ネタバレ注意
「歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!」の3巻レビューです。
アリシアとジルは何者かに誘拐されてしまいます。
暴漢を順調に撃退していくアリシアでしたが、リズに暴漢を襲っていると勘違いされ、魔法で拘束されてしまい、殺されそうになってしまいます。
そこへデュークが現れ間一髪、暴漢を捕まえることができたのでした。
まさかのヒロインが暴漢を助けるというやらかし!しかもデュークが来なかったら普通に殺されていましたよね。リズがえっ!?って言ってて普通に焦りました。
アリシアはリズに「暴力に訴えるのはよくない」と言われ、兄のアルバートからも糾弾されます。
リズはデュークなら必ず信頼にこたえてくれると思っていたと言いますが、それを聞いたデュークがブチ切れてリズに対して「よくも聖女などと言えたものだ」と魔力を暴発させます。
そこへカーティスが割って入り、その場を収めることに成功したのですが、他の攻略対象たちはリズが正しいと言っていたのでした。
リズの異常性が目立ってきましたね。殺されそうになっているのにアリシアは悪いと言えるのはもはや悪役より悪役しているのでは。
さすがのデュークもブチ切れてしまいましたね。読者としてはおかしくなってしまった攻略対象たちに対して、唯一対抗できる人物なのでここで来てくれたのは心強かったですね!
治療されても目が覚めなかったアリシアはデュークの部屋に寝かされてました。そこになぜか半裸のデュークが居て、ネックレスを忘れてると言われて、突然キスされそうになりますが、ジルたちが来て押し返されたデュークでした。
王族だからやりたい放題してますね(笑)。どんな理由があっても王子とはいえ男の部屋に寝かせることはないだろうと思うのですが。ジルに「まだ服着ないの?」と言われていたのには笑いました。
首謀者はジョンソン家のニールというリズの熱狂的な信者でした。デュークにより正式な処分が下されました。
今回の件は、リズの成長の機会として国王は対応せずに、リズに解決させるように優先させたようでした。
ジルは助けてくれたデュークに対して、でも「結婚するのはキャザー・リズなんでしょ」と言いましたが、直接は答えませんでしたが100%結婚したいのはアリシアの方だと言ったのでした。
ここまで一直線に好意をぶつけているのに、頑なに応じないアリシアも恋愛面では弱いことが露呈してますね。ジルがデュークがかわいそうと言っていましたが、確かに可哀想…泣。
命の危険にさらされたため、父親からリズの監視をやめるように言われましたが、監視役をやめたくないアリシアは魔法レベル90を習得することを条件に監視を続けさせることを許可させることにしました。
アリシアは魔法の修行のために小屋に篭り、ジルは図書室で知識を詰め込んでいました。
アリシアは2年の修行を経て、ついにレベル90以上の魔法を習得したのでした。さっそくアリシアはロアナ村に向かうと言いました。
ネイトとレベッカ、この二人もいい感じですね。というかレベッカこんなに可愛かったんですね。APP15くらいあるでしょう。(何故かクトゥルフ目安)
闇魔法レベル91の魔法を使って、ウィルに自身の目を移植したのでした。
まさか自身の目をウィルに移植するとは思いませんでしたね!片目がない主人公、それも途中からというのは男主人公ではあいそうですが、女主人公ではありえない展開でしょう。すごく驚きました。
2年ぶりに学園に来たアリシアはさっそくリズと会いますが、そこで2年前の誘拐事件についてアリシアが無事だということは分かっていたと言います。
リズは自身の特異性を理解しているようで、私が助けると信じていたら、必ず助かると決まっていたと言います。
眼帯に派手な格好、悪役令嬢としての「格」が2年間でかなり上がりましたね。無敵のリズに動揺させたのはかなり痛快でしたね。というかリズは「聖女」という自覚がある?そこがリズの強みでもあり弱点でもあるようですね。
学園にいなかったはずのアリシアがなぜかデュークとリズの恋愛を妨害する卑劣な横恋慕女との評判が広まっていましたが、その噂話の発信元はなかったとヘンリは言いました。
やはりリズがヒロイン、アリシアが悪役令嬢という役割になるよう、謎の力が働いているようですね。影響されるものとされないものの共通点が知りたいですね。
転移魔法でデュークが現れ、2年も姿を隠したこと、目を移植したことについて迫られますが、デュークが相手だとアリシアは上手く頭も口も回らず、迷惑だと言ってしまったのでした。
悪役令嬢に恋する男、みんなかわいそう説。悪役だから嫌われているという思考が前提にあるため、仕方ないのですがデュークがかわいそう。あと謎の少女の正体とは…?