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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 5巻

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「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」の5巻レビューです。

エリザベスの独り言を聞いて、レオニードはエリザベスに騎士の誓いをしました。

風呂で遭遇する前に、酒場でラバリースの職人たちに、エリザベスとアルフォンスがデートしていることの愚痴を聞いてもらってましたが、気のいい職人たちで、レオニードは男性陣には人気があるのが発覚するシーンです。僕も好きです笑。

風呂場では、エリザベスの騎士となる大切なシーンなのですが、風呂場の獅子が、「聖獅子の大剣」の大剣?を見事に隠していてめちゃくちゃ笑いました。二人の進展的には、独り言を聞かれたことによって、エリザベスの気持ちがレオニードに少し伝わったのは良かったですね。

ラバリース湯祭開催日、エリザベス側は饅頭や足湯、浴衣ドレスなどを主戦力に戦うのに対して、アルフォンス側は皇子であることを晒し、帝国産の装飾品やドレス、皇子との握手とハグ、そしてリマイザ王国の超有名人物マジョレーヌ夫人のサロン開講等で勝負します。

皇子の人気に対抗するため、レオニードが腕相撲で集客することにしました。「聖獅子の大剣」の名のおかげで、狙いは成功します。

酒場でもそうでしたが、職人たちのおかげで成功するきっかけをつかめたので、クリストハルトからも陰で助けてもらっていることを考えると、レオニードはなんだかほっとけない存在なんだなあと思いました。

2日目、相手側の売り上げになってしまいますが、エリザベスは湯祭自体のことを思い、アルフォンス側(東通り)の困っていた青果店を助けたのでした。

3日目最終日、売上集計はエリザベス側が240枚差をつけられ、負けになるところでしたが、マジョレーヌ夫人が2日目の助けた青果店の分を浴衣を買い取ることで支援してくれたおかげで引き分けになります。納得できないアルフォンスはレオニードに勝負を持ち掛け、腕相撲で決着をつけることになりました。勝負は互角でしたが、エリザベスの応援の差でレオニードが勝利して、アルフォンスにラバリースから手を引かせることができました。

マジョレーヌ夫人はリマイザ王国の有名人だったから、リマイザ王国のラバリース湯祭のことを考えてくれたエリザベスに味方してくれたんですね。マジョレーヌ夫人、またどこかで出てほしいです…カッコイイ…。アルフォンスは攻略対象なだけあって潔かったり、レオニードにアドバイスをくれたりといいキャラでしたね。喧嘩っ早い(戦争)所がなければですが。

アルフォンスに、打ち上げをレオニード自身から二人きりで回るように誘えとアドバイスをもらった通りに、エリザベスを誘います。

有無を言わせない強引な誘い方は今までと違うレオニードを見ることができます。ぜひご覧あれ。

打ち上げをいい雰囲気で回った後、酔いさましに二人で足湯に入ります。レオニードはいつもと違いエリザベスとたくさん話すことができたのでした。

お互いがお互いに振り回されている感じでしたが、今回は意識の違いもあり、少しエリザベスが押され気味なのが新鮮でした。特にレオニードが初めて?笑った姿を見たエリザベスはどう思ったのでしょうか。

ラバリースからノルティア教会に戻ると、村に不審者が来ているとのこと。その正体はモワーズの騎士元副団長フェルディオという男でした。どうやら、エリザベスとレオニードが原因で左遷されたことへの復讐に来たそうです。

レオニードが過去にエリザベスを意識した理由が明らかになるかも知れませんね。

4巻レビューについて

6巻レビューについて

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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 4巻

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「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」の4巻レビューです。

ミッシェルに押し倒されてしまい、別の意味で絶体絶命なエリザベス。そこへ驚異の生命力のレオニードが助けに来ます。レオニードとミッシェルは一触即発な空気になりますが、エリザベスがかつてゲームで同じ状況に置かれたロゼッタが発した「わたしのために喧嘩はやめて」という一言で事なきを得ました。

「私のために喧嘩はやめて~っ」って言っているエリザベスが真っ赤で可愛かったですね。今までは割と達観?している部分が多かったので、良いギャップでした。完全にヒロインしてますね。それでその後、その言葉でミッシェルは闇が晴れ、レオニードは落ち着き、なんとかなったのが驚きでした。ほんとにそれだけで通用するんかい!

