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悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ 1巻


今回紹介するのは「悪役令嬢レベル99」です。

この物語は「光の魔法の勇者様」という乙女ゲームの世界に、日本の女子大生が理不尽の権化である裏ボス、ユミエラ・ドラクネスとして転生したというものです。

ユミエラは黒髪なのですが、かつての魔王も黒髪だったことで黒髪は悪の象徴とまで言われており、周りにとんでもなく嫌われていることに気が付きます。

そんなユミエラは裏ボスのポテンシャルを生かすためにダンジョンに潜り、ひたすら効率重視のレベル上げをしました。

そして15歳の春、ヒカユウのストーリーの始まりである入学式になり、新入生のレベル測定が始まったのですが、そこでレベル99であることがばれてしまいます。

それからはゲームの主人公の攻略対象である3人にいろいろいちゃもんをつけられたりするのですが、ユミエラはレベル99のパワーで3人に力の違いを見せつけます。

そんなこんなで国王に目をつけられ呼び出されたり、王妃に魔王が復活することを教えられ討伐隊に入れられたり…挙句の果てにはゲームの主人公である「アリシア」に魔王だと疑われたりと目まぐるしく楽しい展開が盛りだくさんです!

ここでよかった点と残念な点について述べていきます。

良かった点

①主人公がクール

あまり感情を動かさず、どっしりとした態度のユミエラは嫌味がなくそれでいて強者巻を出しているので、まさに最強という気分が味わえました。また、個人的にクールなキャラやクーデレキャラが好きなのでユミエラが可愛くて良いです!

②ほかのキャラも可愛い

アリシアも毒のない、素直で可愛らしい性格で大変いいですね。それよりエドウィンを好いているエレノーラ・ヒルローズがすごく健気可愛い感じで小動物さを感じさせるいいキャラです。ただ悪役令嬢がユミエラなので、エレノーラはただのライバルキャラなんでしょうか…?

残念な点

①主人公が今より強くなることがあるのか

おそらく敵はどんどん強くなっていくのだと思うのですが、ユミエラにはかわらず最強の立場でいてほしいので、レベル99の現在では成長限界なのが危惧される点が不安であります。

2巻レビューについて

著者のこみ
原作七夕さとり
キャラクター原案Tea
価格670円+税
ページ数160ページ
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悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします 3巻

ネタバレ注意


「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします」3巻レビューです。

前回はジルベール宰相がマリアンヌという女性のために、病をいやす特殊能力者を探していることが判明したところですね。

ジルベール・バトラーは、キミヒカの攻略対象であり、全員を攻略した後の隠しキャラだったそうです。かなり惚れ込んでいる婚約者がいるのに、攻略できちゃうのか…って思ってしまいました。

プライドはゲームのシナリオを思い出し、婚約者であるマリアンヌがなくなるのは今日だということが分かります。

この時、ジルベールは怪しい連中に手段を択ばず病をいやす特殊能力者を探すように言いますが、そんな能力者はいないと馬鹿にされてしまいます。報酬を強引にでも手に入れようとする連中でしたがジルベールに返り討ちにされてしまいます。今度は複数人で襲い掛かりましたが、ステイルが現れ倒されてしまいました。

そして、ステイルはジルベールにマリアンヌが今日亡くなると伝えて、不当な手段でプライドやステイルを危険に冒したことを糾弾します。しかしプライドはジルベールを救いたいと言ったといい、マリアンヌのいる場所へと案内させます。

そんな中、プライドはアーサーを探していました。アーサーを見つけると力を貸してほしいと頼みマリアンヌのところに連れていきました。なぜアーサーを連れてきたかというと、アーサーの特殊能力は、作物を育てる力ではなく、万物の病をいやす能力だったのです。

アーサーはゲームで剣術でも最高レベルだと言っていたような気がしますが、特殊能力も優秀すぎてとてもただの攻略対象とは思えませんね。たしかにアーサーの父の特殊能力も優秀だったので、家系なのでしょうか。

無事、マリアンヌはアーサーのおかげで生きることができました。いくつもの罪を犯したジルベールはどんな罪でも受けると言います。それに対し、プライドは今日起きたことをすべて忘れ国のために尽くすように言いました。ジルベールはプライドに心からの忠誠を誓いました。正直ジルベールまで味方につけたら政治面では無敵な気がしますよね!

最後にヴァルがなにやら不穏な空気で…?といったところで終わります。

他にも幼いプライドとローザの話や、ジルベールとマリアンヌが出会いお互いを好きになるまでの話などありますが、今回は割愛させていただきました。ぜひご購入いただいて見てみて下さい!

