ネタバレ注意
「ふらいんぐうぃっち」の5巻レビューです。
ハマベーは道路まで送っていったら知らない人の車の屋根に乗って海に帰ったそうです。帰巣本能があるみたいですね。さりげなく方向音痴の真琴が羨ましがっているのが面白いとこだなと思いました。
本能と言えば猫はよく障子を破るイメージがありますよね。チトもひょんなことからそれに目覚めたみたいで、障子をめちゃくちゃにしてしまいます。
障子を張り替える際、真琴がやってみたいというので、みんなでやることにしました。
昔、障子のある家に住んでいましたが、今はもう昔ながらの家にしかないのではないでしょうか。倉本家はお屋敷みたいな家だからあるんでしょうね。歴史好きな杏子も驚いて写真を撮っていたくらいですし。
真琴が喫茶コンクルシオに居る時に協会から真琴あてに手紙が届きます。どうやら仕事の依頼だそうで、初仕事を受けることになりました。
仕事はミツバよもぎという5歳の男の子をしばらく預かるという子守りの仕事でした。よもぎは最初親が頻繁に仕事に出かけることを仕方ないと受け入れている大人な子どもに見えていました。
外は晴れているのに雨漏りがするというので、調べてみるとどうやらよもぎは雨を降らす「雨師」らしく、不安になるとその力がコントロールできなくなるそうです。杏子の母の助けもあってよもぎを不安にさせずに過ごさせることができたのでした。
こうなると洪水に…
杏子が真琴のことを「まこっさん」と呼んでいたり、アキラの手紙が若干オジサン構文になっている所が面白かったですね。
それにしても真琴がよもぎに自己紹介を返していた時に15歳と言っていましたが、やはり15歳には思えないです笑。
今のところ新米魔女だからかろうじて子供に見えるという感じで、それが無かったら20歳らへんですよね。時折見せる杏子とひなの仲良しコマが微笑ましかったです。
真琴たちは茜の運転で川に遊びに行くことになりました。なおがプロ水切ラーだったり、茜と圭は1万2千円したよく釣れる釣り竿の呪具を試しに行ったり…。
なおの髪形変わっていたのがグッドでした。2次元では髪を結んでない女の子の方が好きなのかもしれません笑。こういう細かい変化があるとみている方も新鮮でいいですよね。
圭が学校からしゃっくりがずっと止まらず困っていると、どうやらふつうのしゃっくりではなく「そっくり」という症状でした。
「そっくり」は前日の行動の中で「そっくり」になる条件を満たすと発症するみたいです。
「そっくり」はとある本にある2053個の行動をすると発症するそうですが、治し方は一つだけのようです。
これで2053通りの治し方あったら絶望ですよね…。さっそく治す為に人形遊びをしていると、なおと真琴に笑われたり、圭の母には悩みがあるのか心配されたりしますが、千夏が加わったことで激しい展開の人形遊びをしていると、「タケシ(人形)」が遊んでくれた代わりにそっくりを肩代わりしてくれました。
実は茜もそっくりになっているのですが、その原因は漫画には描いてあるのですが内緒で!
真琴はよく一発で「そっくり」とわかりましたね!そのためのぬいぐるみを持っているのも準備が良くてまるでベテラン魔女だぁ…!
アキラから仕事の報酬で金の2枚貰うと、真琴は1つは手伝ってくれた「コンクルシオ」に、もう一つは擬態生物が見えるようになる「可視化軟膏」という物を買いました。
帰り道水たまりに擬態していた生物と戯れていたらびしょぬれになったのでした。全然害のないむしろばれないようにしている擬態生物でしたから良かったですね。危ない擬態生物とかもいるんでしょうか?
真琴は新しく自分の言葉だけを真似する新しい魔法を作りました。しかし今の所役には立たないみたいです。でも自作できるってすごいですよね。応用は大事!
喜ぶ真琴。可愛い。
なぜかいきなり千夏の宝箱が破裂しました。どうやらハマベーからもらった歯が巨大化しているようです。茜はンジャメナに行って頼れないので、犬養に頼ることにしました。
普通にソフトクリーム屋に顔を見せている犬養。さすが田舎というべきか。寛容?
ハマベーの歯はどんどん巨大化してきて、とりあえず外に出すことにしました。どうやらハマベーの歯の中のマナが何かのきっかけで活発化しているということでした。
海水を使うことでマナを取り出すと真っ赤な液体(マナ)が大量に出てきました。これを収めるために千夏が持っていたおもちゃの指輪にマナをすべて入れることができました。
なんやかんや難しい説明がありましたが、要するに千夏は魔法が使えるようになったということみたいでした。千夏の使える魔法は指先から出る「水鉄砲」のようでした。
ついに魔法が使えるようになった千夏。これからもカチーナの力を借りてマナを使い魔法を使っていくのでしょうか。楽しみです!
嬉しいとびっくりの顔だそうです笑