Categories
漫画

悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした 2巻

ネタバレ注意


「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」の2巻レビューです。

林間学校2日目、昨日から感じている視線の主を探すため、セシルは夜、オスカーと共に自身をおとりにして犯人をあぶりだす作戦に出ました。予想は「キラー」だお思っていたのですが、なんと犯人はジェイドとリーンでした。

二人に理由を聞こうとするのですが、ゲームのイベントが発生します。「障り」に侵された人を元に戻すため、一旦宿舎に戻るのでした。ここはオスカーのなんでも切れる宝具と、ギルのあらゆるものから守る宝具を使って切り抜けるのでした。しかし実際のゲームのイベントとは違う展開になっていたのでした。

騒ぎが終わった後、セシルは一冊のノートを拾います。それはセシルとオスカーをモデルにしたBL小説でした。実はジェイドとリーンは、セシルたちを主人公に小説を書いていたのでした。そして改めてジェイドたちの関係を聞くと、恋人関係ではなくただの創作仲間兼、趣味友達だと言われてしまいました。

犯人が、ジェイドとリーンなのは意外でしたね。覗いている視線はかなりおぞましいもののように描かれていたので、キラーが犯人だと持っていました。ある意味BL小説のモデルにされるというのは、おぞましいですから、不快感は似たようなものだったのでしょうか(笑)。しかし、ジェイドとリーンが恋仲ではないとすると、まだ誰のルートにも入っていないということになりますね。これから出てくるキャラクターのルートに入るのでしょうか?それになぜおそらくこの世界に存在しない概念であるBL小説をこの二人が作っているのかが謎ですね。どちらかが転生者の可能性がありそうですね。

ここで初めて宝具の説明と出番が来ましたが、流石ゲームの要のアイテムなだけあって、かなりちーとな性能をしていますね。オスカーとギルの宝具に注目が行きがちですが、ジェイドの陰伏の宝具もかなり強いですよね。今回のような罠がなければ、だれからでも逃げられるし、追いかけることもできるというとんでも性能です。他の宝具の性能効果も気になりますね。

林間学校で作られたBL小説はジェイドの力で学園で大流行してしまいます。それだけでもセシリアに恋心を抱いているギルにとっては嫌なのに、セシルの姿でオスカーと一緒に寝たということも口を滑らせてしまいます。ギルを怒らせてしまい、仲直りするためにリーンを頼るのですが、BL小説の創作に協力してほしいと条件を出されます。そこで仲良く?絡んでる様をギルに見られてしまい、さらにこじれるのでした。そこでセシルは昔と同じようにギルにプレゼントを持ってくることで、仲直りすることができるのでした。

どうみてもリーンよりオスカーのほうがピュアな乙女になっていますよね。セシルは中身がセシリアなのもあって、オスカーは自分も抑えるのにかなり苦労してますね。セシルがオスカーのことを同性だと勘違いしてると思うくらい、ガンガン行くのでいつバレるのかヒヤヒヤします笑。

次の問題は、オスカーの友人であるダンテ・ハンプトンにセシルが女だと気づかれてしまったことです。ダンテは隣国からオスカーに差し向けられた暗殺者で、ダンテルートは、選択肢を間違えるとリーンがダンテに殺されて、さらにその犯人がセシリアにされてセシリアも死んでしまうという難易度高めのルートになっているみたいです。

リーンをダンテルートに進ませないようにしていたら、なぜかリーンの行動をなぞるように、セシルがダンテの秘密を聞いてしまいます。ダンテはセシルを殺そうとしますが、セシルは秘密を守る代わりに、自分が女であることを秘密にするという取引を持ち掛け、成功することができたのでした。

さすがに一人くらい女だと勘付かれるだろうと思っていましたが、よりによって暗殺者に気付かれるとは運がなかったですね。いや、暗殺者であるからこそ気づいたのかもしれませんが。これからセシルがどうやってしのいでいくのか楽しみです。

