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悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした 5巻

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「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」の5巻レビューです。

前回、鍾乳洞にさらわれたというリーン。ヒューイとダンテが気絶し拘束されている所を解放しましたが、犯人らしい人影は見つからなかったと言います。しかも、本来なら神子候補であるリーンは殺されるはずでしたが、なぜか見逃されていました。

そこへ、どうやらモードレッドが追っていた、障りに侵された犬達が襲ってきます。キラーは神子候補たちが野犬たちに殺されたということにするという計画だったみたいです。ここはオスカーとダンテの宝具で無事乗り越えることができました。

ここで4つ目と5つ目のダンテとモードレッドの宝具の能力が明らかになりましたね。敵を強制的に眠らせる能力とモードレッド自身が理解している症状を治療することができるというものです。オスカー、ギルの宝具は前衛系、他3人は後衛系ということになりますね。絶対攻撃と絶対防御、隠密、睡眠、治療だと隙がないですね。唯一穴があるとすれば、このシーンでも触れられている、モードレッドが理解している症状しか治療できないところですね。不可解な方法で攻撃されたとしたら、防御しない限り、攻撃が通ってしまいますからね。ギル(今はセシル)の役割はかなり重要ですね。

帰った後、リーンのいる場所を一発で当てられたという事実から、ヒューイに犯人だと言われてしまいます。そこへ、オスカー達も戻ってきてしまい、バッドエンド条件が揃ってしまったのですが、ギル、オスカー、ダンテの三人が無実を証明してくれたことで収まります。

この3人に、全く疑われないどころか、庇われるところを見ると、セシリアは完全にヒロインポジションになっていると感じました。正直キラーさえなんと越してしまえば、もう何とかなるのでは…?と思ってしまいますよね7.

その夜、セシリアはバルコニーにてオスカーと対面します。なんとここで、躓いてしまったことで顔を近くで見られてしまい、「セシリア=セシル」であることに気付かれてしまいます。しかし、ここではそのことについて言及されることはなく、セシリアはバレてしまったことには気づかなかったようです。

オスカーがギルに、セシリアがセシルだということを告げましたが、意外にもギルは「やっと気づきましたか」と冷静な対応でした。理由を知りたいオスカーでしたが、ギルに理解できないからと言われたので、セシリアに直接聞こうとしますが、ギルに「殿下に気付かれたら、国外逃亡するだろう」と言われてしまい、知らないふりを強要されることになってしまうのでした。

あれだけ一生懸命バレないように、色々やってきたので、正体がバレたときはもっと大事になるかと思っていましたが、オスカーの対応もあって、割と無事?に乗り越えましたね。セシリアだけが気づいていないということで、これから彼女のむなしい努力が見られそうな予感がします笑

夏休みが終わり、エミリーのことを知るために、モードレッドのところへ通い詰め、同時にエミリーのお見舞いに行っていたのですが、そこで「グレース・マルティネス」という少女と知り合います。どうやら彼女はエミリーを襲撃した犯人から守ったということでした。

モードレッドのところへ通い詰めていると、草むらに誰かがいるのに気づき、リーンだと思って見てみると、予想と違いグレースでした。

どうやらグレースも転生者で、前世で助けようとした女性だったとのことで、エミリーのことについて教えてもらいます。

そこで、1、神子候補はグレースである。
2、キラーの正体はモードレッドのもう一つの人格である。
3、キラーが現れる条件は「エミリーの死」である事を教えてもらいました。

話の続きは後日ということになり、次の日再びエミリーのもとへお見舞いに行くのですが、そこにはなんとエミリーを殺そうとしているベルナールが居ました。なんとか止められることに成功したセシルでした。グレースからエミリーを襲った犯人はベルナールであり、彼を捕まえるために証拠を集めることにしたのでした。

まさかの三人目の転生者、しかも彼女はゲームを全てクリアしているという、完全なるお助けキャラ登場ですね。今はキラーが再び現れないように、証拠集めをすることにした3人でしたが、これが終わった後、どうなるのでしょうか。予想だとグレースも神子になる気はなさそうなので、結局セシリアが神子になるんだろうなあと勝手に思ってます。次回に期待です。

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