ミッシェルがやったことはどうやら王妃にも伝わり、お詫びにリマイザ王国の保養地、ラバリースでのバカンスを口止め料としてもらいました。そこでエリザベスはクローレラス領の外にシスターの甘味を伝えることにしました。

襲われたエリザベスにだけじゃなくて、殺されかけた(普通は死んでる)レオニードにも何かやってあげて…。詳しくは書かれていませんでしたが、バカンスはレオニードの分も含んでいるということですかね?個人的な解釈としては、レオニードは自分のことは言わなかったのかなと思います。

温泉まんじゅうを売りに出したところ、売れ行きは好調で、向かいの家にまんじゅうを届けに行くのですが、その道中、プリ暁の攻略対象であり、レンヴァル帝国の皇子である「アルフォンス」とぶつかります。そのアルフォンスととある成り行きでデートをすることになりました。当然困るエリザベス、アルフォンスをレオニードを止めようとしましたが、上手くいかず、翌日デートすることになってしまったのでした。

またも王族とエリザベスの取り合いをするレオニード。こうなってくるとエリザベスのほうがやらかしてますよね。レオニードはヒロイン化したエリザベスに巻き込まれているだけ笑。

アルフォンスは身分を隠してラバリースを視察しに来たのですが、デート中、アルフォンスにレオニードのことを悪く言われ、怒ったエリザベスは、エリザベスが知るはずのないアルフォンスがレンヴァル帝国の皇子だということを指摘してします。

なぜ皇子だということを知っているのか?と詰められたら、わりとどうしようもない状況になっていたと思うんですが、そこは大丈夫なようでホッとしました。その後帰ったら、アルフォンスがかっこよかったとほめるシャルロッテ達がいて、エリザベスは同意はしてませんでしたが、「デートがドキドキ」と言ってしまい、落ち込むレオニード。なんでこんなに可哀想なんだ…。好きな人が他の男とデートするのはきついですね。救いがあるとすればエリザベスから誘ったわけじゃないとわかっている所でしょうか。

正体がばれたアルフォンスは本来の目的である、リマイザを侵略するということを告げます。もちろんエリザベスは反対で、王宮に報告するというのですが、報告したら即戦争だと言われてしまいます。しかし、レオニードと一騎打ちをして負けたら侵略はしないと言います。アルフォンスは全攻略対象中の最強キャラなので、勝負を受けるか迷っていましたが、そこへラバリース商館代表で元レンヴァル帝国の諜報員ザッカリーの提案により、勝負は武力による戦いではなく、「ラバリース湯祭」で多く売り上げた側が勝ちになりました。

ヒロイン枠がロゼッタじゃなくなったから、標的がずれたことを考えると、今後出てくる攻略対象もエリザベスの記憶とは違う状態で出てくる可能性がありますね。自信というか慢心というか、アルフォンスは何の勝負でも勝つという感じでしたね。エリザベスが得意な分野ですが、相手も何か強力な切り札を持ってそうで安心できないですね。どうやって勝ちに行くのか期待です。

とりあえず無事に戻ってこれて、シスターたちやシャルロッテと温泉に入りながら、今後についていろいろ話しました。もう片方の温泉にも入りたいとエリザベスだけ入ったら、そこにはレオニードが先に入っていて…?

「!?」じゃない!エリザベスが入ってくる前に何とかするんだレオニードォ!

