エモシオンファンタジー」のコンセプトは「想いの絆は世界を救う」であり、主人公はいろんなキャラから大きな感情を向けられ、その想いを結ぶためにキャラごとに用意されている物語のこと。
今回はコルトヴィアのストーリーで、本来接点のないキャラと最良の形で知り合える唯一の手段である。
オークションの出品リストを確認して、不当に取り上げられた誰かをコルトを通じて勇者に接触させる手筈でいくことに決まりました。
すべての黒幕はテべリス伯爵の「盟主」といわれる者だとアルバートは言いました。
どうやらアルバートが言うには、カジノの従業員は暗示が効きやすい人が多いようで、大規模で暗示をかけるほどの腕の立つ術者ならゲームキャラの可能性があると思いましたが…?
個人的にアルバートが情報を引き出した量が多いと言うところにひっかかったエルディアの反応が気になりますね。彼女はアルバートのことになると鋭いですからね…。
1巻レビューについて
3巻レビューについて
今回紹介するのは「悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します! 」です。
主人公は集めたグッズの下敷きになった事により、死亡?して「エモシオンファンタジー」というソーシャルゲームRPGの悪徳姫「エルディア・ユクレール」に転生していました。
「エモシオンファンタジー」とは勇者リヒトが聖女ユリアの守る聖剣の主となり、魔界の門から現れる暴走した魔物や世界の異変を調査し、その原因である魔人を倒すために冒険するストーリーです。
(ー本冊ー33ページより引用)
この世界もキャラクターも大好きなエルディアは、推しが魔人に負けないように、全てをやりこんだ知識を使って、悪徳姫エルディア・ユクレールとしての役割を果たし、無事ストーリーを完結するのを手伝うというのが、目的となります。
しかし、本編とは一つはずれてしまった要素があり、最推しであるダンピールの「アルバート・ベネット」を従者にしたことでした。
アルバートは、転生者であるエルディアがある程度未来を見通せることに気づいたので、「推しのための明るい悪役計画」を手伝うようになりました。
しかし、勇者リヒトや聖女ユリアはなぜかエルディアを恩人だと思っており(悪事がばらされる前はとても優しく慈母のように接していた)、一緒に逃げようと言ってきたり、薄い本や百合本を発行したことがばれてファンになられたりします。
そんなイレギュラーもありつつ、推しを陰でサポートし続けるエルディアなのでした。
良かった点
①エルディアはみんなに対して推しの感情を抱いている。
分け隔てなく推しのために行動するエルディアはとても楽しそうで、これこそが推すということなのかなと思うくらい、ぶれない感情、行動が魅力的でした。
②悪役に徹しきれていないところ
この場合は、復讐とかそういう目的ではないので、あくまで推しのみんなのために悪役を演じるというところが暗躍感が出て見ていて面白かったです。
残念な点
①オタクの性か無駄にセリフが長いところがある。
これはどれだけこのゲームに心酔しているかを示す為だと思うのですが、少々過剰かも?と思いました。
②最推しに手を出しちゃってる(語弊有)
アルバートの過去を知っていれば確かに助けたいというか、私でも助けますが、推しと距離を縮めると、それは推しではなくただの恋愛対象になってしまうのでは?と思いました。
2巻レビューについて
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【魔女修行】ふらいんぐうぃっち 12巻【日常系漫画】
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「ふらいんぐうぃっち」の12巻レビューです。
前回、大規模な時間停止魔法を行使したことにより、茜を対象とした魔女協会で会議を行われました。
「失われた古代魔法である単独での異界領域直結召喚術の復元を成し遂げた功績」により、重い処罰ではなく「火守りの門」の解錠を命じられました。
なんだかほかの議員?も怖い人だらけなのかなと思いましたが、この世界は基本的に魔女とあっちの世界の人との関係は極めて良好なのもあり、良い人ばかりでしたね。龍とかもいてかっこよかったですね。
チベットの山奥にある貴重品の倉庫なのですが、名立たる魔女が派遣されても開くことがなかったので、今回それを解錠しに行くことになりました。
茜は助っ人として、犬養と二瓶を呼びました。二瓶が調査資料を読んでみた限り難易度が高めな仕事だそうです。
茜と二瓶は何回か一緒に仕事をしていたんですね。真琴と会った時そんな話していましたっけ。ミステリアスな女性ですね。
さっそくワープでチベットに行き「火守りの門」の前まで来ます。
チベットの風景を調べてみましたが、緑鮮やかな山、高原、雪山など、まるで某ハンターゲームを思い出すような景色ばかりでした。
そんな山々が大きく描かれている様は迫力満点でした。この話もアニメにならないかなあ笑。
どうやら門は二重になっているようで、最初の門は「火守りの門に入る資格がない者がこの門を目にすると防衛魔術が作動します」と資料に書いてありました。
約20mのゴーレムが襲ってくるので、それを撃破しないといけないようです。
戦闘経験のない茜と犬養は隠れて、二瓶は単独でゴーレムを倒しました。
ふらいんぐういっち、初の戦闘シーンですね!しかし二瓶さんが強すぎてあっという間に処理されてしまうゴーレム。まぁ私はこの漫画には平和と静穏を求めているので良かったですが!
