ネタバレ注意
「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」の3巻の感想です。
カイルに見合いの話が来ました。ユリアンヌは「カイルの領民想いで頑張り屋なところとか正義感が強すぎる、いいところもわるいところも分かってくれる女性と一緒になってほしい」と言います。
カイルの心中がお察しできますね…。それ全部あんたのことや!と言いたいですが、言えない…。サーシャもノリノリでカイル宛の身上書を読んでいたのが面白かったです。やはり女の子ですなあ。
カイルが仕事に生きると言って、家族を守ることが俺の仕事といったシーンはこの漫画の中でも数本の指に入るかっこいいシーンですね。
その後カイルは王宮から義父宛の手紙を見つけ、読んで見ると「寄付金全額返す」と書かれていていたのをみて、ユリアンヌが婚約破棄を告げられたのではないかと思います。
サーシャのダンスの特訓中、サーシャは料理長のことが好きだという事が判明しました。
料理長イケメンでした…。なんでもこなせることを考えるとサーシャが惚れちゃうのも分かっちゃいますね。照れすぎて小動物のようになったサーシャがとても可愛かったです。しかし大胆な告白でしたね…!
サーシャをアルフレッドの婚約者にするという前提で考えていたため、それがなくなると、王家とのつながりがなくなることを恐れていました。
カイルは「王家の後ろ盾がなくとも、自分たちの力で生き残れるように、俺がこの家を立て直す!」と言い、義父に無断でやっていた事業や裏帳簿などを見せてきました。
二人は協力して”領地の黒字”と”王家の後ろ盾からの自立”を目標にしました。
それぞれの幸せへ向かっていき始めましたね!まあ結局はカイルはユリアンヌのことを考えていて、ユリアンヌは家族全員生き残れるようにと言う感じですが笑。
領地についたカイルたちは領民に医療施設増設計画を進めると伝えました。
一度も使われていないゲッスール家の別荘を病院にリフォームすることにしました。
これによってようやくアルフレッドを向かい討てる状態になりましたね!果たして誤解は解けるのか!?
仕事の時間まで散策していると、アルフレッドが急に現れました。
アルフレッドは、ユリアンヌが無事かどうかを聞いて帰ろうとするのですが、ユリアンヌから「何か私に伝えるべきことがありますでしょう」と呼び止めます。
ユリアンヌは婚約破棄の話だと身構えていたのですが、アルフレッドが言ったのは「結婚してくれ」というプロポーズでした。
自分にもう利用価値はないと思い、帰ろうとするユリアンヌでしたが、アルフレッドは「金じゃなくてユリアンヌが好きなんだ」と言いました。側近たちに止められ、「次の定例の茶会で返事を聞かせてくれ」とアルフレッドは言い去るのでした。
「婚約破棄するのよね!!?」と「プロポーズを待っている…のか!?」の正反対な思惑も笑いましたが、ユリアンヌの「もう、ハッキリさせてほしいですわ」というセリフもどちらにもつながるというのが面白いですね!
長かった…。ようやくすれ違いがなくなった…。
やっとアルフレッドがちゃんとプロポーズしてくれた~!!ユリアンヌも所々でアルフレッドにときめいてるし問題なし!ラブラブになってください!
サーシャは前回のことで、料理長に会いに行きますが、なかなか会えず、朝早くに厨房へ向かいました。
漢気あふれる料理人に囲まれ、倒れそうになりますが、なんとか考え方を変えることで無事に済み、帰ろうとするのですが、お腹がなってしまいました。
サーシャは料理長への恋心を打ち明けますが、料理長は今は恋をする予定はないと言いました。「それならお友達になってくれませんか」と聞き、料理長から承諾を得たサーシャは笑顔で、「まだあきらめてませんので…!」と言うのでした。
サーシャの成長が感じられると同様に、恋する乙女のパワーも発揮してきましたね!
「病弱真っ白美少女」と「漢気溢れる正統派イケメン(だけど乙女♡)」の恋愛…。これだけで話ができそうですね!
父の頭に産毛が生え、ウチで生産している赤ワインの効果を家族で研究したいと言うので、市場に行くことになりました。
カイルはユリアンヌを笑顔にするため、エスコートしていきます。
カイルは弟でいると決めたのに、ユリアンヌを自分のものにしたいという欲が出てきましたが、ユリアンヌが笑顔なら弟でもいいと考えるのでした。
カイルは俺が義姉を幸せにするんだって思えるほど、ユリアンヌのことを好きになったんですねえ。最初はあんなに険悪だったのに…。どっちともにもくっついてほしいところでかなり悩んでます…。次回が怖いような楽しみのような…。