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「凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録」の7巻の感想です。
~あらすじ~
ガンドルフは天破流の上層部から武道大会で負けろと指示されましたが、武人としての誇りがあり、上層部を倒しました。
ガンドルフはそれでも天破流を続けたいと言ったので、ニアは再びガンドルフを狙いに来た天破流の師範代たちを倒しに行ったのでした。
~今回の内容~
「赤剣のベッカー」がリーノの情報を求めて、アンセルの元へ来ました。他にもリーノの情報を知りたい連中は多く、アンセルとアンセルの周りの人物は何者かに狙われ続けます。
~感想~
ガンドルフの同期にしてライバルの「レイタオ」は、どれほどの強さだったのでしょうか。ニアが強すぎて実力を測れませんでしたが、少なくともニアが稽古をつける前のガンドルフよりは随分と強そうでしたよね。
天破流の師範代達では全くニアには勝てませんでしたが、師範代の上はいるのでしょうか。あまり武道系の役職について私は詳しくないのですが、どうも師範代が一番上だとは思えないんですよね。
”赤剣の「ベッカー」”も猛者でしたね。アンセルは最近鍛えたばかりとは言え、ニアの弟子と互角に戦える人物が出てくるとは…。
ニールが狙われた理由は、「リーノの情報をアンセルが渡さなかったから」らしいですが、今後もアンセルの周りの人間が狙われることはあるのでしょうか。
今回襲撃してきたのは”脚龍”本家の連中ではないようでしたが、では一体誰がアンセルを狙っているのか気になるところですね。
~推しポイント・好きな場面~
ベッカーとアンセルのやり取りが好きですね。ベッカーは見た目は厳しそうな屈強な男という印象でしたが、実は陽気で冗談も言える面白いおじさんでした。
最後に歴戦の猛者らしい雰囲気を見せてくれたのも、ギャップがあって大変良かったです。
~気になる伏線~
勇者を育てる”勇星会”なる組織が出てきましたね。ニアは「サウザン」と呼ばれていた男達に対して、「神氣」持ちだと言っていましたが、神氣とは何なのか、そして彼らは一体何者なのでしょうか。
~この巻の見どころ~
今回はアンセルの成長具合が見どころでしたね。本家脚龍に近い実力の連中との戦闘で敵を圧倒したり、「外氣」を習得したりとカッコいい場面がたくさんありました。
苦労人タイプですが、一番冷静に物事を見れていて、ニアに有用な情報を渡していたりと個人的には好きなキャラクターなので活躍していて嬉しかったです。
8巻の感想について