ネタバレ注意
「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」の5巻の感想です。
カイルから告白されることになったユリアンヌは、ひたすら逃げていましたが、急にモテ期が来て戸惑いますよね笑。しかも二人とも自分のことに興味ないと思っていた人物ですから戸惑うのも分かりますね!
黒いドレスを着たサーシャは迫力も相まってか悪役令嬢のようでしたね。ビジュアルは完全にヒロインよりなのですが、名前が「ゲッスール」なもので、そこだけ見ると悪役ですね…。
社交界に敵だらけのユリアンヌが周囲から認めてもらうために、ユリアンヌは領地の仕事を自分で成し遂げようとしますが、カイルがユリアンヌとの結婚を賭けてアルフレッドと決闘すると言い出します。
これに一体何の意味があるのかと思ったら、多数の貴族の前で公開決闘をしながら、アルフレッドの真意を聞き出し、ユリアンヌとアルフレッドの不仲説を消すためだったんですね。
剣の決闘では経験の差で明らかにカイルが不利ですし、負けた時は自分のプライドも傷つくだろうに、自分が負けても良いようにカイルは動きましたね。
おそらくアルフレッドの次にユリアンヌのことを好きだと思うので、自分が負けると分かった上で決闘を作り上げたのは苦しかったでしょう。もちろんアルフレッドの態度次第では死ぬ物狂いで勝ちに行ったと思いますが。
アルフレッドが自分を「国に生かしてもらっている、自分自身は何も持っていない」と考えるようになったのは姉たちのせいだったのですね。
もちろん国に生かしてもらっているというのは間違いではありませんが、アルフレッドはそれに応えていると言っていいほどの努力をしていたはずです。その努力をユリアンヌだけが見ていてくれたということですね。
ユリアンヌは二人の人生をめちゃくちゃにした挙句に、酷い態度をとってしまったことをカイルとサーシャに謝りますが、二人はそれよりユリアンヌ含めてみんなで家族として幸せに暮らしたいようでしたね。
この様子だとユリアンヌは二人にひどい態度をとっていたかもしれないけれど、どこかで助けになる行動をしていたのかもしれないですね。
アマリアはグライフ王国の「ダーヴィット・グライフ」の協力を得て、ユリアンヌの悪事を暴こうとしますが、グライフは別の目的があったようで、全然探ってませんよね笑。まぁ探っても何も出ないのですが…。
バートはグライフ王国の大公弟だったんですね。通りでサーシャが惹かれるほどカッコいいはずでしたね。なぜオカマっぽくなってしまうのは謎ですが。
ユリアンヌはついに社交界に復帰するようですが、今までの悪評がどう影響して、それをどう覆すのでしょうか!
正直、アルフレッドとくっついたら作品が終了すると思っていたので、続きがあるのは嬉しいですね!(悪役令嬢モノの中でもお気に入りなのです。)
6巻の感想について