ネタバレ注意
「悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します!」の6巻の感想です。
~あらすじ~
第一王子を暗殺に来たフランシス達と、再び相まみえることになったエルディア達ですが…。
~感想~
大体の展開は予想通りでしたが、やり方はかなり意外でした。
計画途中に予想外の出来事もあったようでしたが、それも含めて無事終わらせることができたのは、新たに仲間になったもののおかげでしょうね。
フランシスから見たらエルディアは、アンソンを危険に晒してまで無理やり活躍を見ようとする異常者にしか見えないと思うのですが、今回は自分たちのためだと理解してくれての結果だったのでしょうか。
一応ストーリー上でも主人公たちが活躍しなければならないところだったようなので、無駄に騒ぎを起こしたわけっではなさそうですが。
少し気になった点で王が魔物の影響を受けていたというようなことをサラっと書いてありましたが、そこは結構読者的には気になっていたところなので、説明が欲しかったところですね。
これからもストーリーから逸脱しないようにしつつ、主人公たちの活躍を拝んで成長させることで、この世界の問題を解決していくという話の流れなんでしょうか。
今回もハプニングで危うく正体をばらさなければいけないかもしれない場面がありましたが、果たしてどこまで主人公たちに気づかれないで計画を実行できるのか気になるところです。
~総評~
個人的にこの作品は”悪役「令嬢」”というよりは、”悪役”を強調していた作品だと思いますね。
そう感じた理由としては、主に漫画で活躍していた人物がメインキャラクターであり、エルディアは第一章で脱落したキャラクターでしたので、ストーリーに登場してはいけないという縛りがありました。
その結果エルディアの役割は場面を整えるだけで、実際に動くのはアルバートやリヒト達だったので、悪役令嬢が活躍する場面が見たいという方は少し注意が必要だと思います。
しかし、それを含めて考えても内容は充分に面白いものであり、読んで損はない作品だと思います。
どちらかというと女性向けの作品であるとも感じました。アルバートとのちょっとしたご褒美シーンは女性なら刺さりまくるシーンが多かったはずです。
男性的にはエルディアに自己投影しながら読むのは少々難しいと感じたので、(この作品の)主人公と自分を分けて楽しめる人向けだとも思います。
終わり方的には少し無理やりまとめ上げたかな?という印象を抱きました。先述した通り、王の異変などについてはかなり簡易に書かれており、エルディア視点以外のことは最後にはあまり描かれていませんでした。
伏線はほとんど回収していたので、さっぱり終わったのは評価できます。
内容のポテンシャル的にはまだまだ続巻を出せるものを持っていたと思うので、少し残念でした。
以上のことから、この作品は”男性キャラに萌えたくて、裏方で補佐していくのが好きな方”におススメできる作品です。