すると門が開き、今度は立派な門が現れました。この門には火の世界から送られた火の概念そのものである「はじまりの火」が保管されているそうです。
門を開けるには流暢に関西弁をしゃべる壺「ツボージ」という番人に認められる必要があると言います。
ツボージによると、門を開けるヒントはこの門を開けられるのは「大人の魔女だけ」と言います。
茜はツボージの中に酒が入っていることに気が付きます。酒と言えば大人の証明と言い、みんなで飲んでみますが門は開きませんでした。
門を開けるチャレンジは1魔女1日1回だけらしく、門は閉まって追い出されてしまうのでした。
チャレンジに失敗するとペナルティですごく酔っぱらってしまい、暴走した犬養とダジャレマシーンと化した二瓶を介抱する茜でした。
ツボージ、なぜ関西弁なのか?他の国の魔女が来たらどう話すのでしょうか?気になります笑。
酔っぱらってダジャレマシーンになってしまう二瓶さん、めっちゃ可愛いですね。常にうれしそうなほわほわした顔は、普段のイメージから考えられない様子でギャップ萌えでした。
夜、みんな寝てしまったので、ケニーと共に起きて話していましたが、後ろから何かが来るのを感じました。
朝、犬養が目を覚ますとツァルカ村の建物に居ました。どうやら茜は村とお付き合いがあるらしく、偶然先ほど村のカンシャオという青年に会い犬養と二瓶を村に連れてきてくれたと言います。
謎が分からない3人は一度日本に戻ろうとしますが、茜がこの村に1宿1飯の恩義があるので、今日は一日村の作業を手伝う約束をしたそうです。
茜は性格はいい加減そうですが、こういうところはしっかりしているから友達ができるんでしょうね。恩を忘れない心、大切だと思います。
茜とツァルカ村の関係は、茜は雪解け水が流れてくる危ない川に橋を作った恩人であるそうです。ヤギに草を食べさせる手伝いを済ませた3人は、村長から歓迎会に誘われます。
そこで酒を飲むのですが、酒を飲む前に「おとなのたしなみ」という手順があることを知りました。
それが答えだと思った三人は、一旦「火守りの門」へ向かい、その手順をしてみせると正解だったようで、無事「はじまりの火」を協会に届けることができたのでした。
協会は数日の猶予を設けていたとありましたが、信頼されてるんだかされてないんだか…笑。どちらにせよ「嘔吐の魔女」を回避できましたね!めちゃくちゃ怒られたらしいですけど。
鹿角は前回真琴が二瓶がいた店で買った「呪織布」を使ったローブをもらいに来たのでした。
真琴が選んだのは「天羽槌雄布(あまのはづちのおもぬの)」で、身体強化で岩を手で砕いたり、全身の筋力が増幅され、足の速さやジャンプ力も上がっているという物でした。
真琴(著者)のセンスめっちゃいいですね!自分はブルキナファソとかいうよくわからんシャツ着ているのに…。私のも作ってほしいなあ。
鹿角の父はトロールを保護し元の所へ返したり管理する「トロルマネジャ」だそうです。
鹿角はそのサポートをするのが目標みたいで、真琴は目指しているものはないの?と聞かれると、これからどうしようか考えていると言いました。
そこで千夏がローブ屋さんになったら面白いと言い、センスを褒められた真琴は、その方向性で動いてみることにしました。
真琴は前回、闇の世界のガシャを助けたお礼に「カオスストーン」と言う魔石をもらいました。
どうやら魔力を通すと効果が人によって変わる特性を持った石だそうです。
真琴のは白い石で「持っている間少し視力が上がる」という効果だったそうです。
鹿角は小さな竜巻を起こせる効果で、どうやら勝手に飛んでいくようで、それはなんと台風を打ち消したり、再発できたりするようでした。
かなり強力な石もゲットして、鹿角先輩は大幅にパワーアップしましたね!二瓶に負けず劣らずの戦う魔女になるんでしょうか。
ついに茜はケータイを買いました。茜は愛野の勧めでSNSを始めるのですが、チトやケニーを撮って、フォロワーが増やしましたが、変化していないあっちの人を映してしまったので「グレムリン」というのが発動し、茜のスマホは爆破したのでした…。
SNS怖いです…。というかこれたぶんtwitterのことですよね。もう今は「X」になっちゃってますけど。若い女子はインスタグラムとかのイメージだったので、なおとかがツイッターをやっていたのは意外でしたね。
茜が秋の運び屋を仕事に体験バイトさせてもらうため呼んだのですが、千夏たちを見学してもいいかと言うと運び屋からむしろ人手が足りないので手伝ってほしいと言われました。
真琴、茜、千夏、犬養、杏子、鹿角、アキラ、シャーリーと大所帯になりました。
まずは酸ヶ湯で体を清めることにしました。なぜお水やお塩でお清めじゃないのかと言うと、地の神が相手なので、心の状態を感じ取るから、心をほぐしておくとやりやすくなるとのことです。
魔女の魔法も心の柔らかさが大事で、難しい魔法も温泉に入れば使いやすくなるとのこと。
酸ヶ湯、調べてみましたが、温泉内が多くの木でできており、石より木の私にはぜひ行きたい温泉でした。「ヒバ千人風呂」や「玉の湯」など魅力的な温泉のほかに、売店や和風で落ち着いた湯治棟など、お金がたまれば整地巡回の時の宿にしたいくらいでした。
仕事内容は「冬のタネ」に土地の神様が宿らせることでした。
しかし、神様たちは宿ろうとせず逃げてしまいました。これを今日中に捕まえなければ最悪人類滅亡という壮絶な鬼ごっこが始まりました。
順調に捕まえていくのですが、たまに早い子がいるらしく(ボルト)と呼ばれているらしい子がいて、なかなか捕まえられませんでした。
諦めかけていたのですが、どうやら夏の運び屋の失敗で栄養不足だったので不機嫌だったらしく、暖かい温泉のお湯を持って来たら自分から宿ってくれるようになりました。
夏の運び屋かなりやらかしてますね。秋の運び屋はとばっちりを受けているだけですね。あとは春と冬の四季運びの内容が知りたいですね!
ボルトはウサイン・ボルトからきているのでしょうか。どこの世界でも有名ですね、彼。
11巻レビューについて
13巻レビューについて
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