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【将来性皆無!?】主人公じゃない! 1巻【転生系漫画】


今回紹介するのは「主人公じゃない!」です。

とあるサラリーマンがトラックに轢かれそうな女の子を、自分の命と引き換えに救いました。

最後に学生時代にやりこんでいたゲーム「ブレイブ&ブレイド」のをやりたかったと願うと、願い通りブレブレ(ブレイブ&ブレイド)の世界に、主人公ではなくゲーム序盤の救済キャラ「レクス・トーレン」として生まれ変わりました。

レクスが序盤救済キャラと言われているのは、初期レベルが破格の50レベルで万能型ステータス、さらにスキルを多数をもっていたからでした。

しかし、他のレベル50のキャラと比べると圧倒的に弱く、レクス自体の成長値も低いという弱点を持っていました。

レクスはとりあえず身の安全を確保しようと考えますが、ブレブレの主人公の生死が関わるイベントがもうすぐ発生することに気が付きます。

主人公が死んでしまえば世界が滅びかねないので、イベントを阻止することにしました。

ブレブレの主人公は出自を7種類+αから選ぶことができ、この世界の主人公は状況的に「冒険者に憧れる都会の少年」だと推測します。

その出自の場合は、物語が主人公が「試しの洞窟」を踏破するが、主人公が「資格を持つ者」であったために封印されていた悪魔が復活してしまうというものでした。

そこをレクスのおかげで助かるも、故郷「アース」が魔物たちに占領されてしまいます。

このまま、主人公を見捨てて逃げれば、自分は助かるが主人公は殺されてしまうので、「試しの洞窟」へと主人公を止めに行きました。

幸い、入り口で止められたのですが、主人公は「冒険者に憧れる都会の少年」ではありませんでした。さらに、実は主人公がどの出自を選んでもアースは魔物に襲撃され滅んでしまうという事を忘れていました。

レクスはゲームの知識を使い、駆け出し冒険者のラッドニュークマナプラナを連れ、洞窟を抜けて新しい街へ着きますが、そこへなぜかゲームでレクスを殺すドゥームデーモンが追ってきました。

圧倒的なステータス不利を背負うレクスでしたが、ゲームのテクニックにより順調にダメージを与えていきます。

いよいよ倒したかと思われた瞬間、ゲームのイベントと同じ構図で殺されてしまいました。

しかし、アイテムで復活し、ドゥームデーモンを倒すことに成功しました。

その後、「救済の女神」による神託で、世界中の人々へ悪神「ラースルフィ」の復活を阻止してほしいと言われます。

レクスは自身の弱さ、今後の敵の強さから、今後のことは主人公に任せてのんびり隠居することにしました。

レクスは元の世界に戻ることより、ブレブレの世界で生きていくことに決めました。

最終的な目標はゲーム期間の3年を生き残ることで、
1.ゲームの主人公を見つける
2.この世界について探る
3.各種イベントをこなす
4.戦力を充実させる
この4つをとりあえずのやるべきこととしました。

命を救った妹のレシリアに、ブラフをかけられ転生したことがばれてしまい、いきさつを話しました。

レシリアレクスについていくと言いました。しかし、ついてくるにはある程度の強さが欲しかったので、レシリアのステータスを見ますが、なんとレベル1で剣士系の上位職「インペリアルソード」の転職条件値と同じでした。

さらにレシリアレクスの成長値「4」と違い、最高「8」も成長する最強キャラでした。

この調子で本来助けられなかった(レシリアも)キャラを助け、仲間にしていくことで最強の軍団を作ることにしました。

良かった点

①序盤の救済キャラという立ち位置

私がプレイしたゲームの中でも、大きな影響はないが、特定の戦闘のみ助力してくれるものすごい強いキャラが居ました。それを見るたびに、このキャラが主人公のストーリーないのかな?と思っていたので、まさに私の中で需要がありましたよ。

この立ち位置の何がいいというと、まず大体2枚目キャラ、名声が高い、ゲームによっては主人公にとっての好敵手になる等、おいしいところがこれでもかと詰め込まれているんですよね。

レクスもぜひ王道とは違う物語の進め方をしてほしいですね!

②ゲームの穴を突いた攻略法

戦い方のテクニックやアイテムの使い方、さらには救えるはずのなかったキャラを仲間キャラにするなど、知識と経験が豊富にあるので、チート最強とかではなく、策を弄して成り上がっていく感じがとても好みでした。

気になる点

①あっさり秘密をばらしてしまったところ

妹のレシリアにブラフをかけられ、あっさり転生のこととかを話してしまったところが少し気になりました。やっぱり秘密の一つや二つは持っておくべきだと思います。

2巻レビューについて