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ひなこのーと 1巻 レビュー|癒されたい方におススメ!


今回紹介するのは「ひなこのーと」です。

~あらすじ~

堂々とした役者の演技に憧れて、演劇部のある高校に入学した「ひなこ」。しかし演劇部はすでに廃部になっていました。

大家の「千秋」から、下宿先のアパート”ひととせ”に併設された喫茶店の奥のステージで演劇をすることを提案されました。

良かった点

①魅力的なキャラクター

全体的に温和で心優しい女の子が多く、読んでいるだけでほんわかできる作品だなと感じました。

キャラ絵も柔らかい感じの絵で、高校生設定なのですが、見た感じだと小学生のようなちっちゃい子でした。

絵が似たような感じの漫画で言うと、「ヤマノススメ」が近いかな、と思います。

②ゆる~い雰囲気

お話の全体の雰囲気が緩い感じで、ひなこが緊張する場面でも、全然ゆったり読めるような雰囲気でした。

なので、心を落ち着かせてゆったりマンガを読みたい方にはぴったりだと思います。

気になる点

①女性向けではないかもしれない

キャラ絵やお話の雰囲気、登場キャラクターの性別(ほぼ女性)のことを考えると、この漫画の読者層はほとんど男性なのではないかな、と思いました。

女性の方も全然読めますが、一応この点は気を付けたほうが良いかもしれません。

②百合要素が感じられる

直接的にそういう出来事はないのですが、登場人物が女性しかいないこともあって、関係性が仲良いものになると、客観的に見て百合の雰囲気が感じられました。

~おすすめ度~

★★★☆☆(3/5)

愛らしい小さな女の子が好きでほんわかしたい人におすすめできる作品でした。

展開としては日常系らしく、強弱のない感じなので、まったり読むことが出来ます。

演劇”をテーマにしていますが、1巻時点ではそこまで重点的に触れらている感じではなかったので、「演劇中心の作品を読みたい」という方は少し注意が必要です。

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冠さんの時計工房 1巻 レビュー|理想の働き方!


今回紹介するのは「冠さんの時計工房」です。

~あらすじ~

管理時計店店主「冠綾子」が、主にお客さんの時計の修理依頼をこなしていくお話です。綾子は時計をかげがえのない大切なものだと考えていて、一つ一つの時計に丁寧に向き合っています。

良かった点

①個人で仕事をするのが好きな方に

個人店でまったりと自分の技術を生かして仕事をしていくという、私にとってのベストな働き方をしていて、私もこういう風に働いてみたいなと思いました。

職人チックな仕事に憧れている方は読んでいて楽しいのではないかと思います。

②時計についての知識が付く

ところどころで時計の仕組みや部品についての解説があるため、時計のことを知りたいなという方にはおすすめできる作品です。

ニッチな分野の知識を楽しみながら身につけることが出来るし、読んでいるうちに時計のことが好きになるかもしれません。

時計自体が特別好きでない方も楽しく読める作品だと思います。

気になる点

①修理シーンについて

終盤に時計を修理しているシーンが見られるのですが、個人的にはこの部分をもう少し増やしてほしいなと思いました。

職人の仕事現場を見るのは楽しいので、そういった楽しみの部分をもう少し出してきても良いのではないかなと思いました。(修理中はセリフがないので、少し寂しくはなりますが…)

②白黒

時計には色々な種類があって、色も時計の印象を決める大切な要素だと思うので、この作品に関してはカラーで読みたかったなと思いました。

~おすすめ度~

★★★★☆(4/5)

登場人物に女性が多い」・「時計をテーマにしている」ことから、この作品は男性向けだなと感じました。

時計の好きな方はもちろん、職人仕事が好きな方や、少し変わった日常系漫画を読みたい方におすすめできる作品です。

1巻時点では主要キャラクターの紹介という面が強かったので、次巻以降の内容にさらに期待できると感じました。

もちろん1巻も、作品の雰囲気や時計についての知識を学べるので、読んでおいた方が絶対良いと思います。

時計と人の絆を描いている内容なので、一般の方にも十分おすすめできる作品でした。

宝石商のメイド」という作品があるのですが、互いに似ている要素があって、どちらかが気に入っているのであれば、両方おすすめしたいです。

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晴れ晴れ日和 1巻 レビュー|OLと女の子の共同生活!


