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やり直し公女の魔導革命 2巻(最終巻) 感想

ネタバレ注意


「やり直し公女の魔導革命」の2巻(最終巻)の感想です。

突如上空に現れた竜操士。飛竜の火炎弾を防ぐレティシアの「絶対防御」の魔法は強力でしたね。

その後に飛竜たちを倒した魔導ライフルの威力もとんでもなかったですね。

新聞の一面にも載るほど有名になっていましたが、これほどまでに力のあるエインズワース家を他貴族たちはどう見るのかと心配しちゃいますよね。

無線電子機の仕組みの鍵を見抜いた年配の職人は優秀でしたね。やはり頼りになるのは経験豊富な熟練職人ですね…。現役を引退してそうな感じでしたが工房の経営が上手くいけばアドバイザーとして残ってもらいたいですね!

オズウェル侯爵の罪の立証の部分はなかなか内容が難しくて面白かったです。細かい所まで設定が作り込まれているので興味があったら是非読んでみてほしいですね。

裁判が終わった後アルヴィン第2王子が逆上して切りかかってきましたが、これが王党派を完全に終わらせた気がしますね。

第2王子が生きていれば王党派も立て直しが出来たのではないかと思ったのですが。

最後のお話を読んだら、ハイエルランド王国内にレティシアの敵勢力はいないと分かると思います。

総評としては、「サクッと読める転生漫画」を求めている方にはおすすめできる作品でした。

「魔導革命」というタイトル通り、レティシアが魔道具について詳しく解説するシーンが多かったです。

細かい所まで作り込まれた設定がありましたが、全2巻という少ない内容ではその後に活かせないという点が気になりました。

レティシアが強力な魔導ライフルで敵を倒していくシーンは迫力があってかっこ良かったので、戦闘シーンが少なかったのも気になりました。魔導ライフルを強化して強くなっていくレティシアを見たかったです。

話のまとまり具合は丁度良く、納得がいく終わり方だったので、すっきり読み終えることが出来ると思います。

主人公(レティシア)が単独で戦えるという点も個人的には良かったです。

幼い令嬢が強力な武器を使って敵を倒していく…というコンセプトは需要があると思うので多くの人に刺さりそうだなと思いました。

ライトノベルの方は続いているので、続きが気になった方はこちらも併せて読んでみてください!


1巻レビューについて

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バッドエンド確定の政略結婚に使われたモブ伯爵令嬢、転生知識持ち元クズ旦那さまとこの世界を救います 1巻 レビュー


今回紹介するのは「バッドエンド確定の政略結婚に使われたモブ伯爵令嬢、転生知識持ち元クズ旦那さまとこの世界を救います」です。

この漫画は「転生系」「男性側視点」「悪役」という設定が好きな方におススメできる作品です。

フローラ・オーディエント・エヴィデンシア」は、悪名高い「グラードル・アンデ・ルブレン」と政略結婚することになりました。

フローラの家”エヴィデンシア家”は、オルトラント王国から貰った由緒正しい貴族でした。しかし法務卿であった祖父がバレンシオ伯爵の国費横領の容疑を告発しましたが、別の犯人が見つかり、判断能力を疑われ失脚しました。

一方ルブレン家は、商人の家から一代で財をなして侯爵になった貴族でした。

エヴィデンシア家にルブレン家からの政略結婚の申し出があり、困窮しているエヴィデンシア家は断れる状況ではなく、仕方なくフローラを差し出すことになってしまいました。

グラードルは財力をひけらかし脅すようなことをしたり、女性を見るといやらしい笑みを浮かべるという悪評ぶりでしたが、フローラが実際に会ってみると、グラードルは気遣いができて礼儀正しい人物でした。