1巻レビューについて

2巻レビューについて

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悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします 2巻

ネタバレ注意


「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします」2巻レビューです。

前回は隣国との同盟反対の者に、騎士団が襲われていて騎士団長であるロデリックが瓦礫に片足を挟まれ絶体絶命なところからです。

ステイルの特殊能力でプライドを戦地に送り込むことでロデリックを救出することに成功します。ここでは大勢の敵に対し、一人で倒していくラスボスらしい姿を見ることができます。このシーンを見ると、前巻で単純な力では男には勝てないと言っていましたが、銃などの武器があれば関係なくほとんどの相手を倒すことができるのではないかと思いました。

その後、戦地へ出たことによりロデリックから、例え私が死のうがプライドは岸にとって守るべき存在であり戦場に出るべきではなかったと言われてしまいますが、プライドは騎士であっても国のために生きる民であるから無駄に死なせないと言いました。

その中で、ゲームの中に騎士団長として出てくる、アーサー・べレスフォードに出会いました。彼はロデリック騎士団長の息子であり、父を救ってくれたことから立派な騎士になると誓われます。アーサーの特殊能力は騎士団で使えない作物を育てるというものらしいのですが、プライドは何かを知っていそうでしたね。

ステイルとアーサーはゲームの中では不仲だったようですが、この世界でのステイルとアーサーは己の内の想いを打ち明けることで、プライドを守る友になりました。ステイルが自身を盾、アーサーが剣といったようにプライドの防衛網がどんどん強固になっていきますね。これよりもさらに強力な敵が出てくることはあるのでしょうか。考えられるのは子供である今が一番危険であるということですよね。

次に騎士団を襲った特殊能力者であるヴァㇽという男を裁いてみろと女王に言われます。実はこのヴァㇽ、キミヒカの登場人物であり、ティアラをとらえるためにプライドに雇われた人物でした。ヴァルに対して、処刑か隷属の契約を結ぶか選択をさせます。これに対しての答えは死にたくないとのことだったので契約を結びました。その際に、危険なときが分かれば、ティアラを能力で守ること、自身ではどうにもできず心の底から助けを求める時はプライドのもとに来るようにと言いました。ゲームと違いティアラを妨害するのではなく助けるためにヴァルを使うのですね。確かにこのヴァルの特殊能力は誰かを守れる能力だと私も思いました。

最後はジルベール宰相がゲームの登場人物だと思い出し、瞬間移動で後を追ったのですが、どうやらマリアンヌという女性のために傷をいやす特殊能力者を探しているようで…?

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3巻レビューについて

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悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします 1巻


今回紹介するのは「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします」です。

この漫画は女子高校生が交通事故により亡くなってしまったことから始まります。

前世でハマっていた乙女ゲーム『君と一筋の光を」通称キミヒカと呼ばれる世界に、ゲームのラスボスで国の第一王女であるプライド・ロイヤル・アイビーに転生してしまいます。

ゲームでのプライドは、ラスボスというだけあって攻略対象である男の子に消えない心の傷をつけるような超鬼畜キャラのようでした。

そんなプライドでしたが、ゲームと同じように予知能力を発現させ、第一王女として認められます。

主人公や攻略対象の敵であるプライドは、どのルートのエンドであっても必ず断罪されるキャラで、逆にバットエンドを迎えると主人公か攻略対象が死ぬという結末になるそうです。

しかし主人公は、前世の記憶を使って自分が助かるためにバッドエンドに持っていくことはしたくないようで、ゲームのプライドは予知能力を悪事の為だけに使いましたが、前世の記憶があるプライドは民や周りの人々を助けるために能力を使っていきます。

ゲームの通りなら、義弟であるステイルは殺意を向けられるほど残酷なことをされたり、ゲームの主人公であるティアラは嫉妬から罵倒され軟禁されたりするのですが、ゲームの背景を知っているプライドは善人である彼らに絶対に危害を加えず守ろうとします。

