今回紹介するのは「ふらいんぐういっち」です。
新米魔女として修行するために主人公である「木幡真琴」が、使い魔である黒猫の「チト」と共に、横浜から青森県弘前市にある親戚の倉本家へ居候しながら暮らしていくというお話です。
高校へ行きながら、魔女兼学生と両方をこなしていく日常を見ることができます。
同年代の居候先の長男「倉本圭」と小学生の「倉本千夏」に自己紹介しています。
猫と話して千夏に危ない人だと思われたり、圭の同級生「石渡なお」に、箒に乗って空から降りてくるといった常識を逸脱したところを見せて困惑させたり…
困惑するなお。眉が下がってて口が開いてるところが面白いですね。「えぇ…?」ってなってますよね笑。
この後、当たり前のように丁寧なあいさつをする真琴。常識から外れた存在が常識人だったというジレンマ。
基本的に真琴は圭や千夏に対してもそうでしたが、低姿勢で礼儀正しい子という感じです。ただし、少しおっちょこちょいなこともあって、実は魔女ということは家族は親戚以外には喋っちゃダメだったりするのをなおに話してしまったり、ものすごい方向音痴だったり、抜けている所もたくさんあってとても可愛らしい主人公です。
空を飛ぶ以外の魔法も、真琴の姉で優秀な魔法使いと言われている「木幡茜」と少しだけ使ったりしました。茜も茜で世界中を放浪しており、魔法で急に帰ってきたと思ったら、すぐにどこかへ行ってしまうという台風のような人で、個性的な人物で面白いと思いました。
良かった点
①気楽に読めてかつ退屈しない!
日常系の漫画や気楽に読めてしまう漫画って。大体、途中でなんとなく展開が変わらないまま続いたりしてしまい、少し面白さに欠けてしまうという面があると個人的には思うのですが、この漫画では、魔法という非日常現象も加えていることで、ただ単純な日常を送っているというわけではないということが良いところだと思いました。
②キャラひとりひとりに魅力がある。
真琴、圭、千夏、なお、茜とそれぞれ全く違う魅力を持っており、また、魔法に関わっているか関わってないかで、リアクションや常識が異なっていたりすることが、面白いところだなと思いました。
③やっぱり日常系と言ったら自然!
「のんのんびより」等の日常漫画などもそうですが、やはり、田舎の綺麗な環境で生きていくというのは憧れであり、今の都会の喧騒に疲れた若者には、ぴったりなおすすめ漫画であります!また主役格の真琴や圭の性格もなんだかゆったりしたマイペースな性格で、自分もこういう風に生きられたならなあ…なんて思ってしまいます。
残念な点
①1話完結型
私的には覚えていなくても気楽に読める1話完結型は好きなのですが、続き物が好きな方などには、少々物足りなさがあるかも知れません。また、大事なことなのですが1話で完結してしまうと、次の話が気になる!!といった気持ちにはなりづらいかな?と思いました。
2巻レビューについて
↓アニメもやっています!↓
自然音やBGMがとても穏やかで癒しにぴったりでした。