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疑似ハーレム 4巻 感想

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「疑似ハーレム」の4巻の感想です。

第76話「送別会」、第77話「暗闇」

送別会の劇に、凛と瑛二が一緒に出演することになりました。

配役は凛が白雪姫、瑛二が王子様という王道の組み合わせです。

舞台上で演出にまつわるちょっとしたハプニングが起こり、凛が動揺する場面も…。

こういう恋愛漫画の劇では、やっぱり思いがけない出来事があるからこそ、読んでいてドキドキしますね。

ふたりの関係がしっかり築かれた後だったからこそ、温かく見守れる展開になっていて安心しました。

第78話「1秒」、第79話「帰路」

凛がついに勇気を出して、想いを伝える場面が描かれました。

その返事もすぐに返ってきて、ふたりの気持ちがしっかりと通じ合った瞬間にほっこり。

今まで頑張ってきた凛の努力がようやく実を結んで、読んでいてとても嬉しかったです。

瑛二は凛の演技を初めて見た時から惹かれていたそうで、改めて彼の一途さが伝わってきました。

そういえば以前、瑛二が誰かに惹かれても「ドキドキしない」と言っていた凛ですが…案外その通りだったのかもしれませんね。

第80話「卒業式」

凛の演技に惑わされることなく、本当の気持ちを受け取れるようになった瑛二。

今までとは違う、少し成長した彼の姿が印象的でした。

このまま瑛二が周囲からも注目されるようになるのかな…?

「付き合うとモテるようになる説」がありますが、現実ではどうなんでしょうね。経験したことないけど…(笑)

第82話「紹介」

瑛二の母親に、付き合っていることを伝えることになったふたり。

緊張した凛がついポロッと「ハーレムごっこ」の話まで口にしてしまって…⁉

このあたりのシーンは、青春のドキドキと可愛らしさが詰まっていて、読んでいて思わずニヤけてしまいました。

EX16話「制服デート」

制服デートを楽しむふたり。

瑛二は凛にかっこいいところを見せようと張り切ります。

学生時代ならではの特別な時間って、やっぱり良いですよね。

でも人目を気にしながらのデートはちょっとスリルもありそう…

第90話「評判」

大学での瑛二にまつわるちょっとしたエピソードも。

周囲から注目されている様子に、凛も少し焦りを感じてしまいます。

服を選んでもらったり、女性の気持ちを理解しようと努力したり…、そんな瑛二の変化がハイスペック男子への道を着実に進んでいて、頼もしいですね。

凛の反応も微笑ましくて、つい応援したくなります。

3巻の感想について

5巻の感想について

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疑似ハーレム 3巻 感想

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「疑似ハーレム」の3巻の感想です。

いくつかのお話をピックアップして感想を書きました。

第51話「終業式」

を名前で呼ぶのが、照れてしまい上手く呼べない瑛二。それに対してはスッと「瑛二さん」と呼ぶことが出来るのでした。

これはが先に瑛二を意識していたからこその余裕ですかね!?

瑛二「くん」じゃなくて、瑛二「さん」呼びなのも、凛しくて可愛いです。

第54話「女子会」

プールで瑛二に水着を褒められたことを友達に惚気る。今回は妹の綾香のおかげで誘えましたが、次は一人で誘えるようにならないとねと言われます。

綾香に宿題を代わりにやってくれたお返しに、瑛二を代わりに誘ってあげる!と言うのでした。

は何度も同じ惚気話をするくらい嬉しかったんですね。確かにすごく嬉しいことがあったときって、色んな人に話したくなりますよね~。

綾香ちゃんは時々とどっちが姉なのかわからないくらい、頼もしいところがありますね!ふんす!ってしてる綾香ちゃん可愛い!

第60話「買い出し」

前夜祭で学校に泊まることになったので、スーパーに買い出しに行った瑛二。何を食べようか選んでいるという回です。

学校に泊まる+すごく仲の良い女子が居る+自由=青春 という方程式が完成するような気がするのですが、異論ないですよね!

