このブログで紹介した「2023年の1月から6月まで」の個人的オススメ漫画をランキング化しました!
1位「俺の死亡フラグが留まるところを知らない」
紹介した漫画の中で数少ない、悪いところがなかった漫画でした。
この漫画に惹かれたところは、「主人公の魅力」です。
主人公である「ハロルド・ストークス」は、ゲームでは極悪非道とされていましたが、別人格が憑依していることで、「悪役」としての孤高さや強さを持ったままで、主人公たちをサポートしていきます。
さらに謎の力で傲岸不遜に立ち回らなければいけなくなっているという点が、ハロルドの孤高さをさらに際立たせています。
傲岸不遜にしながらも、ハロルドは実際には主人公や主人公のパーティメンバーを助けているので、関わった事のある人物が味方になり、「誰にも靡かないが、後から人がついてくる」というスタイルなのが、読んでいて爽快でした。
死亡フラグを避けるため、シナリオをなるべく変化させずに、結末だけを良くしていくという、根本的にはちゃんと自分のためであるという点も、人間らしさを出せていて良かったです。
2位「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」
この漫画に惹かれたところは「エリザベスとレオニードの関係の変化」です。
主人公である「エリザベス」は国外追放された元悪役令嬢なのですが、なぜか”聖獅子の大剣”と呼ばれている騎士団長「レオニード」に好意を抱かれていました。
レオニードはエリザベスの追放先の教会の近くに家を買って住み、監視と称して教会に通うことでエリザベスと親しくなろうとします。
レオニードは基本的に口数が少なく、最初はエリザベスを前にすると、緊張してしまうところがあり、初恋をした男子を見ているようで、とても微笑ましいところがあります。
しかしそれだけでなく自前の強さで、エリザベスの脅威となるものはすべて排除していくというかっこよさもあり、「基本的には人に対して感情を出さないが、エリザベスにはなんでもしてしまう」というギャップが魅力でした。
対してエリザベスは、追放されたことを根に持たず、むしろ教会で自由に生きられることを喜んでいて、前世のイベントプランナーの性か、面白おかしく楽しく過ごそうという、恋愛ごとなんて全く考えていない生き方をしていました。
レオニードの恋のライバルがいろいろ出てきて、レオニードはエリザベスのことを守りながら、他の男に渡さないように奮闘するのですが、二人で一緒に過ごしていくうちに、段々とエリザベスがレオニードの気持ちに気づいてきて、少しずついい雰囲気になっていくのを見るのがとても面白く、あっという間に読み切ってしまいます。
なんと、この漫画は悪役令嬢モノとしては大変珍しく10巻まで出ており、間違いなく人気がある作品と言って良いでしょう。
3位「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」
この漫画に惹かれたところは「斬新な設定とキャラ絵」です。
主人公の悪役令嬢「セシリア・シルビィ」は、断罪または殺害エンドを避けるため、「セシル・アドミナ」という男として生きるという、なんとも思い切ったことをするお話です。
女性が男性として生きるという事は大変ですが、セシリアは見た目が良いので、男装してもイケメンになり、女生徒から追いかけまわされたりします。しかも、それだけでなく男性陣にも影響を与えることになります。
セシリアの婚約者であり、王太子の「オスカー・アベル・プロスペレ」から、幼少期のセシリアは「純粋無垢の聖女の中の聖女」という評価をされており、その後、セシリアは病弱という設定でオスカーに会わないようにしてきたため、オスカーはセシリアに好意を抱いたままでした。
オスカーはなんとかしてセシリアに会おうと、セシリアの友人だと言うセシルに詰め寄るのですが、距離を詰めるごとに、同じ男(女性ですが)なのにセシルのことを意識してしまうオスカーの葛藤が、とてもニヤニヤできるので、すごくおすすめです。
キャラクター一人ひとりが丁寧に描かれていて、時にはデフォルメの可愛い絵も交えてくるので、絵を見ているだけでも面白いです。
以上3作品が、個人的ランキングにランクインしました。どれもまだまだ続いていて、現段階で5巻以上出ていますので、一度にたくさん読みたい方にもオススメです!
「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」
アニメ化済み
「悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~」
アニメ化済み
などが、たくさんの方にオススメしたい作品です。