今回、紹介させていただくのは、「俺の死亡フラグが留まるところを知らない」です。
今作の主人公は、どこにでもいる日本の大学生「平沢一希」が、テレビ用ゲームソフトBrave Heartsの中のキャラクター、ストークス家の長男ハロルドとして、生きていくという漫画です。
ハロルド・ストークスのゲーム内の立ち位置で言うと、まさに最悪な性格であることから、ユーザーにも嫌われていて、8年後に破滅する大変なキャラクターになってしまった!というところから始まります。
よって、ハロルドは破滅を回避するために、原作のBrave Heartsのシナリオに沿いながら、自身の行動を少しづつ、原作のような非道な行動を避けて生きていきます。
そこで問題になるのが、ハロルドの両親です。ハロルドとの仲は至って良好なのですが、貴族以外を人間とは見なさず、領民を苦しめているので、両親とともに行動していたら、おそらく破滅してしまうでしょう。なので、両親に怪しまれないように水面下でハロルドはゲームの知識を使って、対策していきます。
この漫画の良かったところをまとめていきたいと思います。
良かった点
①主人公のキャラが原作と極力ぶれないようになっている。
これは、ハロルドが原作と乖離しないように立ち回っているのもありますが、面白いのが、口調が尊大になってしまうという謎の力が働いていて、悪役になりきれていてとてもかっこいいです。
②ハロルドの周りの人間が、今のところ善人が多い
最初からいきなり、敵になるような人間が出るわけでもないので、忙しくもじっくりと計画を進められているので、見ていて気持ちがいいです。
③ハロルドの立ち位置
個人的な好みなのですが、ラスボスよりも中ボスで、しかも単体のボスというのが、新しくていいなと思いました。Brave Heartsの主人公と対峙するシーンが楽しみです。
今回、珍しく残念だなーと思ったところはありませんでした。
総評としては、自分としてはドストライクな作品で、かっこいい主人公や可愛い女の子キャラ、面白いストーリーの3拍子がそろっているので、ぜひ読んでみて下さい!
漫画 | 乙須ミツヤ |
原作 | 泉 |
キャラクター原案 | Aちき |
価格 | 700円+税 |
ページ数 | 158ページ |