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やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます 1巻 レビュー


今回紹介するのは「やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます」です。

ゲームやアニメが好きなごく普通の営業サラリーマン「神田一」が、自分のプレイしたことのある乙女ゲーム「ときレラ!」に登場する悪役令嬢の取り巻きモブ「リッド・バルディア」に転生します。

リッドの母「ナナリー」は、不治の病「魔力枯渇症」にかかっており、リッドはその不安から周囲に怒りをぶつけていて、妹の「メルディ」との心の距離も離れてしまっていました。

リッドは将来、悪役令嬢の共犯者として、断罪されて裁かれ追放されたり、戦死または処刑されてしまいます。

それを避けるため、自分一人でも生きていける力を磨くためお金を稼ぐことにしました。

さらに魔力枯渇症にかかっているナナリーの治療をすることで、崩壊してしまった家庭関係を修復し、断罪を回避して真っ当に生きるための糸口を見つけることを優先することにしました。

リッドはゲームでは初期能力が低く使用する人は少なかったのですが、実は全属性の魔法の素質がある攻略に役立つキャラだという事を一は覚えていました。

よって魔法の家庭教師「サンドラ・アーネスト」を父親の「ライナー」に手配してもらい、魔法を学び、騎士「ルーベンス」に武術を教わりました。

同時にクリスティ商会の「クリスティ・サフロン」に、この世界には無い化粧水やリンスの販売を任せ、お金を工面するのでした。

良かった点

①先の展開が楽しみな漫画

ゲームでのリッドが化けるキャラという事もあり、今後どれほど成長して、ゲームの舞台になったら、メインの登場人物、他種族にどのような影響を与えるのかを考えるととても楽しみに想える内容でした。

②細かい点もしっかりしている

化粧水とリンスを開発するためライナーに資金を貰ったり、それをクリスに売ってもらうために商売の話をするのですが、そこで県や魔法の世界では活かしにくい営業職だったという点を活かしているのが良かったです。

③キャラ絵が好み

思ったより名前有りのキャラが多く、どれも個性が分けられているのが良かったです。

気になる点

①モブキャラなのに強いし容姿が良い

どの程度の強さなのかは分かりませんが、モブキャラが強いのは少し強引な設定かなと思いました。さらに見た目が良いと来れば、どう考えてもモブキャラに収まる枠ではない気がします。

②ステータス値がない

私は構わないのですが、数字での成長を見たいという方には注意いただきたい点です。

2巻の感想について