ネタバレ注意
「高飛車皇女は黙ってない」の2巻の感想です。
2巻では今まで家族に虐げられてきたミリアーナが幸せをつかむ様子が描かれています。
ミリアーナは新しい婚約者候補「フィリップ・ライゼンブルグ」辺境伯と顔合わせをします。
フィリップは自分の瞳の色(水色)の服が似合うミリアーナに一目惚れします。
フィリップは戦場で大きな活躍をしましたが、戦場で負った顔の傷から「悪鬼のような恐ろしさ」と噂され、たくさんの令嬢に嫁になることを拒まれてしまっていました。
そんな自分に安心と信頼を抱いてくれるミリアーナと結婚したいと思っていましたが、あまりにも可愛かったので他に良い相手がいるのではないかと聞きます。
ミリアーナも自分を気遣ってくれる知性と優しさを持った、誠実なフィリップに惹かれ、「私はフィリップ様が良いと思った」と断言し、二人は結婚することになりました。
ミリアーナが幸せをつかむために勇気を出して、フィリップに本当の気持ちを聞いたのがめちゃくちゃ良いシーンでした。
誠実で頼りになる男性的魅力が高いフィリップと、穏やかな性格で聡明である女性的魅力を持ち合わせたミリアーナ、お似合いな夫婦ですね!
二人ともお互いを気遣いあっているところがとても微笑ましかったです!
また、二人が照れ合ったり幸せそうにする様子が沢山見られたのが良かったです。
トワイデル伯爵とユージーン、そしてライラには正しく罰が下されます。
クローディアが集めた証拠や情報があるので、この辺はあっという間に進みましたね。
クローディアとべリルの関係も徐々に明らかになっていくのでしょうか。この二人はおそらくただの主従の関係ではないですよね…。
クローディアが「銀の髪に黒目で華がない男しか目に入らない」と言っていたのが、この説をかなり濃厚にさせていますよね。
ライラはこの先、お腹の子どもに対してどう接するのでしょうか?
クローディアとの会話を見た感じだと改心?しそうな気がしますね。なにより子供が居る女性はなによりも強いですからね。
ユージーンはこの先希望がなさそうですよね。トワイデル伯爵と同じで、浮気というか、人を裏切るとこういう目に合うよという、クローディアが言っていた「行動には結果がついてくる」という言葉がまさに正しいですね!
結果が出るまで頑張るのは大変なので、未来の幸せより束の間の幸せを考えてしまうのが人間ですよね。私もそうなんです(自省)
3巻の感想について