瑛二の「もし結婚とかしたら、毎日こんな感じなのかね?」というセリフに、ドキドキしているでしたが、ドキドキしているだけでも良かったのに「それ…私に…言いました…?」と聞くところが、頑張り屋ですよね!

こんなことを赤面されながら言われたら、どうあがいても意識してしまいそうな気がしますが、なぜ瑛二は気づかなかったんだ…!

第63話「緊張」

演劇の本番前に緊張しているを、リラックスさせようと瑛二が話しかけます。

瑛二は緊張を解くために、芝居がうまく言ったらご褒美をやろう!と言うのですが、がそれだともっと失敗できないと言うので、瑛二は失敗してもご褒美をあげようか…?と言うのでした。

このお話は、なんといってもが勇気を出して瑛二をデートに誘うところです!

次の第64話を見ると、瑛二は「デート」という言葉を強く意識はしていないみたいで、さすがに驚いてしまいました。

こんなにが頑張って「デート」なんて直球なワードを口にしたのに…。

第66話「ホテル」~第70話「自覚」

瑛二が京都公演の話題のミュージカルのチケットを貰ったので、泊まりがけでいく?とに聞きます。は即決で承諾したのでした。

ホテルに着き、疲れてすぐ寝てしまった瑛二は思い切って一緒の布団に入って寝ました。

翌朝、瑛二に何があったと聞かれて、は「一緒に居たいなって…」と言い、後でちゃんと伝えたいと言うのでした。

恋人同士になった二人は、距離の測り方が分からず、お互い照れてもじもじしていると、瑛二が話しやすいように、「ツンデレちゃん」に話しかけます。

も楽しくなって、自分から演じるようになったのでした。

泊まりがけ!まさかの瑛二からの(偶然)アプローチ!は無事に親に許可をもらえたようですが、の親は瑛二のことをどれくらい知っているのでしょうか。

があんな感じだから、の親もの気持ちを知っていると言うのが予想です。

一緒に寝たい欲求が出てきて、そのまま実行しちゃうという、凛ちゃんの積極性がここに極まれりと言う感じでしたね!言い訳を考えなかった点も素晴らしいです!

付き合いたてはガチガチでしたが、やっぱり演技が入ってくると、いつもの感じに戻ってきましたね。ちゃんと恋人になった事実もありますし、これから二人はどうなっていくのか楽しみですね。

巻頭と巻末のお話が気になりすぎます。売り上手ですね~。

2巻の感想について

4巻の感想について

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疑似ハーレム 2巻 感想

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「疑似ハーレム」の2巻の感想です。

いくつかのお話をピックアップして感想を書きました。

第33話「敬語」

瑛二に敬語を使わずに話してみるという回です。

恋人気分になって、喜ぶ凛ちゃんが可愛い。

社会人になると、年下の先輩ができることもあり、敬語は必須になりますが、学生の頃から先輩に敬語を使うという人はどれくらい居たんでしょうか。

こんな可愛い後輩の女の子がいて、敬語を使われたい人生でした…。

その後、この二人みたいに段々砕けた話し方になっていくと、関係が深まったと言う感じでいいですよね。

他の人が居る前では敬語で、二人きりの時は敬語ナシという関係が好き。

EX4話「お料理対決」

瑛二と同じ演劇部のつーちゃん(岩田嗣人)の料理、どちらが美味しいかをが審査する回なのですが、公平にする為、どちらがどれを作ったかは秘密になり、は料理対決そっちのけで瑛二が作った料理を当てに行きます。

瑛二の料理を無事当てることができて、料理対決だという事を忘れ「やったー!」と喜ぶ凛ちゃんが可愛いです。

「甘えんぼちゃん」をやってと瑛二に言われ、人前ではできないとが言っていたことから、やっぱり基本は二人きりの時だけやっているという事なんですね。

でも思いっきり他の演劇部員とかいるところでイチャついてるから、部長にも知られてましたね。ギャグと認識されていたのが面白かったです笑。

第38話「卒業アルバム」

瑛二が小学生だった時の卒業アルバムを持ってきて、そのアルバムの写真をがたくさん撮るという回です。

の「きっと好きになってただろうなあ」というセリフ、めちゃくちゃ良いですよね!

