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ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~ 4巻

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前回、妖精国の城でミコリスの母ミステリアにあった二人でしたが、メナスは「代わりにニーズヘッグと戦ってやる」と言いますが、ミステリアに「助力は必要ない」と断られてしまいます。ミコリスも戦うと言いますが、「足手まといになり、同胞を死なせてしまうだけだ」と言われてしまいます。

ミステリアはメナスにニーズヘッグには勝てないと忠告(脅迫と言ってましたが)したのですが、これも聞き入れては貰えませんでした。

ニーズヘッグをAランクの魔物と勘違いしている35レベルのミステリアでは勝てないとありましたが、Aランクの魔物は35レベルキャラ単体で倒せて、SSランクのニーズヘッグは60~70レベルのキャラが複数いるということは、AからSの差がとてつものく大きいということなのでしょうか。ミステリアもミコリスも心の内ではお互いを心配し合っていましたね。

ゲームのイベントではクリアしたとしてもミステリアを含む多くのエルフが死んでしまい、妖精国が滅んでしまい、ミコリスは心を凍てつかせてしまいます。それを避け、完全勝利するために計画を立て、ニーズヘッグを確実に殺しきるためにメナスは本気を出すことに決めました。

アレクだけではミステリアまで手が回らなかったのでしょうか。もしミコリス親子が和解して共闘していれば、もっとマシな展開になったんでしょうね。魔物を殺戮する兵器になってレジノアの3強になるとありましたが、心を凍てつかせなかったミコリスはどう成長するのか楽しみです。

ニーズヘッグはなかなか強そうなスキルを持っていましたね。ダメ無効化、耐久スキル持ちのニーズヘッグをゲームのアレクはどう倒したのでしょうか?

ニーズヘッグの侵攻が始まって、森は燃やされ結界は壊されてしまいました。尻込みするミコリスにメナスは「お前が必要だ」と言い、ニーズヘッグのもとへ連れ出します。

ミコリスを連れ出すため、メナスは話をしに来たのですが、説得する過程はメナスらしく全然シリアスな感じではなくて笑いましたが、最後はビシッと決めるところは良かったです!

ニーズヘッグのもとにたどり着いたときには、ミステリアは瀕死の状態になっていました。ミステリアは死に際に「ミコリスを連れて逃げて」と言われますが、メナスは「嫌だが」と言い、ミステリアに万能回復薬をかけ命を救います。

ミコリスとミステリアがゲームの通りの展開をたどってしまうのかと思いましたが、さすがはメナス、見事にシナリオブレイクしてきましたね。主人公サイドではなくラスボスサイドなので、こういった悲しい展開に対して強いのは利点ですよね。

城下内に侵入して来ようとする大蛇の群れをユフィールのスキルで一掃し、残りはニーズヘッグだけになったので、「世界樹を守り、世界をお花でいっぱいにする」というミコリスの夢をかなえるため、ニーズヘッグのもとへ向かうメナスとミコリスなのでした。

封印解除全スキル解放したメナスは姿が変わりましたね。今までも強かったのにこれからどんな最強スキルを披露してくれるのか楽しみです。

あと、城をまもぅていたところと、メナスを送り出していったプリモが可愛かったです!

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ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~ 3巻

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「ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~」の3巻レビューです。

スネール王国の侵攻を止めたメナスは食人森の奥にある土地に家を建て、一夜を過ごしました。プリモやユフィールと共に朝食をとっている際中、ユフィールが妖精王国の方面に異変を感じると言いました。その異変が「竜王ニーズヘッグ」の仕業であり、目的まで知っていました。今すぐに何かが起きるわけではないと予想したメナスは、ユフィールにニーズヘッグを監視させておくのでした。

プリモは可愛いですね。メナスを起こすシーンの絵とかとても良かったです。破壊光線うとうとしてきたのには笑いましたが。プリモとユフィールが朝食を作ってくれましたが、生の野菜(魔物)と生のスライム(大粒)は流石のメナスでも食べられませんでしたね。野菜の味が薄いからユフィールが樹液をかけようとしてきたのは面白かったです。

ニーズヘッグの目的である、世界樹の破壊ですが、かなり重要なものですね。星の心臓であり、すべての生き物のもととなっているものを、妖精だけに守らせていいんでしょうか…。もっと手練れを置いておいたほうが良いと思いました。

冒険者として仕事をするため、ギルドへ向かうのでしたが、いつも留守番させていたプリモを見て、今回は一緒についてくるように誘ったのでした。

プリモは笑顔で送ってくれましたが、今回メナスが誘ってくれなかったら、一人になったとき、あの笑顔が消えることを想像すると、連れていってくれてよかったです。誘いにとっても嬉しそうに応えたプリモ、可愛かったです(何度目?笑)

冒険者ギルドについたメナスとプリモは、メナスを心配していたミコリスに討伐研修をしてもらうことになりました。ミコリスは光魔法や固有スキル「コスチュームチェンジ」を使って魔物を倒していきました。

魔物特攻もちで闇耐性も高くさらに光属性ときてますが、こっちが主人公っぽいステータスしていますよね。レベルを上げたアレクは、どんなステータス、固有スキル持ちだったんでしょうか?

