ネタバレ注意
「ゆうべはお楽しみでしたね」の5巻レビューです。
付き合い始めた二人は、たくみの転勤でしばらく会えなくなります。
遠距離恋愛になってしまった二人でしたが、ドラクエのおかげでオンライン上で会える(通話もしながら)ので、想像したより寂しさを感じなくて済むのでした。
確かに一緒にゲームしてれば、寂しさも薄れるのでしょう。私も友人とゲームをしている時は、家に誰もいない時でも気にならないのですが、ゲームをやめて通話をやめたら、ふと寂しくなる瞬間があるので、実際これでまぎれるかと言ったら人によりますね。しかし、この時代と違って今はビデオ通話なるものがあるので、相手の顔を見ながら話せるので、より寂しさがまぎれるでしょうね。
みやこが連休になったので、たくみの居る大阪へと会いに来ました。朝ご飯を作ってもらったり、「行ってらっしゃいのチュー」をしようとしたり、前に同棲していた時より、離れている時間が多くなっていたので、お互いによりラブラブしていたのでした。
たくみの予想は外れてドライな感じになるかと思いきや、やっぱりアツアツな感じでしたね。最初の頃、たくみが妄想していたことが現実になっていますね。
みやこは交通費がかかることを懸念していると、結婚してしまえば…という発想に至りますが、一旦冷静になって、たくみから「行ってらっしゃいのチュー」をするようになったら結婚のことを話すことにしました。
確かにたくみとみやこはドラクエを含めると長い間、一緒にいたことになりますよね。内面を知るには十分な期間だったのじゃないかと思います。余談ですが、結婚するなら付き合っている相手と何年たってからですか?あんまり早くに結婚しちゃうと実際は会わなかったと言って離婚する話もよく聞きますよね。一般的には3~5年程度なんですかね?(私に聞かれても分かりませんよ?)
二人は最終日にユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きます。デートを満喫している姿が見られます。
幸せカップルそのものって感じでしたね。昔からのネタを言うと「リア充爆発しろ!」っていうやつです。もうそんなことを言う資格がある年齢ではなくなってしまいましたが(悲)ちなみに私はディズニーやユニバって陽キャのカップルが絶対言ってるという謎の偏見があります。
みやこが帰る前に一緒にドラクエをすることにしていると、みやこがこのドラクエのように、自分と幸せになれるように「試行錯誤」することが楽しいと思えるように頑張ろうと思うのでした。
玄関で分かれる際、たくみから「行ってらっしゃいのチュー」をされたみやこは、急にでもなくていいから「いつかアタシと結婚しない?」と言いました。返事はそのうちでいいと言われますが、たくみは考えた後急いで後を追い、受けることにしました。
たくみがここで過去に誰かと人生を共にするという出来事に対して、「自分の人生にも起こりうる出来事という感覚が沸いてこない」とありましたが、これめっちゃわかります。人間、経験したことのないことは具体的に想像できないんですよ。妄想や願望なら別なのですが。
この気持ちは、人として大事なものが欠けていたんじゃなくて、今まで一緒に居たいと思う人がいなかったからなのだとたくみは気づきました。が、それには賛同できませんね…。どうしても他人と過ごすことができない人って存在するんですよね。
まあそれは置いておいて、結婚することになりましたね!付き合ってからすぐ結婚の話が出るくらい、お互いルームシェアしてみて居心地が良かったんでしょうね!
そしてこれからの結婚に向けて準備に取り掛かるたくみなのでした…。