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【佳人薄命】悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える。 1巻 レビュー 【やり直し系漫画】


今回紹介するのは「悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える」です。

主人公の「エレイン・ファーレンス」は、家柄や富、権力を大事にしてきた公爵夫人です。エレインは裏で国家転覆を狙っていましたが失敗し、娘である次女の「リリー」に殺されてしまいます。

その後、エレインはなぜか30年前に年齢ごと戻ってきます。前の時間軸では優しさを与えてくれた夫の「クレマン」に恩を返すため、娘のリリーに殺されないために前の知識や起こる出来事の記憶を頼りにやり直していくという物語です。

1巻では強くなるために隠居した「ワルター」を連れてゴブリンの軍勢を殲滅したり、預言者で親友であり敵になった「セリーヌ」にすべてを打ち明けたりと様々な出来事が展開されます。

他にもかつて敵対した魔道具に携わる組織と友好な関係を結ぼうとしたり、敵対している魔人族の中の竜人族とかかわったりします。

これから生まれるジークハルト以外の子どもとどう接していくのか、ベルタ・オクレスが味方になった事など、既に前とは大きく違う道を歩んでいるエレインに起こる新たな試練はどのようなものなのでしょうか。とても続きが気になる良い漫画でした。

良かった点

①冷静で魅力のある主人公

エレインは愛され系ではなく、心も体も強いかっこいい女性キャラです。男である私からしても憧れる部分がある魅力的な主人公だと思いました。

②茶化さずしっかりと真面目なストーリー

変な笑いを取ろうとしないところがとても好感を持てました。もちろん少し面白く描かれている部分もあるのですが、基本は真面目なしっかりとした硬派よりなストーリーなので、つまらないと感じたところが一度もなかったです。

残念な点

①前世の知識の理解が少し難しかった

先に前世の知識が話に出てくるので、魔臓の話などは正直よくわかりませんでした。基本的に主人公が先に動くので、少し置いてけぼりな感じがありました。

2巻レビューについて

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元悪役令嬢、巻き戻ったので王子様から逃走しようと思います! 1巻 レビュー


今回紹介するのは「元悪役令嬢、巻き戻ったので王子様から逃走しようと思います」です。

「ルルフィーナ」は婚約者である「ドミニク王子」に婚約破棄を申しだされ、一週間後事故により命を落とすのですが、何故か何度も婚約破棄された1週間前に戻り死んでしまいます。

ある時、いつもの巻き戻り方と違い、誰かの助けを求める声で目を覚ましたら、1週間前ではなく、子供時代に戻っていました。

幼き頃に犯してしまった罪、ルーヴェ伯爵の跡取り息子「アレン」を、間接的に殺してしまった事件によって、ルルフィーナの人生は狂い始めたので、今回はその未来を回避するために動きます。

実はアレンが死んだのはルルフィーナのせいではなかったようで…?

良かった点

①何故そうなったのか、何がそうさせたのかが気になるストーリー

アレンが狙われていた理由、ルルフィーナが時を繰り返し巻き戻されていた理由、そして今回は1週間前でなく子供時代に戻った理由、どれも読んでいて真相が気になりました。

②婚約破棄についていて重きを置いていない

婚約者のドミニク王子には愛されていたかったとはありますが、子供時代に戻った今では王子に未練がなくなっていて、どんな手を使ってでも愛されにいくという展開にはならないのは見ている方としてもスッキリしました。

残念な点

①主人公が無力

基本的に今のところ、自分で未来を変えるというよりは、誰かの助力を得なければならないというところが歯がゆかったです。しかし子供ということを考えると仕方がないのかもしれません。

2巻レビューについて

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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 1巻 レビュー


今回紹介するのは「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」です。

イベントプランナーの沢谷友加が、プレイしていた乙女ゲーム「プリンセスライフ~暁の告白~」のライバル悪役令嬢「エリザベス。フォンティーニ公爵令嬢」として転生します。

王女である「ロゼッタ」にライバル視され、誤解を生みだされ続け、不敬罪で国外追放されてしまいます。隣国のノルティア教会に向かわされたエリザベスでしたが、追放先では快適で自由に生きていくことができました。

そんな自由な生活に、エリザベスを追い回した天敵の騎士団長「レオニード・ガルドヘルム」が、「エリザベスを追いかけてここまで来た、毎日様子を見に来る」と言われ、レオニードに監視される生活が始まるのでした。

レオニードがエリザベスを追ってきたのは、どうやら好意からであるようで、不器用なレオニードと明るく自由なエリザベスのもどかしい関係が見ることができます。

エリザベスは前世の知識を使って、プリ暁の世界にない料理を使い、皆を元気づけ、レオニードは騎士団長としての腕っぷしで、エリザベスに振り回されながらも協力すると言った感じです。

良かった点

①追放後の物語

今まで私が読んできた悪役令嬢モノは、「断罪エンドをどう回避するか」が目的のものがほとんどでしたが、この作品は先のシナリオが分からない、自由な物語というのが斬新で良いと思いました。

②エリザベスの性格による物語の路線

虐げられた元公爵令嬢ということで、エリザベス自体の性格は少し歪んでいるものかと思いましたか、過去に執着せず、むしろ自由を謳歌して明るく生きているというコメディ路線なところも好みです。