その後、Bランクの魔物「ジャイアントスネーク」に囲まれます。どうやらジャイアントスネークたちは、ニーズヘッグに操られているようで、メナス達に「妖精国へ攻め入り、世界樹を破壊する」と伝えていきました。

メナスの死によってストーリーが変わっているため、本来専用イベントのミコリスは十分に力を身に着けているはずですが、今のミコリスではニーズヘッグに対抗できません。アレクも弱いままなので人類は滅亡すると思われましたが、ニーズヘッグはメナスも敵に回してしまったので、七魔王を連れて戦争することにしました。

ジャイアントスネークはとりあえずプリモが一掃しましたが、これからはミコリスのレベルもあげていくのでしょうか。メナスは「レジノア」の気に入った主要キャラを連れて何をする気なのでしょうか?

ミコリスは故郷である妖精国を守るため、ニーズヘッグのもとへ行こうとします。メナスはそれを止めずに一緒に妖精国に行くことにしました。

魔法の馬車により、妖精国についたメナス達は城へ突撃します。決壊をぶち壊したため、白の宮廷魔術師が攻撃してきます。それを無効化すると奥から妖精国女王「ミステリア・ピンクハート」が出てきます。彼女はどうやらミコリスの母親なそうで…?

決壊を破壊したり、魔術師をひれ伏させたり、ニーズヘッグより先に攻撃してますね笑。この後大丈夫なのでしょうか?絶対話がこじれそうですね…。

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ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~ 2巻

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「ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~」の2巻レビューです。

前回、メナスの魔力によって、直属の配下である七魔王第5席「樹王ユフィール」に見つかりました。メナスはユフィールに皇帝をやめたことを告げます。ユフィールはメナスこそ最も自由であるべきであるから、陰から世界を支配するのはどうかと提案されます。自分の運命だけでなく世界の運命を変えるため、メナスは暗躍することに決めたのでした。

最初の七魔王「樹王ユフィール」はメナスを崇拝しているだけあって、信用できる味方ですね。正義のためというよりは、メナス第一で考えているので、暴走が怖いですが、頭脳面でもメナスを助けてくれそうなキャラですね。

採取が終わり、冒険者ギルドに報告すると、西のスネール王国がノア帝国に進軍し始めたことを聞きました。スネール王国軍は七魔王第4席「プリモ」の担当区域のソコナシ平原に来ているというので、プリモの持っている連絡スキルで、他の七魔王に「表立った活動を避け、秘密裏にノア帝国を防衛するように」と伝えるため、プリモに会うためにもソコナシ平原へ向かうことにしました。

森で起きたことはなかったことにできましたね。ミコリスにめちゃくちゃ疑われていましたが、確たる証拠もなく、それほど悪い風には考えてないようなのでとりあえずは大丈夫そうです。ミコリスは「幻覚の中」のメナスのことをかっこいいと言っていましたが、実際は現実なので、ミコリスの好感度はかなり高いのかもしれませんね。

ソコナシ平原についたら、戦っていた一部のスネール王国軍を全滅させ、国境を断絶しました。目的を一つ達成したメナスは、無事プリモに会うことができ、他の七魔王に「メナスが皇帝をやめたこと」「今後は影から防衛を続けること」を伝えることができました。

以前ミコリスが、レベル20以上の人は一握りだと言っていましたが、さっそくレベル21の「ヴァガン・ゾエル」が登場しましたね。熟練の兵士がレベル5、スネール王国の兵がレベル10とありましたが、最初に現れた暗殺者はレベル15だったと思うので、実は結構強かったんですね。レベル30を超えるものは今後登場するのでしょうか?楽しみです。

プリモは可愛らしいキャラクターですね。兵の殺し方はかなりえげつなかったですが…。破壊光線というトンデモ技を持っていますが、可愛く優しいので魔王という感じはしないですね。魔物だけあって人間を何とも思ってなさそうなところは魔王っぽいですが!一番長い付き合いということもあり、メナスにとてもなついていてこれからの展開に癒しを与えてくれそうですね。

周辺国との国境は街道を除いて断崖絶壁にしましたが、スネール王国の侵攻を防ぎきれないと思ったメナスは、プリモと共にスネール王国へ攻め込みます。

怪盗ネメシス、メイド仮面となって、正義の味方を語った小悪党のスネール国王が民から巻き上げた金を、民に返しました。そうすることで戦争を起こすことをできなくさせました。

圧倒的な力量差があったので、完全にギャグパートでしたね。気になったのはかつてメナスの知り合いが殺されたという過去があるのが気になりますね…。今後にどう影響してくるのでしょうか。「ユフィー」「フィオ」『アリー』というほかの3人がいるみたいですね。「ユフィ」というのは、ユフィールのことではないでしょうか?

皇帝となったアレクは国の混乱や暗殺、孤独を恐れていました。そんな中、彼女には昔、自分を助けてくれたヒーローがいたようで…?