ここでこの漫画の良かった点、残念な点を述べていきます。

良かった点

①主人公のスタンスがとても良い

悪役であるにもかかわらず、自分が死んでもいいという覚悟があって周りを助けるその姿は感動を抱かずにはいられませんでした。

②ゲーム通りだったらどうなっていたかを描いている

ここが分からないと、プライドは攻略対象に対して何をしていたのかと前世の記憶を持ったことでどのようにして攻略対象を救っていくのかの対比が見れて分かりやすいです。

残念な点

①ラスボスと言っても無敵ではない

腕力などは男性に劣るようで、基本的な剣術や護身術などはとても高いレベルなだけに、ラスボスにしてはちょっと強さが足りないかな?と思いました。

2巻レビューについて

3巻レビューについて

著者松浦ぶんこ
原作天壱
キャラクター原案鈴ノ助
価格640円+税
ページ数183ページ
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地味で目立たない私は今日で終わりにします 2巻

ネタバレ注意


「地味で目立たない私は今日で終わりにします」の2巻レビューです。

前回はエヴァンが「妖精の宿木亭」に来て、身分を隠して働いているラナがエレインではないかと詰められて、その後サンドラの実家が火事になってしまったところからですね。

その後、エヴァンによってつかまれていた腕をタキが治癒魔法によって回復するのですが、ラナはタキが魔法を使えることに驚きました。魔力は貴族でも一部しか使えず、また両親の2人とも魔力持ちだったと言います。例外もあるみたいですが、タキ達は実はどこかの貴族家系だったのかもしれませんね。

一方、フレドリックは痩せこけてしまいしかもサンドラに会えてないとのことです。エヴァンがオニギリを差し出すと、このオニギリを作った女主人に興味がわいたから連れてくるように言います。一応その場では冗談ということで済みましたが、フレドリックはなかなかに荒んでいってしまいましたね。サンドラからなにか力的なものをもらっていたのでしょうか?性格は…もともと残念そうな感じがしますね笑

マリア・カルヴァーニというエレインの友人によってエレインの潔白が判明しましたが、それを裏付ける特別なインクが前回サンドラの家が燃えたことにより、証拠であるインクも燃えてしまったことに気付きます。

次はサンドラの家族のことに触れるのですが、これはまたひどいものでした。家族のせいでお金に困っているサンドラは、机の上に忘れてあったエレインのインクを盗もうとしたがそこを目撃されてしまいインクをドレスにこぼしてしまいます。この一件はパウリーというものがうその証言をしたため、エレインに嫌がらせを受けたことになっていました。そこでお詫びとしてフレドリックからドレスをもらうのですが、これがいけなかったことでした。なぜなら泣いて縋り付けば王大使であるフレドリックさえもいうことを聞いてくれると思ってしまいます(実際そうなのですが)
さらに新しいドレスをもらったサンドラはクローゼットにしまおうとするのですが、今まであったドレスが全部売られていることに気が付きます。そこでサンドラの弟が火事を引き起こすのですが、家族を疎ましく思っているサンドラは助けることをせず、見殺しにしてしまいます。そうして全巻の最後へと戻ります。

サンドラもなかなかというかかなりかわいそうだったということが分かりました。心に余裕がないと自然と性格って悪くなっていきますよね。家族を見捨てたシーン、見捨てられた弟たちの表情、見殺しにする顔、した後の顔がどれも狂気にあふれていてここからサンドラはさらにおかしくなっていくのだろうなと予想されます。その矛先がどこへ向くかはまだ分かりませんが…(エレインはすでに蹴落として関係ないと思っているだろうから)

ウィルフレッドやリアムは引き続きエレインの捜索を続けていました。その道中何かがあったようでウィルフレッドが倒れ、リアムたちは「妖精の宿木亭」に助けを求めます。ウィルフレッドとエレインが仲良くなるまでの経緯がここで描かれます。ここを出る際、ウィルフレッドとラナは顔を合わせるのですが、色々な要素がかみ合わずラナをエレインと見破ることは出来ませんでした。

相変わらずこの世界の化粧はすごいですね。でもよく考えると現実の世界でも化粧をする前とした後で全く顔が変わる人っていますよね。すごい技術です。エレイン(ラナ)はナチュラルメイク風だと思うのですが、実際は結構濃い化粧なのですかね?

シンからプレゼントされた花から妖精が出現します。なんとその妖精は妖精の中の王であったらしく、妖精王から部屋にもっと花を増やすよう言われます。

さっそく、シンと花を買うために出かけるのですが、花を育てている場所がエレインの友人であるカルヴァーニ伯爵の屋敷でした。そこで友人であるマリアに会うのですが、彼女にはラナがエレインであることをあっさり見抜かれてしまいます。

ラスㇳは買い物中のシーンなのですが、なにものかにラナは手を引っ張られ連れ去られてしまいます。それに気づいたシンがどうする…?といったところで終わりです。

1巻レビューについて