いつの瑛二でも好きになっていたというの気持ちが分かり、瑛二を好きになった理由は性格なんだろうなあと思いました。

第39話「第2ボタン」

演技ではありますが、瑛二に第2ボタンを渡すシーンが見れて満足です!

しかも珍しく茶化さずに瑛二が演技をしたところがポイントですよね~。良かったね、凛ちゃん

EX6話「ぐうたらちゃん」

の妹「綾香」が登場しました。姉妹仲がとっても良いみたいで微笑ましいですね。瑛二とも仲良くなったみたいで、綾香ちゃんは人懐っこいところがあるのでしょうか。

妹の前で瑛二に甘えてる。「私にもかわいいって言って…」というちゃんめちゃ可愛!

やはり瑛二の頼みなら、思い切ってやってくれることが多いですね!

第46話「恋愛相談」

友達の恋の悩みを解決してきた。そんな瑛二は「恋愛マスター」と呼び、から色んなアドバイス?を貰います。

最後に瑛二を「マスター的には先輩には年下の女の子が良いです…絶対。」と、誘導していたのが面白かったです。しかもそれが成功して、ガッツポーズをしながらすごく喜んでいたのが可愛かったです!

第48話「雷」~第50話「名前」

帰り道、雷雨にあった瑛二。雷を怖がるに「雨止むまでうちに避難するか?」と言われ、は図らずも瑛二の部屋に入ることができました。

瑛二の母親と仲良くなり、瑛二の母親に「凛ちゃん」と呼ばれていたので、が「先輩にもって呼んでほしいです…」と言いました。

ついにが素の自分で瑛二を照れさせることが出来ましたね!ここから瑛二が少しづつを意識していけば良いなあと期待が膨らみます!

1巻レビューについて

3巻の感想について

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疑似ハーレム 1巻 レビュー


今回紹介するのは「疑似ハーレム」です。

演劇部に所属する「七倉凛」は、同じ演劇部の先輩「北浜瑛二」に、密かに想いを寄せていました。

ある日、瑛二は「男に生まれたからには一度くらいモテてみてえよな」と言います。

さらに瑛二が「ハーレムを夢見ることくらいある」と言うので、それを聞いたは「小悪魔」役や「ツンデレ」役を一人で演じ分けて、瑛二の夢をかなえてあげることにしました。

は演技をしながら瑛二と過ごしていくうちに、瑛二に「好き」と伝えたい気持ちが段々大きくなっていくのですが、告白しようとするとどうしても照れてしまい、演技で誤魔化してしまいます。

瑛二も、頑張っ「好き」と伝えられても、それが自分の為にやってくれている演技だと思ってしまい、なかなか想いが伝わりません。

そんな日々が続きながらも、ほんの少しづつ、二人の距離が縮まっているような、いないような内容の漫画です。

良かった点

①瑛二の為なら何でも演じちゃう凛の健気さと可愛さ

瑛二のために、いつも色んな役を演じている時点でとっても健気ですが、たとえ自分が恥ずかしくても、頼まれたら頑張って演じちゃうがたまらなく可愛いかったです。

②感情を優しく癒してくれる微笑ましい漫画

1巻時点ではですが、シリアスで気持ちが窮屈になる展開はありませんでした。

恋する乙女が鈍感な男子に一風変わったアプローチをする、という斬新かつ平和な内容で面白かったです。

③内容の濃さ(一話当たりの短さ)

1話ごとのページ数は大体5ページくらいなのですが、登場人物をほぼ瑛二に絞ることで、仲睦まじい様子を色濃くみられるのが良かったです。

またページ数が短いことで、話のテンポがとても良かったので、読んでいてとても快適でした。

気になる点

①瑛二が凛のことを意識してなさすぎる

瑛二を意識していないのは、まさか自分が本当にに好かれているとは思っていないというのが理由だとは思うのですが、こんなに頑張っているちゃんを見ると、瑛二がもう少し気づいてあげられるといいのになあと思っちゃいました。

2巻の感想について

アニメ化決定!