その理由はグラードルは初陣で落馬した際、前世の記憶が甦ったからでした。

グラードルは前世で警察官を目指していて、道で悪漢から女の子を助けて死亡しました。

そのため、この世界が男性向けアドベンチャーゲーム『白竜の愛し子』であり、自分がヒロインを惑わす当て馬キャラだということを把握しました。

フローラは聡明で思いやりのある性格をしており、グラードルは一目ぼれしたフローラと二人でエヴィデンシア家を良い方向に導いていくことにしたのでした。

良かった点

①珍しい悪役が男性のパターン

悪役シリーズは令嬢主人公がメジャーだと思っているので、このジャンルで同じ性別である男性が主人公というのは嬉しいです。

さらに前世が警察官を目指す善人ということもあって、自制も効くところが良かったです。転生前グラードルは女性を軽視しているのに対して、転生後グラードルは丁重に扱うという正反対さも面白いなと思いました。

②フローラの魅力

外見的な美しさより、内面的な美しさと聡明さを持った女性がパートナーというのは心強く、グラードルによってどんどん心が強くなっていく点が良いと思いました。

というか、そもそもフローラのキャラデザが可愛いです笑

③グラードルの悪評

元がマイナスだとあとは見返す展開だけなので、今後の爽快なシーンが楽しみです!

気になる点

①フローラに人間味を感じない

あまりにいい子過ぎるので、少し読んでいて違和感がありました。もちろん悪いわけではなく魅力的なヒロインですので、そこは良いと思いました。

2巻の感想について

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やり直し公女の魔導革命 1巻 レビュー


今回紹介するのは「やり直し公女の魔導革命」です。

この漫画は「主人公が初期から優秀」「転生系」「ファンタジー設定」という設定が好きな方におススメできる作品です。

ロボット開発を仕事としているとある女性は、幼い頃から同じ夢を見続けていました。

その内容とは、魔法が存在する世界で魔道具作りを得意とする「レティシア・エインズワース」として生きていていましたが、第二王子と婚約させられた後に無実の罪を着せられ、自分と家族と使用人すべて処刑されてしまうというものでした。

仕事が評価されて表彰されることになったため、タクシーで会場に向かっていた途中に事故にあってしまい、その結果夢で見たレティシアに転生します。

レティシアは12歳の頃に王に婚約の話をされて倒れ、5日も眠り続けていたとのことでした。

1度目の人生の最悪の未来を避けるために、自分が処刑された原因である「アルヴィン」王子との婚約を破棄することにしました。

その方法とはエインズワース家を継ぐことで、婚約を無理強いできないようにすることでした。

家を継ぐためには実績が必要なので、前世の知識を使って「誰も見たことがない画期的な魔道具の開発」をすることにしました。

レティシアが自分の才能と前世の知識を使い、最悪な未来を回避していくという内容でした。

良かった点

①レティシアの目的が分かりやすい

転生してなんとなく生きていくわけではなく、死なないために婚約を回避するという明確な目的があるので、ストーリーが理解しやすく良かったです。

②主人公(レティシア)にある程度の強さがある

前世の知識や魔法が使えることによって、ある程度の敵には勝てそうな感じだったのでちょうどいい強さだと思いました。あまり強すぎるとそもそも処刑されるということに現実味がないので。

気になる点

①レティシアがエインズワースを継ぐという点

兄が二人もいるのに家督争いにならず、素直に末っ子のしかも女の子に継がせるという展開に少し違和感を抱きました。

2巻の感想について

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最も嫌われている最凶の悪役に転生 1巻 レビュー


今回紹介するのは「最も嫌われている最凶の悪役に転生」です。

この漫画は「悪役が主人公」「最強」「中身は善人」という設定が好きな方におススメできる作品です。

ゲームが趣味の23歳になるフリーター「瀬戸有馬」は、王道ファンタジーRPG「アルカディア・ファンタジー」の世界へ転生します。

転生したキャラは、作中の登場人物から最も嫌われている悪役「ロベリア・クロウリー」でした。

ロベリアは、悲劇の真実を抱えていた人物で、助けた魔族に裏切られ、さらに最愛の義父にも拒絶された過去があり、世界に深く絶望します。

その結果、黒魔術に手を出し、勇者「ラインハル」に挑み続けて、最後に殺されてしまいます。

ロベリア(有馬)は原作通りの死を避けるために、”この世界のありとあらゆる人間から認められる”ことにしました。

ロベリアは世界の自分への印象を変えるために、カンザス領を支配している竜王「ボロス」を倒すことにしました。

そこで原作で戦ったギルド「英傑の騎士団」に所属している「クラウディア」と会い、クラウディアに嫌われながらも一緒にボロスのもとへ向かう…というのが1巻のあらすじになります。

