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スーパーカブ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「スーパーカブ」です。

この漫画は「原付」「大人しくて可愛い主人公」という設定が好きな方におススメできる作品です。

突如母親が失踪し、父親も頼れる親戚もいない状態になってしまった女の子「小熊」。

両親無し、友達無し、趣味無しと何もなくなってしまった小熊でしたが、ある日通学中に原付に乗っている生徒を見かけます。

通学路が長く、坂道もあったため、小熊は早速バイクショップに向かいます。

しかし、原付は10数万と高く諦めようとしましたが、店主に中古なら1万円のものがあると言われました。この原付は人を3人殺しているからの値段でした。

小熊はそれを聞いてもかまわず購入することにしました。その後免許を取り、新品のヘルメットとグローブと共に中古の「スーパーカブ」を乗り回していくというお話です。

良かった点

①カブに乗りたくなるような気持ちにさせてくれる

小熊が楽しそうに走っているのと、走行による爽快感が巧みに表現されており、見ていて楽しかったです。

②風景が綺麗

大きなコマがそこそこ出てくるのですが、どれも迫力感のあるものになっていて、見渡しの良い道路や山道の風景などが出てきて、今すぐに走りたくなるようなワクワク感が湧いてきて良かったです。

③小熊が可愛い

カブがメインなのはもちろんですが、乗り手もしっかり考えられた可愛いキャラだったので、より快適な気分で読めました。

気になる点

①小熊の性格と立場について

小熊の性格はもう少し明るいほうでもよかったのではないかと思います。境遇などの理由で周りから孤立しているというのは、要素として必要なかったのではと思いました。

2巻の感想について