③エリザベスとレオニードの距離感

個人的に、この二人の少し誤解があるからこその、じれったい距離感が見ていて楽しいです。また、あまりに誤解が過ぎると周りのキャラが誤解を解いて、少しずつ距離が近くなっていくというところもキュンと来ました。二人の距離感が他のキャラによって支えられていて、周りから見守られるような微笑ましい関係という認識なのも面白い点だと思います。

残念な点

①原作小説から全カットになった部分がある

教会での生活シーンなどが少ないなと思いましたが、どうやらカットされているようなので、そこは少し残念でした。

2巻レビューについて

原作柚原テイル
著者吉村旋
価格600円+税
ページ数191ページ
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悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「悪役令嬢レベル99」です。

この物語は「光の魔法の勇者様」という乙女ゲームの世界に、日本の女子大生が理不尽の権化である裏ボス、ユミエラ・ドラクネスとして転生したというものです。

ユミエラは黒髪なのですが、かつての魔王も黒髪だったことで黒髪は悪の象徴とまで言われており、周りにとんでもなく嫌われていることに気が付きます。

そんなユミエラは裏ボスのポテンシャルを生かすためにダンジョンに潜り、ひたすら効率重視のレベル上げをしました。

そして15歳の春、ヒカユウのストーリーの始まりである入学式になり、新入生のレベル測定が始まったのですが、そこでレベル99であることがばれてしまいます。

それからはゲームの主人公の攻略対象である3人にいろいろいちゃもんをつけられたりするのですが、ユミエラはレベル99のパワーで3人に力の違いを見せつけます。

そんなこんなで国王に目をつけられ呼び出されたり、王妃に魔王が復活することを教えられ討伐隊に入れられたり…挙句の果てにはゲームの主人公である「アリシア」に魔王だと疑われたりと目まぐるしく楽しい展開が盛りだくさんです!

ここでよかった点と残念な点について述べていきます。

良かった点

①主人公がクール

あまり感情を動かさず、どっしりとした態度のユミエラは嫌味がなくそれでいて強者巻を出しているので、まさに最強という気分が味わえました。また、個人的にクールなキャラやクーデレキャラが好きなのでユミエラが可愛くて良いです!

②ほかのキャラも可愛い

アリシアも毒のない、素直で可愛らしい性格で大変いいですね。それよりエドウィンを好いているエレノーラ・ヒルローズがすごく健気可愛い感じで小動物さを感じさせるいいキャラです。ただ悪役令嬢がユミエラなので、エレノーラはただのライバルキャラなんでしょうか…?

残念な点

①主人公が今より強くなることがあるのか

おそらく敵はどんどん強くなっていくのだと思うのですが、ユミエラにはかわらず最強の立場でいてほしいので、レベル99の現在では成長限界なのが危惧される点が不安であります。

2巻レビューについて

著者のこみ
原作七夕さとり
キャラクター原案Tea
価格670円+税
ページ数160ページ
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悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします 1巻


今回紹介するのは「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします」です。

この漫画は女子高校生が交通事故により亡くなってしまったことから始まります。

前世でハマっていた乙女ゲーム『君と一筋の光を」通称キミヒカと呼ばれる世界に、ゲームのラスボスで国の第一王女であるプライド・ロイヤル・アイビーに転生してしまいます。

ゲームでのプライドは、ラスボスというだけあって攻略対象である男の子に消えない心の傷をつけるような超鬼畜キャラのようでした。

そんなプライドでしたが、ゲームと同じように予知能力を発現させ、第一王女として認められます。

主人公や攻略対象の敵であるプライドは、どのルートのエンドであっても必ず断罪されるキャラで、逆にバットエンドを迎えると主人公か攻略対象が死ぬという結末になるそうです。

しかし主人公は、前世の記憶を使って自分が助かるためにバッドエンドに持っていくことはしたくないようで、ゲームのプライドは予知能力を悪事の為だけに使いましたが、前世の記憶があるプライドは民や周りの人々を助けるために能力を使っていきます。

ゲームの通りなら、義弟であるステイルは殺意を向けられるほど残酷なことをされたり、ゲームの主人公であるティアラは嫉妬から罵倒され軟禁されたりするのですが、ゲームの背景を知っているプライドは善人である彼らに絶対に危害を加えず守ろうとします。

ここでこの漫画の良かった点、残念な点を述べていきます。

良かった点

①主人公のスタンスがとても良い

悪役であるにもかかわらず、自分が死んでもいいという覚悟があって周りを助けるその姿は感動を抱かずにはいられませんでした。

②ゲーム通りだったらどうなっていたかを描いている

ここが分からないと、プライドは攻略対象に対して何をしていたのかと前世の記憶を持ったことでどのようにして攻略対象を救っていくのかの対比が見れて分かりやすいです。

残念な点

①ラスボスと言っても無敵ではない

腕力などは男性に劣るようで、基本的な剣術や護身術などはとても高いレベルなだけに、ラスボスにしてはちょっと強さが足りないかな?と思いました。

2巻レビューについて

3巻レビューについて

著者松浦ぶんこ
原作天壱
キャラクター原案鈴ノ助
価格640円+税
ページ数183ページ