疑似ハーレム最終巻感想 - アラサー男性の読みもの【アラサー漫画レビューブログ】

ネタバレ注意

以前、瑛二は凛の芝居じゃなく凛本人が好きだと伝えましたが、甘えんぼちゃんや小悪魔ちゃんは「私のこと振った」と不満そうでした。

買い物に行く当日、凛は小悪魔ちゃん達も好きになってもらえるよう、芝居をしながらデートをすることにしたのでした。

まさに疑似ハーレムですね。今までは瑛二のために芝居をしていましたが、これは完全に自分の為にやっていますね！

色々な刺激をくれる彼女というのも、面白くて良いんじゃないでしょうか。

二人で砂浜を歩いていると、凛が「濡れたら死んじゃうわよ。」と冗談を言うので、二人で波打ち際で遊びます。

凛は滑って濡れてしまい、瑛二は「凛」のことを心配したので、ツンデレちゃんは「私も同じように（瑛二が）好きだから…」と言います。

瑛二はそんな凛を見て、どんな凛でも好きだと伝えたのでした。

カップルが砂浜で芝居をしながらイチャついている…。

ラブラブといったら砂浜で「捕まえてごらんなさい～」みたいなベタなシーンが浮かびますが、これはそれに通ずるものがありましたね。

瑛二を落とせて喜んでいる凛の笑顔が可愛かったです。

演劇サークルのつーちゃんが「恋に落ちるショートストーリー」の作品募集に応募することにしました。

肝心のネタがなかったので、凛の実体験（本人は否定）を元にすることにしました。

凛が敬語に戻ったり、凛の呼び方が「七倉」になったりして懐かしかったですね。

凛の実体験が元だと思いますが、前回の0話のように、1話より前のお話も見てみたかったですね！

応募したショートムービーで凛が可愛いとバズり、芸能事務所からの凛へのスカウトもきたのでした。

凛はスカウトを受けて役者の道を進むか、瑛二との日々を取るかで苦悩します。

凛は役者より瑛二といる道を選びますが、瑛二は凛が何も失わないように、凛が役者になっても、自分が裏方で出世して同じ現場で働けるようになってみせると言うのでした。

凛は瑛二の願いも叶えたいと言い、願いを聞きますが、瑛二は凛に追いついたら言うと答えたのでした。

やっぱり世間的に見ても、やっぱり凛ちゃんは美少女だったのですね。演劇部に入ったのも役者を目指すという夢があったからなんですね！

瑛二は偶然凛がいる夜の学校に向かったり、その後の話で出てきますが、本当に裏方で出世したりと、凛の相手にふさわしい男でしたね。

仕事場で再開した二人。瑛二は無事にTV局で働けるほど出世をしたので、以前凛に言わなかった、叶えてほしい願いを伝えました。

欲を言えば、やはり出会った頃のお話を見たかったですが、納得の終わり方と言う感じでした。

鈍感な主人公と頑張り屋な恋する乙女が徐々に関係を深めていくという、一見は普通の恋愛漫画でしたが、特色として1話ごとのページ数が少ないことで、余計なシーンがなく、大変テンポの良い作品でした。

また、凛の恋敵というものがほぼ存在せず、瑛二と凛だけのお話が多くて、二人の関係性の変化がより分かりやすかったのも良かったです。

恋愛漫画にいがちな、ヒロインの中から一人を選べない優柔不断な主人公が苦手なら、この漫画はとてもオススメできます。この主人公にも優柔不断なところはあるのですが、相手の女の子は常に一人ですからね！

こんな青春を送りたかったなあと思える、理想をしっかりと描いた男性のツボをよく抑えている良い漫画でした。