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ゆうべはお楽しみでしたね 8巻

ネタバレ注意


「ゆうべはお楽しみでしたね」の8巻レビューです。

ついに二人の子供が生まれます。

名前は「ゆう」と名付けられました。周りから女の子を産みそうと言われていたみやこでしたが、ゆうは男の子でした。

女の子はお父さんに似て、男の子はお母さんに似るとありましたが、確かにそうかもしれませんね。私もどちらかといえば母似?な気がします。

序盤は出産するまであと少しという感じで、みやこの付き添いで産婦人科に行ったり、安定期に淡路島へ行ったりと少しずつですがお迎えの準備を進めていきます。

こんな子に育ってほしいというのをドラクエのキャラで想像するというのをやっていましたが、共通するのは登場人物みんな過酷な運命を背負っているということで、「武器や防具は装備しないと意味がないぜ!」という忠告をする村人になってほしいというのは少し面白かったです。あんなムキムキな人に育てるのは、さぞ大変でしょうね…。

その後、入院準備を済ませ髪を短くして、髪色を変えてきたのには驚きました。たしかに妊婦さんって普通の格好をしている人が多いと思っていましたが、美容院に行けなくなったりするからなのかと気づかされました。

たくみが休みなので、一緒にゲームできるうちはゲームしようとプレイして寝たのですが、たくみが目覚めるとみやこから「さっき破水した」と言われます。

無事に生まれて、子どもを囲って抱いている姿はとても幸せそうでした。

このシーンは見開きなのですが、私の中での記憶だと、他に見開きだったのはたくみとみやこが出会ったシーンだけなのでは?と思いました。そう考えるとなんだか感慨深いものを感じました。

たくみは子供が生まれてからも右往左往しながらも、色々やることをしっかりやっていました。みやこが子どもが生まれて、たくみが変わってしまったら嫌だなと不安に思っていましたが、そんなことはなく、むしろしっかりしていて毎日結婚してよかったと思ってると伝えたのでした。

一人暮らしをしていたからか、その辺は大丈夫だったんですね。実家暮らしだとそうはいかないだろうから、優秀ですね。よく男らしさが魅力の男性は、育児にあまり協力的でないというイメージを持っているんですが、その逆はすごく協力的だということですかね。いずれにしてもこの二人の関係性は、子どもができた今でも瓦なそうで安心です。

ゆうがよく寝るようになってきて、少し時間ができたとき、みやこにドラクエにインしてみたら?と言われ、ログインするのですが、緊張やプレッシャーが一時的に抜けたのか涙をこぼします。そしてみんなに見つかり、子どもが生まれたと報告するのですが、みやこ(ゴロー)を男だと思っていたヘブスラの面々は驚いたのでした。

医学の進歩を疑われていて笑いました。流石に男性が出産するのは今の時点では無理がありますよね。ここでようやくゴロー(みやこ)が女性だということに気づくわけなんですが、次のオフ会とかあったらどうなるんでしょうね!

しばらくして、母子ともに経過は良好で、みやこの体も回復して、仕事も再開する予定で、完全復活するのでした!

マリオの姉、山木詩花は同僚等の人間関係に恵まれず、人生2度目の失業中でした。原因は精神的に暗黒面に落ちかけていることに気づいたことで仕事を辞めたのでした。平日の昼間に何も考えずにゲームすることに罪悪感を感じた詩花は、中途半端はやめ、思いっきりドラクエを満喫することに決め、一か月間癒された詩花は、「また頑張るかあ」となったのでした。

マリオはというと某感染症流行の影響で、テレワーク中心になっていました。普通に志野田さんと会いたいなあと思っていると、電話で「顔が見れんのがちょっぴり寂しい」と言われました。しかし、志野田さんにはお見合いの話が入ってきており、いつか今までの関係性が終わることを理解したマリオは、変わることにし、志野田さんに会いに行くことにしました。

普通が普通じゃなくなる、今のあたりまえなんて数年後や数か月後には当たり前じゃなくなるというところに、ハッとなりました。一日一日とは言わないけれども、なにか良い変化が起こるように、始めるのもいいかもなと思いました。

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