ネタバレ注意
「コンビニ夜勤のあくまちゃん」の3巻の感想です。
~テーマ紹介~
今回は最終巻ということもあり、イベントや大きく物語が進みます。
~今回の内容~
恵方巻を他店舗より一番販売できればなんと「ハワイ旅行」に行けることに!果たしてアルール達はたくさんの恵方巻を売りさばくことが出来るのでしょうか?
夜勤明けで年一の健康診断に行くことになったアルール達ですが、夜勤という不規則な生活リズムを送っている店員達の健康状態はどうなっているのでしょうか…等々!
~総評~
おすすめ度:★★★★☆(4/5)
この作品は夜勤で働いている方に刺さる作品だと思います。実際に夜勤をしている時の大変さを暗すぎず重すぎずに紹介しているので、楽しみながら共感出来て面白かったです。
キャラクターもメインの子はみんな可愛く性格も良かったので、思わず応援したくなるような気持ちになりました。特に光野ちゃんは辛い過去がありながらも、大学に通うために夜勤バイトを笑顔で頑張っているところが推したくなるポイントでした。
主人公のアルールは無鉄砲なところはありますが、接客態度などが素晴らしく、(悪魔なのに)思いやりも充分あり、頑張り屋さんなところがとても愛らしくて魅力的なキャラクターでした。やはり主人公が魅力的なことは良い作品になる為の前提条件だと思うので、その点はバッチリでした。
登場キャラクターが全員魅力的だったので、メンバーをそのままにして、違う業種の夜勤バイトのお話も作ってほしいなと思いました。私と同じ夜勤の警備員をアルール達がやったらどうなるのかとか気になります!
都会のコンビニバイトという、客数も多くノルマなども過酷な中、店長と店員達がみんなで力を合わせて業務をこなしているところも、読んでいると前向きな気持ちに慣れて良かったです。
全3巻ということもあり、最終巻で急に物語が進んでしまいましたが、一年間の業務を丁度紹介出来ていたと思うので、コンビニバイトをテーマにした作品としては満足のいく内容量だったのかなと思います。
個人的にはすごく好みでしたが、斬新なテーマの作品だったので、どういうお話の進め方をするのだろうと思っていましたが、4コマ作品という軽く読みやすい形だったので快適に読み進めることが出来ました。
夜勤のお仕事をされていて、疲れて重い漫画は読めないけど、癒されたい、という方にはおすすめできる作品でした!