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転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされて見せます! 1巻 レビュー


今回紹介するのは「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされて見せます!」です。

お金持ちの侯爵令嬢「ユリアンヌ・ゲッスール」は、婚約者である「アルフレッド」に半年も会ってもらえていませんでした。

ユリアンヌは、ゲッスール家が寄付金により王国を救った事実から、自分こそが一番と思っていて、ワガママで丸々と太っていました。

そんなユリアンヌを見て、義弟である「カイル」から、「アルフレッド様は義姉さんと婚約破棄したいんじゃないか」という噂を聞かされます。

バカにされたユリアンヌカイルにつかみかかろうとするも、滑って地面に頭をぶつけてしまいます。

そのショックで、前世は両親もいなく、治る見込みのない難病を患い、死んでしまったことを思い出します。

前世を思い出したことで、自分はお金でも欲しいわけでもなく、贅沢したいわけでもなく、ただ寂しかったということに気づきます。

妹からアルフレッドの婚約者の座を奪ったり、義弟を金の力で分家から無理やり連れてきたり、さらに二人の容姿が美しいからと、嫉妬でキツくあたったりしたことを思い返し、ユリアンヌは自分がファンタジー小説の悪役令嬢そのものだと気づきます。

領民に重税を課せていたことで、クーデターの動きが出てるとカイルから忠告された通り、自分のせいで一族が断罪されてしまうのではと危惧します。

何も悪くないサーシャカイル、そしてゲスだが自分を可愛がってくれている親を死なせて後悔しないように、自分が「ざまぁ」された後でも、家族は幸せになってもらうように計画を立てます。

こうして、元悪役令嬢ユリアンヌによる罪滅ぼしが始まりました。

ユリアンヌは新事業を始めたり、節制をすることで、ゲッスール家「節約計画」もとい「金儲け計画」を始めます。

中身も見た目も変わったユリアンヌ、義弟と妹と徐々に関係を取り戻したり、婚約者のアルフレッドの思惑など、この先も面白い展開が満載です!

良かった点

①家族仲が大事というテーマ

ユリアンヌの最終目標が「家族を幸せにする」ことなのが、良かったです。義弟と妹とは仲が良くないが、憎み合ってるほどではなく、また父と母はユリアンヌサーシャをしっかり可愛がっているというところが、話の雰囲気を明るくしていて良かったです。

カイルの内容だけは結構悲惨ですが…。

②ところどころ笑わせてくる

そもそも名前が「ゲッスール」という時点でちょっと面白いのに、禿げてる父親のキャラに「ハゲーザー」とつけたり、太っている母親の名前も「デビュリア」とちょっと深読みできそうなのが笑いました。

ユリアンヌサーシャは普通の名前なのに…。祖父母がいかんかったんやな…。(カイルは義弟なのでノーカン)

③展開の速さ

ユリアンヌが、一巻の内に痩せて綺麗になるという話の速さに、もう少し内容が欲しかったという方もいらっしゃるかもしれませんが、”主人公が段々綺麗になっていく”という漫画を結構読んでいると、過程の話より、その先の展開のほうが面白い場合もあるので、これはこれで良いと思います。

④難しい話がない

領地経営改善のために出した新事業のことや、ユリアンヌが痩せた原因(お茶や運動)などについて、細かく難しい話はほとんどないので、楽にして読むことができたのが良かったです。

気になる点

①カイルとサーシャについて

ユリアンヌにあれだけ虐げられてきたのに、少し変わり始めてきたからといって、すぐ警戒を解いてしまうチョロさは気になりました。(話のテンポ的に仕方ないですが)

2巻の感想について