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悪役令嬢の兄に転生しました 1巻


今回紹介するのは「悪役令嬢の兄に転生しました」です。

とある実況者がエナドリの過剰摂取と仕事にゲーム、動画編集といった徹夜作業による睡眠不足で死んでしまい、異世界にて「カイン・エルグランダーク」として転生します。転生した世界は自分が最後に実況していた「アンリミテッド魔法学院~愛に限界はありません~」という乙女ゲームの世界でした。

「ド魔学」は主人公の平民出身の女の子が魔法学院に入学し、攻略対象と出会い幸せなエンディングを目指すゲームです。

カインは主人公のライバルの悪役令嬢「ディアーナ・エルグランダーク」の兄であり、攻略対象でもあります。

生まれたばかりの罪のないディアーナを、家族として兄としてゲームの悲惨なエンドから救うために、ディアーナを守ると決めたのでした。

攻略対象の暗殺者ルートの「イルヴァレーノ」を救い、侍従にすることで主人公と出会うのを阻止し、暗殺者をやめさせます。

他にも王妃主催の刺繍の会に参加して、王太子に会い、ディアーナに怪我をさせた王太子に魔法を使い、怪我をさせてしまうところだったというところで1巻は終わりです。

良かった点

①珍しいところからゲームに干渉していく、変わったストーリー!

可愛さ満点のディアーナをまっすぐで素直な女の子に育てるという内容で、容姿が整っていることもあり、完璧な存在を育てるというのは、なんだか育成ゲームみたいで見ていて楽しく感じました。

②ぶっ飛んだチート能力がない、ご都合主義過ぎないところ

攻略対象なだけあってカインのスペック自体は高いのですが、世界一とかSSランクとかそういう系ではないので、地道に努力していく、強くなっていくところが良いところだなと思いました。また力によるごり押しでなく、頭を使った進め方というのも見ていて読みごたえがありました。

残念な点

①兄バカすぎてアドバンテージを活かしきれていない。

大人から転生したというアドバンテージがあるのに、盲目的に妹を可愛がりすぎて、本来の目的であるディアーナを不幸から守るということから少し逸脱しているように感じました。

2巻レビューについて