3巻レビューについて

5巻レビューについて

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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 3巻

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「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」3巻レビューです。

ミッシェル王子に見つかったエリザベスでしたが、過去にエリザベスはミッシェルに今後大人に何か言われても誰とも婚約しないことを約束させていました。その理由はミッシェルと婚約した後が断罪の決め手となるからです。

小さいころのミッシェルは可愛かったですが、まさか成長したらあんなキャラになってしまうとは…。それにしても「婚約しない」という約束を小さな子供が理解して実行するのって相当優秀じゃないとできませんよね。

そんなこととは知らず、ミッシェルは変な解釈をして「君を迎えに来た」と言います。さらに問題として、ミッシェルは攻略キャラでありヤンデレキャラで、バッドエンドでは一生監禁されてしまうという恐ろしい結末になってしまうのです。

ヤンデレ化したミッシェルめちゃめちゃ怖いですね。純粋で外面の良い狂人は手が付けられませんね。ましてやこれが王子というのだからたちが悪い…。目をつけられたエリザベスはこれから相当苦労することが予想されますね。

追放される決められたストーリーから解放された今、新たな枷を拒み、助けを祈ると、それに呼応したようにレオニードが現れ、エリザベスを救ってくれたのでした。

王子に対してあそこまで強気に出れるのは流石レオニードですね。一歩間違えればクリストハルトごと死罪になるのですが…。「エリザベスは俺のだ!」といつもの言葉足らずが決まりましたね!意図していない時には歯が浮くようなセリフを言えるのですが笑。なんにしてもレオニードに助けられてエリザベスたちはいい雰囲気に!これからもこの調子で言ってほしいです。大きな不安要素がありますが…。

舞踏会後、庭の剪定をしているとクリストハルトがクローレス嶺にミッシェル王子たちリマイザ王国一行が狩りをしに来るとの知らせを持ってきました。

エリザベスはリマイザ王妃セラフィーナに、木苺を取ってくるように言われます。そんな中狩りをしている最中にミッシェルはレオニードと二人きりになり、ミッシェルがレオニードに弓を撃ちます。

なんだか王妃もミッシェルの策略に気付いて加担している様子ですね。まあ幼少期からエリザベスに婚約しないことを約束したということが原因でしょうね。

そしてミッシェルはなんとレオニードを不意打ちで殺しにかかりましたね!ヤンデレキャラはやはり好きな人のためなら殺人でも何でもするサイコパスですな…。レオニードのその後が気になります。犬を使って状況を作り出したことを考えると、ミッシェルは相当なやり手ですね。

邪魔が居なくなったとヤンデレ化していたミッシェルは、木苺を探していたエリザベスを追いかけまわします。追い詰められたエリザベスはミッシェルに押し倒されてしまい…?

これレオニードの小屋でしょうか?鍵がかかってない不用心なことを考えると、多分そうですよね。そこで押し倒されるエリザベス…。前回も書いたのですが、流石にミッシェルの行動はぶっ飛びすぎて、悪行にしか見えないので、レオニード派としては早くこの場を乗り切ってほしいところです。

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 2巻

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エリザベスは教会のバザーで前世のイベントプランナーの経験を活かし、ゲーム内には存在しなかった綿菓子やポップコーン、タコ焼きなどを出して、大盛況になりました。

バザーでは、レオニードが崩れたテントからエリザベスを救ったり、エリザベスから特別?なたこ焼きをもらったりと、少しお互いを意識するシーンがあってよかったです。最もたこ焼きの方はエリザベスは全く気にしていませんでしたが…笑

そんな平和な暮らしが続くように願うエリザベスの想いとは裏腹に、プリ暁の主人公であり、モワーズ王国王女「ロゼッタ」とモワーズ王国第十王子「コラード」が駆け落ちしに、ノルティア教会にやってきました。

二人は相当アツアツな関係に描かれていて面白かったです。障害のなかったロミオとジュリエットみたいなイメージです。セリフの字体がころころ変わっていて、キラキラな部分もあれば、ノルティア教会の名前を出したときの字体なんかは、滅びの呪文みたいなものでインパクトが強かったです。(ロゼッタの目も、見開いていて怖かったです…)

