ネタバレ注意
「高飛車皇女は黙ってない」の3巻の感想です。
前回ライラを裁き、ミリアーナを救ったクローディアでしたが、ライラのお腹にいる子までも悲惨な目に遭うことを気にしているようでしたね。
ライラ達が子どもが育てられなくなった場合は、即時保護できるよう監視役もついているとのことで、ベリルの優秀さが窺えますね。
「エリック・ブラシオ」王太子は、クローディアが求めている物について知りたがっていましたね。エリックはベリルからクローディアの過去を説明されていました。
クローディアの実母は平民と駆け落ちしようとして捕えられた過去があるとありましたね。
クローディアが第一話で、第三王子「ジルベルト」と平民での男爵令嬢「ララ」との件を見た時はどう思っていたのでしょうか。
自分の実母がしたことに疑問を抱いたのなら、ララと王族との婚姻を止めたのも理解できますね。
神話の「男神ばかりが良い思いをして女神は耐え忍ぶばかり」の内容が良いこととして語られているのは洗脳か?と司書に聞いていたので、男尊女卑に疑問を抱いているのかもしれませんね。
ベリルは過去の内容を途中までしか話してくれませんでしたが、結局クローディアの過去とベリルとの関係性が分からなければ、クローディアを取り巻く環境がどう好転したのかが想像できませんよね。
砂糖菓子令嬢ララは、あれからずっとクローディアに憧れて懐いているようですが、クローディアも邪険に扱うわけではなく、むしろララの置かれている現状を心配していましたね。
ララはララが以前、侍らしていたらしい子息から恨みを抱かれているようで、クローディアはこれから何かが「起こる」ことを予想していたようですね。
子息たちが計画の話をしていた酒場での話で、この世界にも魔獣がいて冒険者がいることが分かりましたね。
大きな街道では魔物は出ないらしいので、しっかり討伐はできているようですが、人間関係に加えて魔獣までかかわってきたら解決するのが難しい問題とかも出てきそうですね。
ララは刺繍や包装の才能があるようですが、商才を持っていたジェール男爵の元右腕の女性は、クローディアの予想通りララの母親で間違いないようでしょうね。
ララはついに子爵たちの罠にはまり、暗い部屋に閉じ込められ、複数の男たちに襲われそうになりますが、ギリギリのところでクローディアが駆け付けました。
この危険な状況をどう解決するのか楽しみですね!
4巻の感想について