今回紹介するのは「私の心はおじさんである」です。
~あらすじ~
40代半ばで冴えないオタク気味のおじさん「山岸遥」は、いつも通り古くて狭いアパートで目を覚ますはずが、起きてみると知らない世界でダークエルフの美少女に転生していました。
転生先のダークエルフの体はとてつもない魔力を持っているようで、強力な魔法を使うことができました。
魔法を使用したときに「ラルフ=ヴォーガン」という親切な冒険者に出会うことができ、遥は自分が記憶が欠落しているという説明をし、この世界のことを教えてもらいつつ、町に案内してもらうのでした。
良かった点
①中身がおじさんだけれども、容姿は美女
私も子どもから見ると冴えないおじさんになってきたので、主人公の遥に親近感を感じられて自己移入できるのが良い点だなと思いました。
異世界転生はもはや若い世代より、私たちのようなおじさん世代の方がなじみ深いと思いますし、昨今の若い主人公(中身)にはなかなか自己移入できなかったので個人的にはドストライクな設定でした。
加えて冴えないおじさんがそのまま主人公というのもありきたりな設定なので、中身がおじさんのまま美女化するというのは夢があって良いと思いました。
今はよくVRchatなどで、おじさんが美少女アバターの中に入っていることを考えてもらえば需要はバッチリかと思います。
②多くの謎
世界のことや自分の体のことなど、知らない情報があってそれを明らかにしていき、どう世界に馴染んでいくのかを考えると、とてもワクワクできる内容だなと思いました。
③世界観や設定
純粋なファンタジー世界なので、魔法の原理や冒険者の設定などが分かりやすいのが良いと思いました。
この内容にはゲームウィンドウなどが無いほうが合っていると思うので、それも高評価でした。
気になる点
①ファンタジー世界での扱い
現実世界では冴えないくらいおじさんで、周りからの評価もおそらく低めなはずだったのに、魔法が使えるからといって扱われ方が180度変わるのは少し急だなと思いました。
~おすすめ度~
★★★★☆(4/5)
この漫画は「おじさん主人公」「美少女化」「最強主人公」「ファンタジー」と言う設定が好きな方にオススメできる作品です。
アラサー後半やアラフォーなどの方で、引き込まれるようなワクワクする漫画を読んでみたいという方にはおススメ出来ます。
最近の異世界転生モノの中では斬新なほうなので、異世界転生モノにマンネリしている方にも向いていると思います。