ネタバレ注意
「ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~」の5巻レビューです。
メナスは圧倒的力で竜王ニーズヘッグを追い詰めていきます。「次元斬」や「クー・ド・グラス」、そして必殺技の「アポカリプス・ノア」で、ニーズヘッグのHP・MPを1にしました。
あれだけの強力なスキルを使っていましたが、『「人間」のスキルしか使っていない』とメナスは言っていたので、レベル10のスキルより強い技がたくさんあるのでしょうか。その一つは「アポカリプス・ノア」だと思うのですが、これは明らかに切り札に近いものだと思うので、もう少し軽く使える人間以外のスキルを見てみたいです。
ゲームの主人公たちは、レベルを上げれば「次元斬」などを使えたのですかね?まあ使えないとクリアできなさそうですが笑
瀕死のニーズヘッグは、「転移門」のスキルを使い、逃走しようとしますが、メナスにより転移門を封印されてしまいました。
竜王なのに最強スキルが、逃走用ってなんか残念ですね。まあ逃げるってのは確かに死を回避できるので、ある意味最強なのですが。ゲームでも必ず逃げられる技とかあれば私は習得するようにしています。でも、今回のように相手がラスボスの場合は当然使えませんよね~って感じでした。お約束。
しかし、ニーズヘッグにはHPが減るごとにバフ(強化状態のこと)がかかり、HP1の状態で最大限まで固くなったので、正攻法でダメージを与えられなくなり、倒すことができなくなります。
そこで、そのバフを貫通できる「魔物特攻スキル」をもつミコリスが、とどめを刺し、討伐完了しました。
ということは、魔物特攻スキルを持つミコリスが戦闘不能になった場合は、HPを削っていくのではなく、大技で仕留める必要があるってことですね。メナスが言うには、他にも方法はあるようですが。
燃やされた世界樹をよみがえらせ、妖精国を救ったメナスはエルフの歓迎を受けていると、ノア帝国のアレクから王城に招待されます。退屈していたメナスは、それをうけることにしたのでした。
今回は、ド派手な戦闘シーンだったからか見開きのページがすごく多かったです。確かに迫力を感じられて良いのですが、内容が明らかに薄くなるので少し残念でした。また、細かいところで似たようなコマがいくつかあったので、5巻はすぐに読み終わってしまうと思います。
とあるスライムの物語は相変わらずいい話なので、ぜひ漫画だけじゃなく、読んでほしいです。
6巻レビューについて