今回紹介するのは「晴れ晴れ日和」です。

~あらすじ~

7歳の女の子「ルイ」は家庭の事情で祖父と二人で暮らしていました。祖父が亡くなった後に親族はルイをどうするか話していたところ、ルイの父親が再婚してできた義姉「ちはる」に引き取られることになりました。

基本的にしっかり者だけど、年相応の可愛らしさも持ち合わせているルイと、仕事では優秀だけど義妹にメロメロなちはるの微笑ましい日常漫画です。

良かった点

①可愛らしいキャラクターデザイン

主人公二人とも美少女という感じで、見ているだけで癒される漫画でした。

ルイは海外系の綺麗さで、ちはるは日本風の可愛さという感じで、しっかりキャラ付けされているところも良かったです。

キャラ絵にこだわりがある人でも、問題なく読める作品だと思います。

②二人の関係性

ルイのことを溺愛しまくるちはると、仕事で疲れているちはるを労うルイという関係が微笑ましかったです。

最初はひたすらルイが甘やかされるだけなのかと思いましたが、ルイはかなりのしっかり者でただ甘やかされるだけではなく、家事を手伝ったりと、とりあえずできることは自分でやろうとするところでバランスが取れていたので、読んでいて心地が良かったです。

可愛らしい二人が支え合って生きていくようなお話が見たい方には刺さると思います。

気になる点

①暗い要素あり

ルイの家庭はなかなか複雑な事情があるので、その部分で暗いお話が出てくる可能性がありそうだなと思いました。

ただの平和な日常漫画ではないことに注意が必要です。

~おすすめ度~

★★★☆☆(3/5)

この漫画は支え合う二人組が見たい方におすすめできる漫画です。メインの登場人物がほとんど女の子ということもあって、どちらかというと男性向けなのかな?と感じました。

もちろん女性も読める要素があり、ルイのスパダリなところにキュンとできる方もいらっしゃると思います。

1巻時点では、まだまだ二人の過去について深く触れられていないので、この先どうなっていくのかが予想できないというのが、素直な感想です。

キャラ絵や関係性は優秀でしたので、基本的には購入してがっかりする方はいないと思います。

おそらくこの先に暗い展開がありそうなので、本当に平和な日常漫画を読みたいという方にはおすすめできないかもしれません。

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ざしきわらしと僕 最終巻 感想|童心を思い出させてくれる良作品!

ネタバレ注意


「ざしきわらしと僕」の3巻の感想です。

~今回の内容~

3学期が始まり、6年生の瑠衣子は小学校卒業間近になりました。6年生を送る会で何をするか裕貴達は考えます。

~感想~

透貴子は冷静であまり感情を表さない性格かと思いましたが、キボちゃんを見て癒されたり、笑顔で会話したりと結構優しい感情を持つ人でしたね。

父親とも裕貴のことで連絡を取り合っているみたいですが、何故この二人は離婚したのでしょうか。二人とも裕貴のことを大切に思っているみたいなので、そこで協力できそうなものですが…。

みうは学校で上手くいってないようでしたが、理緒ヤイバたちのおかげで言うべきことは言わなきゃという気持ちになれましたね。

子どもの頃の関係は意外と脆いですから言いたいことを言いづらいのは分かる気がします。しかし大人になってしまったら手遅れで、言わなきゃいけないことを言っておかなかった場合、悪い点はもう改善する可能性がないので、大人になっても付き合いを続けたいなら絶対言うべきですよね。