1巻レビューについて

3巻レビューについて

Categories
漫画

悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした 1巻


今回紹介するのは「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」です。

主人公「神崎ひよの」が乙女ゲーム「ヴルーヘル学院の神子姫3」の世界で、悪役令嬢の「セシリア・シルビィ」として転生してしまい、17歳の時に訪れるバッドエンドを避けるため、セシリアとしてではなく、「セシル・アドミナ」という名の男として、ゲームの舞台の学院を過ごすという物語です。

乙女ゲームの内容としては、人間の負の感情に巣くう「障り」というものを祓える神子候補として、攻略対象である七人の騎士が持つ「宝具」を多く預かった候補が、神子として選ばれる「選定の儀」を1年かけて行い、神子に選ばれた者は自分に宝具を預けた騎士の中から1人選び、「聖騎士」として傍にいてもらう(恋人)というものです。

その神子候補にセシリアと、ゲームの主人公である「リーン・ラザロア」、そして正体不明の3人が選ばれ、セシリアは生き残るためにリーンに神子になってもらうため、男として過ごしバッドエンドを避けることにしました。

攻略対象でないモブキャラで過ごすことが、当初の目的だったのですが、ゲームのチュートリアル戦闘イベントをセシル(ひよの)が忘れていて、主人公か騎士しか達成できないイベントをこなしてしまい、神子候補であることを隠すため、本来の騎士(攻略対象)であり、義弟であるギルバートから宝具を受け取り、騎士として過ごさなければいけなくなってしまいました。

それからは、あることからセシルはセシリアと関係があると思われ、セシリアの婚約者の予定の王太子「オスカー・アベル・プロスペレ」に、本来なら嫌っているはずのセシリアに会わせろと半ば脅されたり、林間学校でよりにもよってオスカーと同室になってしまったりします。

リーンがだれを攻略するのか、そしてオスカーはセシリアのことを嫌っていないとすると、これからの展開はどうなっていくのか、非常に期待ができる作品です。

良かった点

①斬新な設定

女性が男性として過ごしていくという、物語の中でもかなり珍しく面白い発想の悪役令嬢モノで、女性であることをバレないように必死に立ち回りますが、どうしても体の細さ、顔立ちなどでバレそうになるヒヤヒヤさが読んでいて楽しいです。

②絵が可愛い

セシリア、リーンの女の子二人が大変可愛く書かれており、それだけでなく攻略対象である騎士たちもキラキラ過ぎず綺麗なイケメンで描かれているので、気持ちよく読むことができます。ちなみに幼少期のセシリアがとても可愛かったです。

残念な点

①攻略対象であるオスカーのセシリアへの好感度が高すぎる

義弟であるギルバートがセシリアに恋心を抱くのは、まだ理解ができるのですが、12年前、それも一度会っただけのセシリアにオスカーは入れ込みすぎじゃないかなと思いました。

2巻レビューについて

著者秋山シノ
原作秋桜ヒロロ
キャラクター原案ダンミル
価格650円+税
ページ数
Categories
漫画

信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します! 7巻

ネタバレ注意


「信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!」の7巻レビューです。

ライト達に敗北したミカエル達は、命乞いをしますが、ライトの望みは復讐と「ますたー」に関する情報だったので、当然受け入れてもらえませんでした。

情報を奪って、無力化してから、奈落へ連れていって苦痛を与え続ける極悪コンボがサーシャにも入りましたね。ガルーといい二人とも命令されて仕方なくと言っていましたが、どう考えても一番直接的に手を下したのはこの二人ですよね。「ますたー」とか関係なくサーシャは人族への嫌悪感でやったと思いますね。

エリーがハーディの記憶から得た情報は、「ますたー」を放置すると文明が加速してある程度を超えると世界が滅ぶので隔離するといったものでした。しかしこれは万が一「ますたー」に知られてしまえば、即アウトな危険なものです。どうやらそのリスクを冒しても「ますたー」候補でさえ殺さなければいけない理由があると結論づけました。