良かった点

①強制的に毒舌口調になってしまう点

中身が23歳と大人なので制約がなければ、ある程度喋れば誤解は解けるはずという一番楽で面白みがない解決法をとれないというところが良かったです。

②最初の評判が最悪

最悪な印象を持たれているロベリアが、人々を助けていくことで、少しずつ評判を変えていくという過程が面白そうだなと思いました。

印象が悪ければ悪いほど、善行をした時のインパクトが強くなるので、そこもいいなと思いました。

③ストーリーが分かりやすい

読んでみた感想の一つとして、ストーリーが分かりやすく読みやすかったという点が挙げられます。

設定がごちゃごちゃしていたり、ゲームの設定も複雑な点がなかったので良かったです。

気になる点

①キャラの設定が浅め(特に敵)

ロベリアが悲劇の悪役で最終的に死んでしまうこと、クラウディアは故郷の人を救うために戦うというくらいしか分からず、良かった点③ではストーリーが分かりやすいと書きましたが、もう少し個性が出るような設定が欲しかったなと思いました。

竜王ボロスや敵の隊長の性格が少し似ていたり、あまりにも敵のかませ感がすごく、バトルシーンに熱さが足りないように感じました。

2巻の感想について

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悪役貴族として必要なそれ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「悪役貴族として必要なそれ」です。

この漫画は「ゲームキャラに転生系」「悪役」「万能主人公」という設定が好きな方におススメできる作品です。

とある人物が、ファンタジー小説「ライナナ国物語」の黒幕「アブソリュート・アーク侯爵」に転生しました。

アブソリュートは、ストーリーの終盤で自身が勇者に殺されてしまうことを知っているので、悪役として主人公に打ち勝つために行動することにしました。

アブソリュートが勇者に負けた原因は、アブソリュートに味方が一人もいなかったことでした。

よって、アブソリュートは裏切らない味方を集めることにしたのですが、「絶対悪」というスキルを所持しており、その効果が”力を得る代償に嫌われてしまう”というものでした。

「絶対悪」スキルによって、最初から印象が最悪になっているため、仲間を集めるのに苦労します。

アブソリュートは、王家主催のパーティで暴力を振るわれていたアーク家の傘下の貴族を守ったことで、2人から忠誠を得ることができました。

現在10歳のアブソリュートは、5年後の「ライナナ国物語」の最初のイベント”学園入学”に向けて、自分を裏切らない奴隷を買うことにしました。

アブソリュートは、狼族の「ウル(8)」とライナナ国物語の年上お姉さん系ヒロインの「マリア・ステラ(15)」を買うことにしました。

アブソリュートは、傘下の貴族の息子「クリス・ホセ」から、王都で武闘大会があることと、それに勇者が参加すると聞いたのでした。

以上が1巻の簡単なあらすじになります。

良かった点

①純粋に悪役の道へ進む爽快さ

物語の役割から外れて、自由に生きるという設定の漫画もありますが、それより自分の役割を全うしながらも、未来に打ち勝つという方針が良かったです。

②主人公に制約がかかっている

「絶対悪」というスキルを入れることで、簡単に事を進められないストーリーに斬新さを感じました。

③アブソリュートのキャラクターデザイン

10歳の時点で、味方に対してはなんとか優しく接したり、敵には威圧をかけたりと豊富な表情が見られて、魅力的なキャラクターだと思いました。

気になる点

①性格(話し方)まで高圧的になっている理由が分からない

味方に対して話し方だけでもフランクさがあれば、もう少し楽に味方を集められるのではと思いました。

しかし、そうすると主人公の魅力も減ってしまうので、このままでも良いと思います。

2巻の感想について