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スローループ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「スローループ」です。

~あらすじ~

山川ひより」は3年前に父親を亡くしていました。ひよりは父親に教えてもらったことの中で”釣り”を一人でするようになり、ある日変わらず釣りをしていたら、明るくて変な子「海凪小春」に出会いました。偶然にも小春ひよりの母の再婚相手の子であり、二人は姉妹になったのでした。

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良かった点

①キャラクターデザインが可愛い

今は流行りの絵柄も変わっているので、6年前の作品だとキャラ絵に違和感を抱くかと思ったのですが、とても可愛らしく全然昔を感じさせない絵でした。

全体的に日常系漫画らしい、小さめで丸っこい感じのキャラ絵で落ち着ける雰囲気を出していて良かったです。

時折ミニキャラになる描写もあり、癒され効果がありました。

②釣りの知識が得られる

キャスティングや釣り具についての説明があり、釣りのことは全く知らないけど興味はあるという人には、おすすめできる作品でした。

気になる点

①ストーリーの重さ

ゆるふわな日常系と思いきや、両親(身内)の死という、とても辛いことを背景にしているため、何も考えずにぼーっと読んでいると意外なところで心を揺さぶられそうで、完全に気を抜いては読めないなと思いました。

②釣りについて

ストーリーの大半は釣りが関連しているのですが、個人的に期待していた焦点の当て方とは違いました。

もう少し深く釣りの知識や道具について触れていたり、実際の釣りスポットに関して描写されていると良かったなと思いました。

結構人間関係のお話もあるので、完全な釣り漫画を楽しみたいという方には注意が必要ですね。

2巻の感想について

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ヤマノススメ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「ヤマノススメ」です。

この漫画は「登山好き」「ほのぼの系」「趣味漫画」という設定が好きな方にオススメできる作品です。

昔々「雪村あおい」は、幼馴染の「倉上ひなた」(と父)と小さい頃に山に登り、大きくなったらいつかまた二人で山頂に来ようという約束をしていました。

しかし、月日が流れていくうちに疎遠になってしまい、約束のこともいつの間にか忘れてしまったまま高校生になりました。

あおいは人付き合いが苦手でクラスメートとの関係は上手くいっていませんでしたが、一人でもできるお菓子作りや読書などの趣味を満喫しようとしていました。

そんな時、クラスにかつての幼馴染のひなたが来て、昔の約束通りに山に登りに行こうと誘ってきました。

あおいは小学生のころジャングルジムから落ちたことにより、高所恐怖症になっており、山に登りたくないと心の中で拒んでいました。

ひなたあおいが他にやりたいことがあることに気づいていて、あおいに無理やり連れまわしたことを謝罪してから「山はお父さんと行くよ」と言いましたが、ひなたの家で山道具を見ているうちに、あおいは昔一緒に登った山頂の景色を思い出し、あんまり高い所じゃなければいってもいいというのでした。

高所恐怖症であり心配性で内向的なあおいが、楽天家で活発なひなたと少しずつ登りやすい山から挑戦していくというのがお話の流れとなっています。

良かった点

①持ちつ持たれつの微笑ましい関係

正反対な性格の二人で、表面的にみると自己中心的に動いているように見えますが、その実はあおいの心配性からくる用意周到さでひなたを助け、ひなたは父から教わった登山知識と明るい性格を活かして、あおいをひっぱって一緒に楽しめるように考えていて、ほっこりする関係が良いなと思いました。

二人の距離感も近すぎず遠すぎずな点も良かったです。

②登山の知識がつく

登山するために必要な知識や、料理道具やザック(リュックサックのようなもの)について、他にも山そのものの知識も知ることが出来て、登山への興味がわく素敵な作品だなと思いました。

健康的でみんなとでも楽しめる趣味なので、本当に始めてみるのも良いですよね!

③背景のコマが細かい

例えば高尾山のパワースポットが描かれたシーンや、山頂の綺麗な景色などが見ることができ、楽しく登山している気分を味わうことができました。

気になる点

①キャラクター絵

主人公たちは高校生とあるのですが、キャラクターの絵を見る感じだと小学生低学年のように見えるので、なんとなく話の内容とギャップを感じるかもしれません。

②説明文

セリフ以外にも山そのものについてや道具についての説明文があるのですが、内容が長めで少し字が小さいので読み込むのはちょっと大変なところがあるかもしれません。

2巻の感想について

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サチのお寺ごはん 1巻 レビュー


今回紹介するのは「サチのお寺ごはん」です。

この漫画は「グルメ」「悩める女性」「法話」という設定が好きな方におススメできる作品です。

臼井幸」(27)は、これまでの人生で名前通りにひどい目に遭っており、全てにおいて諦めていました。

木曜日の夜にコンビニで一週間分の食料品を買っていると、いきなり若い男性に「そんなごはんで元気でるの?」と突っ込まれ、驚いたは逃げるようにコンビニを後にしました。

仕事を押し付けられ、周りは自分を置いて飲みに行ったりと、これまた散々な目に遭い、帰りにビールを買って帰ろうとすると、そこで再び若い男性に出会います。

彼は「唐丸篤」と名乗り、これから自分たちと一緒に飲もうと言われ、は無理やり連れてかれました。

連れていかれた先はなんと「縁泉寺」というお寺で、そこには住職の「源導」と源導に弟子入りした「小木武徳」という人物がおり、4人で”なすの利休汁”を食べ、ふとが色々なことを諦めていると漏らすと、源導は仏教の教えを説いてくれました。

