ネタバレ注意
「君は喧し閉じてよ口を」の2巻の感想です。
2巻では新しく2人が登場してきます。
一人目は、クラス委員の「伊藤茜」。必ず5分前行動し、ルールは絶対守るというすごく真面目な人物です。
人に対してへの気遣いや優しさを持ち合わせており、完璧なように思えるのですが、ツチノコが見たいらしくUMA部に所属しています。
自習の時間、手紙のやり取りを見ていたら、自分もやってみたいなと思っていると、さくら(隣の席の女子の村山桜)と太陽が手紙を渡してきてくれました。そこを茜に見つかり、注意されてしまいました。
しかし、太陽は代わりに手話で話すことを思い付き、茜の注意をうけましたが、「手話で授業中していて怒られた人を見たことがない」という屁理屈に負け、手話なら良しとすることになりました。
そしたらクラスのみんなが手話を教えてと言ってくるようになり、その後少しだけ手話が流行ったのでした。
茜の可愛い一面と、手話がクラスメートに流行るという良いお話でしたね!
茜はしっかりしていますが、注意の仕方もきつくないし、筋が通っていて、割と寛容な部分もあって、個人的に好きなキャラになりそうです。
手話がクラスメートに流行ることによって、簡単なものだけでもみんなに覚えてもらえれば、月乃にとって嬉しいでしょうね!
月乃は1巻の部活見学の時もそうでしたが、運動神経が良いので、体育祭でも大活躍でしたが、太陽が大声で月乃を褒めたり2人三脚で見つめ合って走ったりで、周りにラブラブさを見せつけた回でしたね。
日曜日にUMA部4人でUMA探しに行くことにしましたが、さくらと茜が風邪をひいて、月乃は太陽と2人になりました。
解散と思いきや、太陽が遊ぼうというので、二人で出かける(デート)ことにしました。映画を見たりゲームセンターで遊んだりして、帰りに二人の写真を撮ってもらい、後日太陽がさくらたちにその写真を見せると、そこにはツチノコが写っていました。
いやー!来ましたねデート回。主人公とヒロイン以外がなぜか来れなくなる展開はお決まりですよね!
太陽がバリアフリー上映について調べていたのが、一番グッときたポイントでした。太陽のことなので意図したかどうかは分かりませんが、いずれにせよ月乃のためになっているのでこういうところが良い男ですよね!
月乃も今日は楽しかったと心から思っていて、見ている方も嬉しくなりました。
太陽とさくらと茜は、月乃の姉の「柊星奈」と出会いました。星奈から月乃は喋ることは出来るが、以前友達に声が変と言われたことで発声しなくなったと聞きました。
太陽はそれを聞いて合唱コンクールは「手話ソング」にしようと提案しました。クラスのみんなは面白そうと受け入れてくれたのでした。
月乃が練習がうまくいってなくて落ち込んでいる時に、「他人なんて気にするな」と励ましてあげられたのは良かったですね。タイミングといい、肝心なところではしっかりとおさえることができる太陽は流石ですね。
月乃が風邪をひいてしまい、太陽たちは星奈に呼ばれて柊家に入りますが、そこで月乃がクラスに馴染めたのは、太陽から一方的に喋りかけられる月乃を救おうという流れのおかげだとさくらが言いました。
月乃の可愛い写真やエピソードを聞けて良かったですね。個人的にはもうちょっと知りたかったです。
やっぱり周りから見ても太陽が月乃に喋りかけまくっているのは気になっていたんですね。それで、クラスメートがちゃんと救ってあげようと考えるところも良いですよね。体育祭や合唱コンクールの時もそうでしたが、このクラスはとても関係が良いですよね。
改めて休日にUMAを探すと、4人で集まったら月乃の前の学校の友達「雨宮百合」に出会いました。百合は以前誤解とはいえ、月乃の声が変だといった本人であり、月乃は百合を見て逃げ出してしまいました。
二人は太陽の「柊&ゆりっぺ仲直り大作戦」によって、イレギュラーは有りながらも仲直りすることができました。
そして月乃は太陽に「ありがとう」と喋って伝えるのでした。
百合は悪い子じゃなかったんですね。むしろ月乃の大切な友達だったようですね。百合は月乃のことを可愛がるタイプのようですから、星奈と似たような感じですかね?
最後、太陽を呼ぶとき、たいよう「くん」と付けていたのがとても可愛かったです。