ネタバレ注意
「ヤマノススメ」の5巻の感想です。
今回はあおい達が登山趣味さらにハマっていくという感じのお話でしたね。
ゆうかは自分が何をやっても中途半端なことに悩んでいたみたいですが、その気持ちは共感できます。
本人はしっかり努力しているはずなのに、周りの天才たちと比べるとそうなりがちなんですよね。
かえではあおいの体調や気分の不調などによく気が付いていましたが、ゆうかが落ち込んでいることにもしっかり気づいていてすごいですね。登山をしていると色々な観察眼が磨かれるのでしょうか。
あおいもかえでに少し恩返しできたのではないでしょうか。ゆうかを元気づけるためには一人より複数人の方がよさそうですもんね。
かえでが同行者にあおいを選んだのにも理由がありそうです。(本編では何も触れられていないですが)あおいとゆうかが気が合いそうだから合わせた、というのが一番の理由として予想できますが。
ひなたとここなの二人は珍しい組み合わせでしたね。ひなたがここなには上手く接することができない…というイメージでしたが、ここなはやはり大人びていることもあって歩み寄ってくれましたね。
この二人も決して相性の悪い組み合わせではないと思います。一緒に富士山の頂上へ二人で登っていたりしますし。
ここなが使っていた「レインハット」はちょっとほしいなと思いました。確かに雨がひどく降っているときに歩いていると、声が聞こえないので会話できたものじゃないですからね。
普段ならすぐ家に向かって帰ればいいのですが、学生時代の帰り道とかは友人と話しながら帰っていたのでもし持っていたら楽しく帰れたのかな…なんて思いました。
あおいとほのかは一見するとどちらも大人しいので会話も弾まなさそうですが、意外と似た者同士が集まると話が弾んだりするのですね。
北アルプスに行くと言って、一緒に来る?と誘ったほのかに驚きましたね。あまり人を誘うタイプに見えなかったのですが、好んで一人でいるわけではないタイプなのでしょうか。
あおいはお隣の洋菓子屋でアルバイトをすることになりましたが、まさかの接客業とはビックリですね!
やはり登山で人と触れ合って成長したということですね。私よりすごい…笑。
新しいキャラ「ひかり」が登場しましたが、大学二年生だというので主要キャラになるのなら最年長になるのですかね?
いきなり一人でレジをやることになったあおい。今じゃレジ作業はクレジットカードやスマホ決済などでとてもじゃないけれど一日で覚えきれるものじゃなくなりましたよね。
もちろんこの時代(2013年ごろ?)レジも大変だと思いますので、一人でこなせるあおいは相当優秀なのでは…。
ほのかはここなが気になるようですが、何が気に入ったのでしょう?やはり落ち着いた雰囲気が絵になるから写真を撮りたいみたいな感じでしょうか?
宝剣山のバリエーションルートを登り切ったあおいですが、ボルタリングの経験が生きていたのが良かったですね。やはり何事にも意味があると思わせてくれる良いシーンでした。
命綱もない状態で良く崖を登れるなぁと思いますよね。
友人がスキューバダイビングをやっていて、なぜそんな危険なことを進んでやるのかと聞いたら、極限状態になると日常の余計なことを考えない瞬間ができると言っていました。
確かに死と隣り合わせの状態で、明日の仕事嫌だなあとかなんて考えている暇はなさそうですね。あおいも今後もっと危険な場所へチャレンジするのでしょうか。
個人的にはもう少し平和な登山の様子を見ていたいと思います。