このように、がしっかりとした温かい食事をしながら、人生について源導から法話してもらうというのが基本的なお話の流れです。

良かった点

①個性的な主人公

見た目は普通の女性ですが、名前とこれまでの人生のエピソードで強力な個性を持っており、物語の主人公としてふさわしいキャラクターだと思いました。

②美味しそうに食べる表現が上手で、見ていてお腹が空く

料理(食材)の絵は、もちろん美味しそうに描かれていますが、それ以上にが表情豊かに幸せそうに食べるので、何倍も美味しそうに感じました。

③グルメだけでなく、仏教の教えも知ることができる

悩みがない人なんていませんから、この漫画は現在困ったことがある方にとって、ちょっとした救いになる可能性があって良いと思いました。

④作り方が記載されている

細かいコツなどは漫画で描かれているのですが、基本的な工程や必要な材料などは、お話の後にまとめて記載してあるので、実際に作って食べてみたいという方には非常に役に立つと思いました。

気になる点

①幸が可哀そうな場面が多くて少し見るのが辛かった

話の序盤は、構成上大体が不幸な目に遭うことが多いのですが、自分も体験したことあるような不幸な出来事に見舞われているところを見ると、個人的な感想ですが心がキュッとなりました。

②篤が失礼すぎる

いきなり見知らぬ女性(知人でもアウトだが)の食べ物にケチをつけたり、無理やり連れだすという行為に少し引いてしまいました。

2巻の感想について

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ワカコ酒 1巻 レビュー


今回紹介するのは「ワカコ酒」です。

この漫画は「ソロ」「酒飲み」「OL主人公」という設定が好きな方におススメできる作品です。

村崎ワカコ(26)が、色々な場所(店)で一人酒をしていくという内容です。

作者の新久千映さんが実際にお店をロケしているらしく、その様子を1話1話の間に「ワカコの飲み歩き酒場取材記」という一コマで紹介してくれています。

ワカコのセリフはほとんどなく、たまにあってもひと言で終わるので、寡黙な人物なのかな?と思いました。

何かを食べた後に、お酒を飲むと「ぷしゅー」と鳴く?のが面白かったです笑。

良かった点

①グルメ漫画はやっぱりソロ活動

個人的な意見として、グルメ漫画は主要人物が主人公一人だけというのが好みなので、多少ほかの人物も出てきますが、全く気にならない塩梅だったので、読んでいて楽しかったです。

②読みごたえ充分なボリューム感

漫画一冊のページ数としては平均くらいなのですが、26品(話)もあるからか読んでいてかなり満足のいく量に感じました。

1話ごとのページ数は少ないのですが、料理の絵がすごく美味しそうに描かれており、絵を見るだけでも満足感が得られたからでしょうか。

③無駄に長いセリフがない

前述にもありますが、ワカコのセリフはほぼ(というかすべて?)ひと言であり、基本はワカコの心情を語る文がほとんどでしたので、漫画から落ち着いた雰囲気が感じられて、ゆったりと読めました。

④キャラ絵

最初試し読みで少し読ませていただいたときは、最近(この漫画は2013年ですが)の漫画の中では少し特徴のある絵だなと思い、購入させていただくか迷ったのですが、いざ買わせていただいて読んでみると、どんどんと絵に魅力を感じるようになっていき、今ではこの漫画の良いところだと思えるようになりました。

気になる点

①お酒が飲める人だとより楽しめますが…

色々なお酒を飲める人なら、ワカコのチョイスに賛同したりするという楽しみ方がありそうですが、下戸の方やビールしか飲まない方(私も)にはそこの感覚が分からず悔しかったです。

料理が美味しそうなので、正直お酒がなくてもこれ食べたいなと思ったら、実際に食べられるという点があるので、欠点とまではいわない程度ですが。

②参考にした店名が描かれていないので、実際に行けない点

前述しましたが、作者の新久千映さんが実際にロケに行っているので、モデルとなったお店があると思うのですが、特に店名は書かれてなかったのが残念でした。

2巻の感想について

↓もちろんアニメもありますよ!

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スーパーカブ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「スーパーカブ」です。

この漫画は「原付」「大人しくて可愛い主人公」という設定が好きな方におススメできる作品です。

突如母親が失踪し、父親も頼れる親戚もいない状態になってしまった女の子「小熊」。

両親無し、友達無し、趣味無しと何もなくなってしまった小熊でしたが、ある日通学中に原付に乗っている生徒を見かけます。

通学路が長く、坂道もあったため、小熊は早速バイクショップに向かいます。

しかし、原付は10数万と高く諦めようとしましたが、店主に中古なら1万円のものがあると言われました。この原付は人を3人殺しているからの値段でした。

小熊はそれを聞いてもかまわず購入することにしました。その後免許を取り、新品のヘルメットとグローブと共に中古の「スーパーカブ」を乗り回していくというお話です。

良かった点

①カブに乗りたくなるような気持ちにさせてくれる

小熊が楽しそうに走っているのと、走行による爽快感が巧みに表現されており、見ていて楽しかったです。

②風景が綺麗

大きなコマがそこそこ出てくるのですが、どれも迫力感のあるものになっていて、見渡しの良い道路や山道の風景などが出てきて、今すぐに走りたくなるようなワクワク感が湧いてきて良かったです。

③小熊が可愛い

カブがメインなのはもちろんですが、乗り手もしっかり考えられた可愛いキャラだったので、より快適な気分で読めました。

気になる点

①小熊の性格と立場について

小熊の性格はもう少し明るいほうでもよかったのではないかと思います。境遇などの理由で周りから孤立しているというのは、要素として必要なかったのではと思いました。

2巻の感想について