しかし、エリザベスは特段腹ただしくも無く、素直に二人を祝うのでした。

コラードとロゼッタは本当に幸せそうで、そんな二人を恨めしく思うのかなと考えましたが、全然そんなことなかったですね。商魂魂を出して来たり、思い出の残るよう凝った演出を用意する方に尽力していて、エリザベスを縛るものはなくなったんだなあと思いました。

レオニードがエリザベスを心配だと伝えたのに、うまく伝わらなかったシーンは可愛そうでしたね。ここでの二人のやり取りや、エリザベスがいないところでレオニードが一喜一憂しているシーンは面白いのでぜひ見てほしいです。

結婚式が終わって、いつもの日常に戻ったエリザベスでしたが、シャルロッテが親の命令パゾリーノ子爵家の舞踏会に出なければいけなくなったので、一緒に付き人として出ることになりました。

舞踏会当日、貴族のマナーレッスンを受けたシャルロッテは、エリザベスという頼もしい味方がいるのもあって、堂々と挨拶回りをこなし、過去にいじめてきた女がしつこい男に詰められるところを助けたりもしました。

エリザベスの元公爵令嬢としての存在感や振る舞いという力は健在のようですね。エリザベスの影響を受けたシャルロッテがどういう成長をするのか楽しみです。ロクサーヌも伯爵令嬢だったのは驚きでしたね。シスターになったら生涯独身だと思っていたので、意外でした。

そこでエリザベスは、婚約者になる予定だったリマイザ王国第一王子「ミッシェル」に会います。どうやらミッシェルはエリザベスを待っていたようで…?

ミッシェルの距離の詰め方がマッハすぎて、ちょっと雲行きが怪しくなりましたね!もちろん私はレオニードに頑張ってほしいので、さらなる関係の構築を望みます!負けるなレオニード!(でも元婚約者候補は強いですね…)

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 1巻


今回紹介するのは「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」です。

イベントプランナーの沢谷友加が、プレイしていた乙女ゲーム「プリンセスライフ~暁の告白~」のライバル悪役令嬢「エリザベス。フォンティーニ公爵令嬢」として転生します。

王女である「ロゼッタ」にライバル視され、誤解を生みだされ続け、不敬罪で国外追放されてしまいます。隣国のノルティア教会に向かわされたエリザベスでしたが、追放先では快適で自由に生きていくことができました。

そんな自由な生活に、エリザベスを追い回した天敵の騎士団長「レオニード・ガルドヘルム」が、「エリザベスを追いかけてここまで来た、毎日様子を見に来る」と言われ、レオニードに監視される生活が始まるのでした。

レオニードがエリザベスを追ってきたのは、どうやら好意からであるようで、不器用なレオニードと明るく自由なエリザベスのもどかしい関係が見ることができます。

エリザベスは前世の知識を使って、プリ暁の世界にない料理を使い、皆を元気づけ、レオニードは騎士団長としての腕っぷしで、エリザベスに振り回されながらも協力すると言った感じです。

良かった点

①追放後の物語

今まで私が読んできた悪役令嬢モノは、「断罪エンドをどう回避するか」が目的のものがほとんどでしたが、この作品は先のシナリオが分からない、自由な物語というのが斬新で良いと思いました。

②エリザベスの性格による物語の路線

虐げられた元公爵令嬢ということで、エリザベス自体の性格は少し歪んでいるものかと思いましたか、過去に執着せず、むしろ自由を謳歌して明るく生きているというコメディ路線なところも好みです。

③エリザベスとレオニードの距離感

個人的に、この二人の少し誤解があるからこその、じれったい距離感が見ていて楽しいです。また、あまりに誤解が過ぎると周りのキャラが誤解を解いて、少しずつ距離が近くなっていくというところもキュンと来ました。二人の距離感が他のキャラによって支えられていて、周りから見守られるような微笑ましい関係という認識なのも面白い点だと思います。

残念な点

①原作小説から全カットになった部分がある

教会での生活シーンなどが少ないなと思いましたが、どうやらカットされているようなので、そこは少し残念でした。

2巻レビューについて

原作柚原テイル
著者吉村旋
価格600円+税
ページ数191ページ