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~」です。

主人公は夢の中で日本で生活していて、その夢の中でプレイしていた「レジスタンス・ノア」というゲームの世界のラスボス「魔帝メナス」として存在していたというところから始まります。

メナスは自分の収める国「ノア帝国」を守るため、固有スキル「魔物創造」によって、敵国を潰し、支配下に置いていました。そんなつぶされた国の革命軍によるクーデターによって、命を狙われます。

命を狙われたり、憎悪されることから逃れるために、メナスは殺されたふりをして死んだことにして、新たに冒険者「マティー・ラスト」として生きることにしました。

しかし本来、魔帝メナスは、「レジノア」の主人公である「アレクサンドラ・ロードナイト」がレベルを上げた末に倒したので、レベルを上げずにメナスを倒したアレクは、レベル5という弱い状態のまま、エンディングを迎えてノア帝国の皇帝となります。

ゲームと違いレベルも初期のまま、仲間もいず、精神的にも成長していないアレクをしなせないように立ち回ったり、「レジノア」の他のメインキャラクター「ミコリス・ピンクハート」と冒険者の仕事をしたりと、マティー(メナス)は新たな自分の物語を存分に遊びつくすことにしたというのが主な内容です。

良かった点

①メナスの行動によって変化するレベルの関係

普通は勇者サイドはレベルが高く、メナス以外にも強者がたくさんいるところを、勇者側を成長させないことによって、メナスの強さを圧倒的なものにする展開や、それにより、「レジノア」の人間関係が変わり、敵であるはずのミコリスを仲間にするなど、自由自在に動き回れる点が良いと思いました。

②仲間(魔物)を自由に作ることができる

自分の支配下にある仲間を作れることによって、メナス一人ではできなさそうな場面も、手数が足りそうなのはよくある最強主人公系の弱点がなくて良いと思いました。

残念な点

①主人公が力の調節をできていない

もちろん主人公の分かる範囲で手加減はしているのですが、どうみても雑魚を倒すのに過剰に力を使いすぎな気がします。この感じだと割と早く底が出そうなので少し心配です。

2巻レビューについて

原作坂木持丸
漫画つきやまなみき
キャラクター原案タジマ粒子
価格600円+税
ページ数187ページ
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ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ 6巻

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「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」の6巻レビューです。

ルールー族の森林地帯へ来たミーアでしたが、そこにはなんと自分を直接手にかけた「ディオン・アライア」が居ました。彼の部下は、前時間軸でミーアのわがままで部下を全滅させられてしまい、その報復としてミーアの首を求めたのでした。その事実から、ミーアはディオンに対して、ビビり散らかしました。

ディオンを目にするや否や気絶したのは、ちょっとかわいそうでしたね笑。逆に副隊長であるバノスは割とよくいる大柄な優しい男って感じでしたね。

ルードウィッヒにいきなり森の査察に行くように言われたり、前時間軸では考えられないくらい体張ってますよね。近衛兵に信頼される理由が分かる気がします。

ディオンたちの森の査察に行くことになぅたミーア、戦場で常に緊張状態を強いられている兵の為、ルールー族の為、兵を引かせることにしたのですが、単なる「わがまま」では相手にしてもらえないので、何か理由を得たいとおもいました。

ルールー族は森を粗末に扱うものは、襲い掛かるという習性を利用して木を蹴り飛ばします。そうして自分を守らせるという名分を得て、自分のわがままを通すことに成功するのでした。

ディオンに「ぶっ殺しますよ?」といわれたり、弓矢で狙われたりして、ここは本当に見てるほうも気が気でなかったですが、なんとか目的を達成できましたね。特にディオンが怖すぎるのと、ミーアにしては大胆な行動だったので、驚きました。

一時はディオンにぶちぎれられていましたが、どうやら真意が伝わり、ディオンの心を少しつかんだようです。

ディオンが近衛兵やバノスにミーアのことを弁解させていたのは面白かったです。ディオンは武官ながらも、そういう方面でも優秀とは、それは敵に回した前時間軸は失敗しても仕方ないなと思いました。

逃走の際、帝都の貧民街の子どもからもらった、ユニコーンの木のかんざしを落としてしまいます。それを取り戻しにいく為、ディオンと二人きりで森へ戻る羽目になるのでした。

襲われた現場へ戻ってきた二人でしたが、案の定ルールー族に待ち伏せされておりました。さらに族長まで出てきて、かんざしをどこで手に入れたかと問い詰められます。話ができる状態ではなく、どうのりきろうか考えていると、リオラがやってきて、かんざしをもらった経緯を説明することができたのでした。

以前、アンヌがリオラのことを助けていなければ、結構やばかったのでは?と思いました。直接的な絡みは最初の入学前と塔でしか絡みがないはずだったので、一つだけではあそこまで信頼を得るのは難しかったでしょう。

そして、ディオンに半ば脅されて?森の紛争を全部解決することになったのでした…。

これからは、ルードウィッヒよりディオンがある意味ミーアの不安のタネですね。まあおそらく敵対することは当分ないので大丈夫だと思いますが、これからどう振り回されていくのか、気になります。

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7巻レビューについて