ネタバレ注意
「町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい ~どぶと空と氷の姫君~」2巻レビューです。
前回、ワイバーンの「ジェローム」の婚活サポートを風神から依頼され、同じくワイバーンの「メリッサ」が、野良ワイバーンの群れに絡まれているのをアレンと風神がサポートしつつ、ジェロームが助けることに成功しました。依頼を達成したアレンは「風神の加護」を手に入れたのでした。
複数体のワイバーン相手に、健闘したジェロームは性格は奥手ですが、臆病というわけではなさそうですね。イベントの敵で出てくるだけあって、ワイバーンの中でも強い個体だということが分かります。ひたすら勇敢に肉弾戦をしていたジェロームたちを見てるとメリッサとくっつけたのも納得です。
加護を手に入れた後、アレンはグライダーを作ることにしました。錬金のスキルでグライダーを作り、風魔法で動かすことで高速移動手段を手に入れたのでした。しかしまだまだ改善の余地があり、それを埋めるため「多重詠唱のスクロール」を手に入れるため、賢者の塔へ向かうのでした。
前世の設定が出てきましたね。航空エンジニアとありましたが、私は具体的にどんなことをするか知らないのですが、航空機に使われる装備、部品を作る人のことらしいです。某大会に出ていたと言っていましたが、鳥人間コンテストのことでしょうかね?また、「風魔法の才能」ではなく、「風神の加護」を得たことに、アレンは疑問に思っていましたね。学園でどう効果が発揮されるのか楽しみです。
グライダーによっていきなり最上階に到達したアレンは無事、多重詠唱のスクロールを手に入れます。
後は、最後の必須アイテム「無詠唱のスクロール」を手に入れるため、エルフの隠れ里の通り道の「迷いの森」へ行く為、その付近のリンゼア村に泊まるため、村のはずれにグライダーを着地させますが、エルフたちに囲まれてしまいエルフ女王のもとへ連れられます。
風神の加護を受けているアレンは女王に悪霊を追い払うようお願いされます。その悪霊をアレンはある手段を使って、帰します。
悪霊を追い払ったことで光の精霊が生まれたのですが、実はこの精霊には秘密があります(本編で答えは出ていますが)。その後、訳あってアレンは無詠唱のスクロールを手に入れることができました。
ここらへんは、かなりスムーズに入手できましたね。正直全スクロールがそろうのは、もっと先の巻かな?と思っていたので意外でした。悪霊のシーンはなんだか昔のインターネットを思い出して笑いました。
必要なスキルと高等学校に入学する金が揃ったので、次はレベル上げをすることにしました。
ゴブリンを倒すために錬金スキルでAK-47を作ったアレンはゲームの知識を利用し、ゴブリン迷宮を踏破したのでした。
初めてのボス戦では、なかなか迫力があり、緊張感もあるシーンでよかったです。仲間がいないソロ状態では、自分の心配しかしなくていいというのが見ていて快適でしたね。王道である県や魔法で戦うのかと思いきや、まさか銃で戦うとは思ってもいませんでした。ロケランみたいな武器も出てくるのでしょうか、今後の戦い方に期待です。