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悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした 3巻

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「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」の3巻レビューです。

ダンテに秘密を守らせることに成功したセシルでしたが、とある日の夜、女子寮に黒ずくめの3人が入っていくのを目撃しました。

後をつけていくと、リーンがさらわれそうになっていました。リーンの代わりに秘密を聞いたことで、おそらくダンテは組織を抜ける決断をしたため、このイベントが起こったようです。

黒ずくめの目的は、ダンテへの報復と身代金の要求であり、セシルはリーンを助けるため、彼らに自らセシリア・シルビィだと明かしました。

自分をセシリアだというシーンは、すごくかっこよかったですね!まさに悪役令嬢、堂々とした強気な立ち振る舞いが似合っていました。普段はあんなにほんわかしているセシリアでしたが、どうやら悪役令嬢としての資質は残っていたみたいですね。1ページ全体でセシリアが描かれており、初めて自分をセシリアだと名乗ったのも相まって、読者的には爽快感のような感情が沸きました。

リーンの代わりにさらわれたセシリア、連れられた先は暗殺組織ハイマットの首領「マーリン・スィーニー」のところでした。

何者かの協力を得て、脱出できたセシリア。脱出先でマーリンと対峙してしまいますが。彼女から帰ってきた言葉は意外なもので、朝に逃がすつもりだったと言いました。マーリンは学園まで送ると扉を開けようとしましたが、どうやら組織内でマーリンに敵対している輩が、アジトに火をつけていました。

燃えて倒れてくる柱がセシリアに落ちてきそうになりますが、マーリンが助けてくれました。その際、マーリンが怪我をしてしまい、何とか武器庫の奥までたどり着きますが、脱出できる窓はありましたがとても登れるような高さではありませんでした。

そこにダンテが助けに来て、自分より先に負傷したマーリンを連れていってもらいました。セシリアが打つ手がなくなり、絶体絶命のところでギルたちが助けに間に合ったのでした。

マーリンさん、もともと義賊を目指していたと言っただけあって、ダンテが慕っていたのも分かります。いくらセシリアが公爵令嬢とはいえ、自分たちがさらったからと言って、初めて会っただけのセシリアを身を挺して庇うとは思いませんでした。この人に人が殺せるんだろうかと思うくらい善人でしたね。

無事、助かったセシリアでしたが、リーンに「セシリア=セシル」であることがバレてしまい、その事をリーンに詰められますが、実はリーンも転生者で、さらに前世の親友である一華だと言いました。

やはりリーンは転生者でしたね!リーンがだれのルートにも進んでないこと(=誰にも興味がない)、BL小説を作っていることから予想できる要素はたくさんありましたが笑。3巻の最初でヒューイに対し、ものすごく好意を持って接していたことから、一華ではないかというのも絞れましたね。とりあえずセシリア(ひよの)に対して、敵対する存在にならなかったのは大きいですね。ゲームの主人公に嫌われて、さらに正体を知られたとなれば、バットエンド確定ですからね。

しかし一華(リーン)には自分はヒューイ一筋だから、絶対神子にはならないと言われてしまい、リーンを神子にする計画が潰えてしまいました。

代わりに第3候補の神子を探すのですが、どうやら騎士であるモードレットの妹のようでした…。

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