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歴史に残る悪女になるぞ悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです! 5巻 感想

ネタバレ注意


「歴史に残る悪女になるぞ悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!」の5巻の感想です。

今回は衝撃のラストを迎えました。

突如学園に現れた狼についてアリシアは調べました。

分かったことは「狼はロイヤルカードを落としていった(貴族のケイト【4】)」、「誰かが狙われていたわけではない」「転送魔法で消えた」ということでした。

アリシア達はこれをラヴァール国の忠告だと予想しました。(強大な力を持つリズの身柄か命が狙われていることをデュルキス国の上層部に気づかせるため)

ゲームのシナリオでは語られていない部分に差し掛かっている感じがしてきましたね。これからはヒント無しで無条件でリズを崇拝してしまう力と相対しなければならなくなると考えるとアリシアの立ち回りにミスが許されなくなってきました。まあもちろん今までも許されてはいなかったのですが、こちら側の理解者がそれなりにいた事実も加味してです。

カーティスが国王がアリシアに命じた内容に気づいたのは驚きましたね。これだけ冷静に物事を見られるということはおそらくリズの特別な力に影響されていない可能性が高いですね。

ジェーンキャロルの髪を無理やり切ったりして暴れていましたが、アリシアと話し合うことで自分が今までしてきたことはリズのためではなく自分のためだと気づき、行いを反省して自分の気持ちをリズに伝え、リズに別れを告げました。

ジェーンは自分がしてきたことで立場が追い詰められ、逆にいじめられる側になってしまったことで暴走してしまいましたね。でも短いヘアーのキャロルちゃん可愛いです。アリシアも自分の髪をバッサリ切ったのは驚きましたが、悪役としてのインパクトを与えるためならやりそうな感じはしていましたね笑。

勝手に自分の名前を出されて暴れまわって、反省したからといって一方的に別れを告げられたリズのことを考えると割と可哀そうですよね。どういう気持ちでその言葉を聞けばいいのか困りますよね…。

アリシアは保守的なデュルキス国にいても、急速に発展しているラヴァール国の情報が入ってこないと考え、監視役を終えた後にラヴァール国に入る計画を立てることにしました。

目的のためとはいえ、ジルをデュルキス国に残してしまうのですね。ということはラヴァール国でも優秀な相棒を見つけるのでしょうか。

アリシアは、リズの周りに大きな影響を及ぼす「聖女の特性」を自覚的に発動できるようになってもらうために、リズにとってアリシアが無視できないほどの脅威な存在になることにしました。

リズが聖女の特性を自覚的に発動できるようになった時、今の善性のもとに動くのか考えが歪んでしまうのかが気になりますね。一番危険なのは誰かに騙されたり唆されてリズ本人が気づかない程度の悪い方向に能力を使われることだと思います。

ようやくアリシアは、自分に好意を寄せてくれるデュークに向き合うことにしましたが、デュークから返ってきたのは今まででは考えられないような言葉で…?

デュークアリシアへの好意は本物で、アリシアもそれに気づいていて、ようやくアリシアが真剣に向き合おうとしたところでこれ(本編参照)ですよ…。アリシアの反応がイマイチ分からなかったですが、冷静に対処することが出来るのでしょうか。結構ショックを受けてしまいそうですが、どうなるのでしょう!?

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