さらに巨塔への侵攻を理由に、エルフ女王国を落としにかかります。多数のドラゴンを連れて、エリーは女王に会いました。そして無事降伏させ「人種絶対独立主義」を掲げるのでした。女王から得られた追加の情報では「ますたー」以外の危険な存在もいるというものでした。

とりあえず、「ますたー」を放置したら世界が滅ぶの内容が少し明らかになりましたね。過去に高度な文明があって崩壊した記録があるということでしたが、アトランティスのようなものがあったのですかね。しかし今集まった情報では、なぜ「ますたー」を放置すると文明が発展し滅ぶのか、どういう過程を経て滅んでいくのかが一切分かりませんね。それぞれの種が断片的に情報を持っているのでしょうか。もしかしたら種を超越した存在が全ての情報を持っている…なんて予想が浮かびました。

次の復讐相手はライトが選んだのではなく、どうやらダークエルフ種のシオンが死亡しかかっているという情報のもとで決まりました。研究の途中でソウルドラゴンを呼び出してしまい、ソウルドラゴンの目的に賛同し、自身の研究所をダンジョン化したのでした。

どうやら異界の存在らしく、一人称がワレラというところから複数いることを示唆していますね。異界の存在ならレベルという概念も異なってくるのでしょうか。現在レベルでは最強のライト達ですが、もしかしたらそれに対抗する存在なのかもしれませんね。

ダークエルフ孤島国はギルド経由でクエストを発注したので、復讐を果たすため、ライト達は「黒の道化師」のパーティとしてクエストを受諾して向かうことになりました。

どうやらソウルドラゴンにより謎の力が働いていることを察知したライトは、ゴールドとネムムを守り切れないと判断して、いったん戻り、メイ、エリーの2人も連れてダンジョンに向かうことにしたのでした。

このまま異界とつながったままだと、最悪「奈落」まで消滅する可能性があるとエリーは言ってましたね。巨塔のように「奈落」も魔術で守られているのではないのでしょうか?もし守られているのに消滅する可能性があるということなら、異界のパワー測り知れないことになりますね。はたして異界の存在ソウルドラゴンがどこまで強いのか、気になる終わり方でした。

6巻レビューについて

8巻レビューについて

Categories
漫画

信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します! 6巻

ネタバレ注意


「信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!」の6巻レビューです。

前回の続きで「ナズナ」対「ハーディ」の一騎打ちなのですが、予想を超えた実力差があり、一撃でハーディを倒してしまいます。エリーのおかげでハーディは何とか死なずに済みました。ナズナはエリーにやりすぎだと言われたので手加減するよう試みます。逆にハーディは油断せず全力で来るのですが、全く相手になりませんでした。

確かハーディのレベルは3000ほどだったと思うのですが、流石にレベル9999でさらにその中の最強クラスのナズナ相手では、どうあがいても絶望でしたね。一度ナズナにやられてから、ハーディはサイレントを使ったり、なんか色々しながら説明していたのですが、1ページでその説明の意味がなくなったのは笑いました。同じくレベル9999のエリーに魔力をあれだけ使わせるのも、流石レベル9999の中の最強といった感じですね。

最後は「ミカエル」と「サーシャ」が、ライトのいる最上階へ向かってきます。ライトは2人に会うと復讐をするために呼んだと言い、サーシャたちは元ますたー候補であるライトを再び殺すため立ち向かってきます。

サーシャはなんとカイトが使っていた「グランディウス」と同じ級の「幻想級:天使のオカリナ」を使用してきます。オカリナにより天使を無限に呼び出すというなかなか強力な武具ですね。またミカエルも同等に「幻想級:祝福と天罰」を使いライトの攻撃を反射してきます。

