妻の機嫌で天候が変わる話 1巻レビュー - アラサー男性の読みもの【アラサー漫画レビューブログ】

今回紹介するのは「妻の機嫌で天候が変わる話」です。

この漫画は「神様とラブラブな関係」「昔の時代の夫婦関係」という設定が好きな方におススメできる作品です。

一般人である昭之には、雷華という雷神様の妻がいました。

昭之は少年時代、夏の暑さにやられていたところを雷華に助けられました。

昭之は雷華に一目惚れをし、自分と夫婦になってほしいと婚約を申し込みます。

雷華は「私より背が高くなった時に気持ちが変わらなければ」と言い、昭之は大人になって再度雷華に結婚を申し込みます。

雷華は自分が人間でないことを明かして、それでもなお自分を娶りたいかと聞くのですが、昭之は雷華が人間ではないことをまったく気にしませんでした。

そうして二人は夫婦になったのですが、昭之は普通に年を取っていくのに、雷華は年を取らず見た目が変わらないので、よく親子にみられるのを雷華は気にしていました。

雷華は雷神様なので天候を操ることができるのですが、まだ制御できず、気分次第で天候が変わってしまうという現状で、少しでも感情が動くと大きく天候が変わってしまいます。

雷華の姉は雷華が昭之と最後まで添い遂げるために、雷華に感情に左右されず天候を操る力を制御できるようになるための課題を与えていきました。

妻思いで優しい夫と、夫と少しでも同じ時間を大切に過ごしたいと思う大和撫子的な妻の、心温まるお話でした。

お淑やかなキャラは感情を出す表現が乏しく、見ていて派手さが足りないと思うのですが、それを天候で感情の変化を描くという斬新な発想が面白かったです。

個人的に、神様と人間ではあまりにも身分（存在？）がかけ離れていると思っているので、神様と夫婦になるという発想がなく、その固定概念を超えてきたところに興味を惹かれました。

おそらく後の巻で説明があると思うのですが、町の人々が雷神様である雷華を普通に認識していて、珍しいという反応がそこまでなかったのが気になりました。

2巻の感想について