ネタバレ注意
「お前、タヌキにならねーか?」の7巻の感想です。
新しい妖「土竜」が登場してきましたね!
ソロキャンを満喫している若者が「誰かといると些細な会話ですら気を遣う」けれど「一人が特別好きってわけじゃない」というのを見て、すごく分かる!!ってなりました。
もちろんソロ活も好きですし、それぞれの良さがあるのですが、正月やお盆休みに親友と会うとやっぱり気が許せる人と一緒に何かするっていうのは楽しいなって思いますからね。
大人になってからできた友達って、やっぱりどこか気を使ってしまって遊んでいても疲れるんですよね…。こがね丸みたいな相手を身構えさせないような人と友達になりたいですが、それにはまず自分からそうならないとですね!
ドンブリヤマフィスティバルの話の最初のリンちゃんの表情面白かったですね!常に素敵笑顔なリンちゃんがああいう表情を見せるのはギャップがあって笑っちゃいました。
お祭り内では今までこがね丸達が幸せにしてきた人達が総出で楽しそうに祭りを回っていて、一瞬最終回かと思ってびっくりしちゃいましたよ汗。
ハヤトと師匠はたまたまこがね丸に会って3人で回ることになりましたが、ハヤトは師匠をこがね丸に取られて一瞬闇落ちモードに入りかけましたが、動物園のタヌキを見て素直になればいいということを思い出したのはエモかったですね。
この二人は将来、ハヤトが人間として成長して、師匠の思春期や反抗期をハヤトが受け止めるという感じになるのでしょうか。
高校生?の男の子と女の子(月野)のお話はあっさりしていましたが良い気持ちになれるお話でしたね。こういう青春時代の悩みというのはまったくと言っていいほど経験がないので、恋愛ってこんな感じなんだなぁ(お口ポカーン)って見ています笑。
藤万は自分以外のことも考えられるようになり、側近やこがね丸達と楽しく過ごしているようで良かったです。藤万が正体を見せるのは特別なことらしいので、この森のみんなは藤万にとっての特別になれたということでしょうか。
緑雲がこがね丸を古着屋に連れて行って、こがね丸に何を見せるのだろうと思いましたが、まさか土竜の妖だとは…。
土竜は結構暗めのミステリアスな感じの人物でしたね。彼もまた人間(紫雲)と戦ったようですが、今のところ人間に対して敵対心はなく、むしろ気遣えるくらい友好的なのに驚きました。店主の優しさに触れたからですかね…?
こがね丸が風邪をひいて鼻が利かなくなったので、みんなでユキに変化していたずらしてやろうといろいろやってましたが、小豆丸が黒ユキちゃんをやったおかげでユキにとって嬉しいことが起きたので、流石小豆丸と言ったところでしたね!
7巻もあっという間に終わってしまいました。それにしても私もタヌキになりたいです~。皆さんと一緒に抱えている現代の社会の辛さに疲れてしまいましたよ~泣。
8巻の感想について