エルフ女王国の国宝である「グランディウス」が幻想級なのに、一隊長とその婚約者が同等のものを持ってていいのでしょうか…。

サーシャが呼び出した天使は3タイプいて、攻撃型はエリーが作った塔の床にひびを入れるくらい強いので、これもしかしてハーディより強いのでは…?と思ったのは内緒です。かつ魔力消費なしでクールタイムもなし、さらにミカエルの「祝福と天罰」により、こちらの攻撃は反射され、敵にはバフがかかる…、これはライト達レベル9999のメンツじゃないと結構厳しかったのではないか?と思ったんですが、アイスヒート達なら何とかしそうですね笑。おそらくミカエルとサーシャで二人で来ているので、こちらも二人出せると考えると行けそうな気がしてきました笑

その布陣にライトは最上級EXカードであり創世級の武具「神葬グングニール」を使い、「天使のオカリナ」「祝福と天罰」を破壊しました。どうしようもなくなったミカエル達はマジックアイテムで帰還を試みるのですが、転移阻害により帰還できませんでした。とうとう詰んでしまったミカエル達は、残りの隊長たちを希望にするのですが、それらの倒された姿を持ってこられ、さらなる絶望を与えるのでした。

とうとう出てきましたね!創世級!これは熱いです!どうやらライト達でも手に余るくらい強力な力を宿しているようで、レベル9999の上が居そうですね。持っているだけでスリップダメージを受けるようで、しかもライトですらきつめのダメージのようなので、真の力を発揮したらどうなるのか楽しみです!他の創世級、神話級の武具も出てきてほしいですね!

5巻レビューについて

7巻レビューについて

Categories
漫画

ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ 5巻

ネタバレ注意


「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」5巻レビューです。

剣術大会で雨に打たれた続けたミーアは風邪をひいてしまいます。前世での悪夢を見るミーアなのですが、その度に友人が看病してくれていました。その際、アベルやアンヌ、クロエのほかに、シオンとティオーナも来ました。

前世とは違う道を選んだという夢と現実が交互にやってくるシーンや、思い出した夢(記憶)の相手が看病してくれていたというシーンを見ると、これまでミーアの積み重ねてきたものが形になってきて、なんだか感慨深い気持ちにさせられました。

夏休みに入り、帝国の帰路で例の日記を読むと、結果は処刑されることには変わらないのですが、義勇兵の登場、待遇の改善、人間関係の変化が起きているようでした。

帝国にかえったミーアは再び飢饉問題についてルードウィッヒと話し合います。さらなる食糧備蓄を行うため、クロエの父マルコと交渉することにしました。交渉は無事成功し、ギロチン回避へ近づくことができたのでした。

さっそくコネを使って、対策を始めましたね。ミーアがいう食料備蓄量は、ルードウィッヒからすると異常ともいえる量で、かならず大規模な飢饉が必ずおこるとミーアは言っていましたが、原因は疫病だった気がするのですが、まだほかにも理由があるのでしょうか。反乱も大きな理由の一つなのでしょうか?いずれにしても、これまでの行動では全く飢饉問題に関与しないわけではないはずですので(ラーニャとの技術開発)前世くらいの量を確保する必要があるのかが気になりました。

ミーアは新月地区へ視察のため向かうことになったのですが、そこで依然助けた男の子にユニコーンのかんざしをもらいます。神父によると、男の子の母親はルールー族の出身で、自分の今の問題に直撃しており、何とか友好的に済ませるよう頑張るミーアでした。

新月地区の描写的に外で遊んでる子どもがいたり、倒れていたり端で座ってる人などが描かれていなかったので、病院をたてたのはかなり大きな要素でしたね。

そして今回はベルマン伯爵による領地拡大の案がでるのですが、そこには森林地帯があり、さらにはルールー族の住処となっていました。軍隊を動かすことは出来ても侵攻はかなわなかったため、ミーアを利用ししようと考えます。

ミーアはギリギリのところで自身のギロチンへの危機を察知することができ、阻止するように動いていく…というところで終わりです。

ベルマン伯爵に森を切り開くように勧めた人物が怪しいですね。ミーアのギロチンの運命の修正と大きくかかわっている、もしくは元凶なのかもしれませんね。正体が判明するのはいつなのでしょうか気になるところです。

4巻レビューについて

6巻レビューについて