豆まきやバレンタインを満喫していましたが、私も子どもの頃は季節のイベントに参加していましたね~。大人になってからは家から出ることもなく、夜に働き昼は眠るを繰り返しているので、人と遊ぶことも無くなってしまいましたが、こういうお話を見ると私もみんなとイベントを楽しみたいなぁなんて思いました。…バレンタインは子どもの頃から縁がなかったけど笑。

~総評~

もう9月に入り夏休みは終わってしまいましたが、子どもの頃の夏休みを思い出すような良い作品でした。都会の方だと共感できない部分があるかもしれませんが、それなりに田舎に住んでいる方だとより馴染みのあるお話に感じられると思います。

両親が共働きで学校終わりに祖母や祖父と一緒にいた人とかも共感できる内容だと思います。私はどちらとも当てはまっていたので、裕貴の気持ちをよく理解できて、分かりやすく懐かしい気持ちになれました。

この作品では家に祖母だけでなく、ざわ子達がいてくれるおかげで賑やかな環境になっていましたが、裕貴が成長していった先のお話も見てみたいなと思いました。全3巻という短い作品だったので、1年分のみのお話になってしまいましたが、物語の終わり方としては癒されるような展開だったと思います。

主人公である裕貴や妖怪たち以外にも、同じ学校の子どもたちなど魅力的なキャラクターがたくさん登場していて、その中でも一番目立っていた分かりやすいツンデレ枠の理緒は、特に子どもらしい魅力も持った良いキャラクターだと感じました。

大人になってからこの作品を読むと、子どもの頃に持っていた大切な感情を思い出させてくれる感覚がしました。ざわ子達が大人には見えなくなってしまうように、大切な感情も、大人になった先の日々の忙しさによって見えなくなってしまうということなのかなと受け取りました。

この作品は大人になって童心を忘れてしまった人や、日々の忙しさに疲れている人に刺さる作品だと思いますので、是非読んでみて欲しいです。

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ざしきわらしと僕 2巻 感想|不思議で賑やかなスローライフ!

ネタバレ注意


「ざしきわらしと僕」の2巻の感想です。

~あらすじ~

両親の離婚により、田舎にある祖母の家に住むことになった裕貴。家の中にはやたら態度の大きい座敷童がいて、村の中にも色々な妖怪がおり、にぎやかな日常を送ります。

~今回の内容~

東京の学校で親友だった女の子「みう」が泊りに来たり、裕貴の母親が会いに来たりします。冬休みやお正月などのイベントのお話もあったりします。

~感想~

木彫りの熊は「キボちゃん」という名前になりましたが、キボちゃん可愛いですよね。裕貴が風邪をひいたときもキボちゃん裕貴の代わりに日直の仕事などをこなしていて、可愛くて優秀なこの漫画の癒しキャラですね!

みうちゃんはどうやら少し霊感があるようで、座敷童の「ざわ子」のことが見えていたようですが、都会の子は霊感が強い傾向にあるんですかね?

裕貴以外にも妖怪が見える子がいれば、もっとにぎやかな日常が送れるのではないでしょうか。

理緒ちゃんはあいかわらずツンデレっ子ですね。裕貴が鈍感すぎるので好意に気づかれていませんが、普通の男の子だったら理緒ちゃんに意識されていることに気づきますよね。一番都会の雰囲気に近い子ですが、思いやりの心もたくさん持っていて良い子ですよね。

ざわ子はどうやら過去に村民を何度も救っている神様のようですが、今はなぜトミ江の家に住んでいるのでしょうか。裕貴の母親(透貴子)が小さかった頃にも住んでいたようですが、何か特別な関係があるのでしょうか。昔はトミ江透貴子ざわ子が見えていたそうでしたが、今はもう見えないんでしょうかね。

次巻が最終巻ですが、一体どんな結末を迎えるのか楽しみですね。裕貴が成長してもざわ子のことが見え続けて欲しいなぁと個人的には思います。

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